二次創作公認プログラムの開始と手数料の改定、規約等の変更につきまして

Kazunari Kida
skeb_jp
Published in
8 min readMay 31, 2019

いつもSkebをご利用いただきありがとうございます。

2019年6月7日0時(日本時間)より、サービス手数料、利用規約、ガイドラインを改定・変更させていただくとともに、ファンアートの原則売上の10%を原著作者さまにお支払いする「二次創作公認プログラム」を開始させていただくことになりました。

サービス手数料改定のお知らせ

クレジットカードが不正利用された場合、不正利用された分の売上は後日店舗からカード会社に返還しなければなりません。
これを「チャージバック」と言います。ほとんどのパトロンサービスやEC代行サービスでは、チャージバック発生時にクリエイターのみなさんにその分の売上をお支払いしないのが一般的ですが、Skebでは報酬の未払い防止に努めたいと考えており、今までSkebが補填しておりました。

海外のクライアント増加に伴ってクレジットカードの不正利用が増加しており、補填費用の負担が拡大していること、有料の不正利用検知システムの導入を進めていること、そして、後ほどご説明させていただきます「二次創作公認プログラム」を開始することから、現在のサービス手数料13.6%ではサービスの維持が困難となるため、15%に改定させていただきます。
現在のサービス手数料は2019年6月7日0時(日本時間)までに承認されたリクエストに適用され、
新しいサービス手数料は2019年6月7日0時(日本時間)より適用されます。

なお、現在実施中のサービス手数料3.6%キャンペーンは、新手数料適用をもって終了となります。
みなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いできれば幸いです。

二次創作公認プログラム開始のお知らせ

Skebではクリエイターの方々が安心してファンアートを投稿できる場作りを少しでも進めるとともに、バーチャルYouTuberの方々やSNSでオリジナル漫画シリーズを連載されている小規模権利者の方々をご支援させていただきたく、ファンアートの原則売上の10%を原著作者さまにお支払いする「二次創作公認プログラム」を開始させていただくことになりました。

・Skeb内でファンアートが生まれ、その原著作者さまが本プログラムに事前登録されていた場合、原則として原著作者さまに売上の10%をお渡しします。
・原著作者さまはSkeb運営と条件を調整し、売上の受取を行う(本プログラムを適用する)イラストはシステムが自動的に選定します。
(原著作者さまの意向次第ではNSFWを含めたすべてのファンアートから受取も可能です。)
・どのイラストから売上を受け取ったのか(どのファンアートに本プログラムが適用されたのか)クリエイターを含め、原著作者さま以外は知ることができません。
・原著作者さまへの支払いはサービス手数料の中から捻出するため、クリエイター・クライアントともに追加の手数料は不要です。
・売上の受取を拒否されても(本プログラムが適用されなくても)、自動的にイラストが削除されたり取引が無効にはなりません。
・本プログラムは原著作者さまがファンアートのクリエイターに対して、著作権の二次利用を自動的に許諾するものではありません。
ファンアートの二次利用可能な範囲は公認・非公認に関わらず、今後もそれぞれの作品のガイドラインに従ってください。
(公認のファンアートだからといってそのイラストを使ってグッズを作りAmazon等で販売する権利等はもらえません。)
・原著作者さまはSkeb内で取引された自身のファンアートについて、クリエイターの許可なく二次利用することができます。
(例えば原著作者さまがバーチャルYouTuberの場合なら、動画のサムネイルなどに使用される場合があります。)

二次創作公認プログラムは2019年6月7日0時(日本時間)以降に承認されたリクエストに適用されます。

二次創作公認プログラム コンテンツホルダ(原著作者)さま募集のお知らせ

5月28日よりメールマガジンやTwitterにてご賛同いただけるコンテンツホルダさまを募集させていただき、東北ずん子さんをはじめとして、すでに13団体のコンテンツホルダさまからお申し込み・ご登録をいただいております。

本プログラムを通して、クリエイターの方々が安心してファンアートを投稿できる場作りを少しでも進めるとともに、特に、バーチャルYouTuberの方々、コミティアやTwitterなどでオリジナル漫画シリーズを発表されている方々など、小規模権利者の方々のご支援ができればと考えております。
バーチャルYouTuberの方々は動画の広告収入や企業案件以外では収益を得るためのスキームが少なく、Web漫画においても出版まで収益化の手段が乏しいと中の人は考えていました。

この仕組みが他のサービスを含めて広がることで「ファンアートを描いて応援」「リクエストして応援」ができるようになればと考えております。
マネーロンダリングや不正利用を防止するため、一定の条件を設定させていただかざるを得ない状況ではありますが、Skebでは本プログラムにご賛同いただけるコンテンツホルダさまをジャンルを問わず募集しております。
個人でも法人でもご登録いただけます。バーチャルYouTuberのプロダクションや出版社のみなさまも大歓迎です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。

また6月中に、本プログラムの対象となるファンアートをリクエストされたクライアント、納品されたクリエイターの双方に何らかの優遇をさせていただくキャンペーンを予定しております。

利用規約変更のお知らせ

二次創作公認プログラムにご登録いただいた原著作者さまがご自身のファンアートを二次利用可能とするために、利用規約を下記のように変更します。

☆ 変更前

第6条 知的財産権の帰属及び使用許諾
1. 作品の著作権その他一切の権利は、販売者に帰属します。
2. 運営会社は、投稿コンテンツに関して、本サービスの役務の提供、利用促進、改良、メンテナンス、運営会社または本サービスの広告、宣伝に必要な範囲内で、無償かつ非独占的に使用および改変等をすることができるものとし、利用者はこれを許諾するものとします。
3. 運営会社は、前項に定める形で投稿コンテンツの情報を使用するにあたっては、情報の一部または氏名表示を省略することができるものとします。

☆ 変更後

第6条 知的財産権の帰属及び使用許諾
1. 作品の著作権その他一切の権利は、販売者に帰属します。
2. 運営会社および運営会社が個別に許可した事業者は、投稿コンテンツに関して、本サービスの役務の提供、利用促進、改良、メンテナンス、運営会社または本サービスの広告、宣伝に必要な範囲内で、無償かつ非独占的に使用および改変等をすることができるものとし、利用者はこれを許諾するものとします。
3. 運営会社および運営会社が個別に許可した事業者は、前項に定める形で投稿コンテンツの情報を使用するにあたっては、情報の一部または氏名表示を省略することができるものとします。

新しい利用規約は2019年6月7日0時(日本時間)より適用されます。

ガイドライン変更のお知らせ

二次創作公認プログラムでは、適用作品か否かを全文検索(キャラクターの特定)と画像認識(NSFWのレベル判定とキャラクターの特定の補助)の両方を用いて判定しています。
ファンアートの判定精度を高め、原著作者さまへ正確な還元を行うために、現行のクリエイター・クライアントガイドラインに「Skeb外での打ち合わせ禁止」を追加させていただきます。
もとより非推奨ではありましたが、本文が「TwitterのDMでお願いしたもの」など第三者が識別不可なリクエストについては、今後ガイドライン違反として取引・支払いの無効化などの措置を取らせていただく場合がございます。
「Twitterの固定ツイートにある自分のオリジナルキャラクター」などは今後も引き続きご依頼いただけます。

詳細な打ち合わせを要するご依頼はSkebには向いていません。
メールと銀行振込を併用した直接のご依頼の他、SKIMAさんやココナラさんなども併せてご検討してみてください。

新しいガイドラインは2019年6月7日0時(日本時間)より適用されます。

今後ともSkebをよろしくお願いいたします。

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