【定期活動報告】WS『細胞グ。~あなたの体はあなたのもの、なのか?~』を開催しました
3月17日に渋谷FabCafe MTRLにて、細胞培養における基盤技術の一つである細胞抽出を実際に体験したのち、細胞培養が当たり前になった未来を創造するためのWS『細胞グ。〜あなたの体はあなたのもの、なのか?〜』を開催しました。
前半のパートでは以下の流れに沿って細胞培養の歴史や細胞梅用の具体的な方法についての講義を行いました。
〇細胞とは何か
卵は一つの細胞
最大の細胞は15kg
細胞を最初に観察した人は誰か
細胞説:生物はみんな細胞からできている
細胞から組織、組織から臓器、臓器から人間!
〇細胞培養とは何か、
リンゲル液の発明
リンゲル液の中での組織の維持
培養皿上での細胞分裂の確認
抗生物質の発見
細胞株の樹立
ヒト細胞株「HeLa細胞」の樹立
イーグル培地の発明
ES細胞の樹立
iPS細胞の作成
〇細胞培養に必要なもの
細胞培養に必要なもの
細胞培養に必要な栄養
細胞培養に必要な環境
〇細胞の抽出方法
必要なもの
〜ベンチの清掃方法〜
〜細胞抽出を行う前に〜
〜細胞抽出の手順〜
当日は #研究クラスタ メンバーの手ほどきのもと、15名の参加者が1時間ほどかけて細胞の抽出作業を行いました。初めてとは思えないほど器用に各部位の抽出を行い、12穴ディッシュへ移された組織や2日前に同様に抽出し培養していたサンプルを、顕微鏡を用いて観察しました。
午後には、培養肉について考えるためのデザイン”Design for Rethinking of Meat Consumption Vol.1"を作成したアーティスト・芳武さんの新作品3点をお披露目し、何故そのような作品を思いつくに至ったのかを自身の経験をなぞらえつつじっくりと説明。
その後、
・困っていること
・好きなもの
・体の部位
をそれぞれ6つあげて紙に記してもらい、サイコロを3つ振り、出た目に書かれているものから強制的に発想させる方法を用いて個人でアイデアを出してもらいました。その後、テーブル内の他のメンバーとアイデアをシェアしながら想像を深めてもらい、またサイコロを振り出た別の目に沿って…と3回繰り返すことでアイデアをたくさん出してもらい、最終的には4コマ漫画でアウトプットしてもらいWSを終えました。
今回のWSを通じて新たにShojinmeat Projectに加わってくれるメンバーも増え、純肉に対するアンケート調査も実地でき、非常に意義のあるWSだったのではないかと考えています。
当日の様子がよくまとまった記事も公開されていたので是非そちらもごらんください。
*【定期活動報告】はクラウドファンディングサイトcampfireのパトロン限定記事を2~3ヶ月遅れで転載しております。