培養肉の将来を託された男

現地時間18日から20日にかけて、培養肉(In-Vitro Meat)の将来を考えるカンファレンス「First International Symposium on Cultured Meat」がオランダのマーストリヒトで開かれました。

バイオマテリアル、血清を使わない細胞培養、3dバイオ・プリンティングなど、培養肉に関連する様々な技術に関する議論と発表が相次いだ本カンファレンスですが、やはり最大の目玉は、「5年以内に培養肉を市場に投入すると発表した、マーク・ポスト教授(マーストリヒト大学)率いるチームの動向です。

培養肉一般化を担う業界のベテラン

MesoMeatと名付けられた新会社は、マーストリヒト大学で予てより研究されてきた培養食肉の一般化を推し進める目的で設立されました。

そして、スケールの難しさが一つの論点と言われてきた培養肉を、ビジネスとして成立させる役割を担うのが、予てよりチームのビジネス開発を担当してきたPeter Verstrate氏です。

Verstrate氏は、数々の企業にて研究開発やプロダクトマネージメントを統率し、2015年の3月より、マーク・ポスト教授率いるマーストリヒト大学の研究室にて、培養肉の一般市場導入を画策してきました。

研究室のウェブサイトによると、Verstrate氏は研究開発、原材料調達、生産、流通機能の構築と改善を専門としていますが、オランダのヴァーヘニンゲン大学にてフードテクノロジー及び農業修士も取得しており、高いレベルでの事業及び技術開発力が求められる培養肉事業を率いる上で適任の存在と言えるでしょう。

Verstrate氏は、「培養肉が市場に並ぶ将来に大きな興奮を感じています。培養肉が既存の食肉の代替品として提供された時、多くの人が我々の製品の倫理的側面に共感し、手に取ってくれると確信している」と、BBCのインタビューに対して自信に満ちた回答を示しています。

財務戦略などの詳細はまだ明らかになっておりませんが、まずは市場投入までの5年間を如何に乗り切るか、その手腕が問われています。

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