【定期活動報告】第一回細胞農業会議が開催されました

Shojinmeat Project
Shojinmeat Japan
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3 min readMay 28, 2018

第1回細胞農業会議が開催されました。

3月2日、東アジアで初めてとなる細胞農業に関する研究会「第1回細胞農業会議 ~純粋培養肉は再生医療から宇宙農業へ~」が、(株)リバネスが主催する「超異分野会議」の一セクションとして開催されました。

Shojinmeat Project #研究 クラスタで、インテグリカルチャー(株)代表の羽生がオーガナイザとして開催された本研究会は、米国から細胞農業の概念を作ったことで知られるNPO法人”New Harvest”のErin Kim氏を、国内からは再生医療で先頭集団を走る東京女子医科大学・TWIns所長の清水達也教授、東京農業大学で生命科学の農学応用で数々の賞を受賞している尾畑やよい教授、インテグリカルチャー(株) CTOの川島が登壇しました。

羽生による開会挨拶の様子

会議は和気藹々とした雰囲気の中、羽生による開会の挨拶からスタートしました。
Erin Kim氏からは細胞農業の歴史的背景、畜産が環境に与える影響、Ner Harvestで仕事を始めた理由等について講演がありました。その後、川島から牛胎児血清を用いることなく細胞培養を進めていくためのアイデアについての講演を経て、尾畑教授からは人工的な環境下で卵母細胞から卵細胞への成熟を進める方法について、清水教授からは温度依存で親水性・疎水性を切り替えられる高分子材料を利用したシート状の細胞を用いた医療技術とその細胞農業への応用についてお話いただきました。

川島の講演

当日の様子はNew Harvestのアカウントからもツイートされておりました。

日本でもっと細胞農業という概念が広まっていくよう、皆様からの支援を受けての研究にもこれまで以上に力を入れていきます。

*【定期活動報告】はクラウドファンディングサイトcampfireのパトロン限定記事を2~3ヶ月遅れで転載しております。

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Japan-based cultured meat and cellular agriculture citizen science project