「GE 巨人の復活」の本に書いてない部分の感想
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2 min readAug 19, 2017
GEという旧い会社がシリコンバレーっぽく生まれ変わった自慢
会社をガラリと変えるってすごいよな。特に大企業が変えるなんていうのは。実際どうやったんだろ、と思って(自慢が2000%だとわかっていても)読んだのが本書でした。
色々見回してたら、読みながら考えてたことが吹っ飛んだ。それがこちら。
そういえばそうだった。GE Moneyは日本だと「ほのぼのレイク」とかやってたのをキレイさっぱり売却して整理、製造業とITに大転換して売上をちゃんと立てた。これを迅速にやりきった経営陣が立派。
本書に書いてあることで、面白いと思ったのは
- Predixを基盤にSaaSの業態をつくったこと(こんなに本気だったのは知らなかった)
- IBMやOracleといったベンダーが提供できないこと、すなわち製造業のIT化に注力したこと。ドメインの知識を活かしたこと(差別化の考え方)
- 上の方の役職から順次「シリコンバレーっぽくなるための人材育成プログラム」を受講していって思想刷新したこと
とかが印象に残りました。
もし「自社をシリコンバレーのようなダイナミックな会社にしたい」人はぜひ読んでみたら良いと思います。ただし途方にくれるかもしれません。これは巨人GEと関係あるかわかりませんが、「自分も企業文化を少なからず変えられる」と信じる人はそのままやればいいと思います。どこかでお会いしましょう。