Skebを運営する株式会社スケブ、株式会社実業之日本社による買収のお知らせ

Kazunari Kida
skeb_jp
Published in
Feb 12, 2021
創業124年の老舗出版社とネットクリエイター向けプラットフォームの緊密な協力体制によって、新たなクリエイター支援事業を推進します。

株式会社スケブ(本社: 東京都千代田区、代表取締役: 喜田 一成)は、株式会社実業之日本社(本社: 東京都港区、代表取締役: 岩野 裕一)が2021年2月12日付で過半数の株式を取得したことから、同日より株式会社実業之日本社の子会社となりました。

重要なポイント

今後の運営方針につきまして、創業者はSkebの開発業務からは引退しますが、引き続き創業者が運営会社の代表取締役を務め、運営方針の決定、機能の追加、仕様の変更、手数料の変更、およびキャンペーンの開催は創業者に一任されています。
株式会社実業之日本社の協力の元、4月より新規にエンジニアの増員が決まり、新規機能を開発できる体制の整備を進めています。

手数料の急増はなく、クリエイターファーストの方針に一切の変更はございません。ご安心ください。

創業者は、以前より個人運営のサービスで月間2億円の取引を扱うことは好ましくないと考えていました。お金を扱うサービスである以上、Skebを今後どうしていくか考える上で、大手企業の傘下に入ることがクリエイターの皆様が最も安心できる方法であると決断しました。
創業者は今後、仮に創業者本人が急病で倒れたとしても、サービスがずっと維持されるような磐石な運営体制の整備に尽力します。

株式会社スケブは、国内外から日本のクリエイターに対してイラストや音声データを有償でリクエストすることができるコミッションサービス「Skeb」を運営しています。100以上の言語に対応した自動翻訳機能と越境決済機能によって、案件の約20%が海外からの利用となっています。

業界最安値の手数料と最短即日入金の報酬サイクルが特徴で、昨今の情勢の変化により、新たな収入源を求めるクリエイターの登録が急増し、総ユーザー登録者数100万人超、クリエイター登録者数約5万人、月間取引高約2億円と2021年2月現在、国内最大級のコミッションサービスとなっています。

株式会社実業之日本社は、経済雑誌「実業之日本」を創刊した1897年を創業年とし、ビジネス、文芸、趣味実用、旅行ガイド、漫画、教育図書と幅広い刊行物を手がける歴史ある出版社です。

ブロックチェーン技術を基にした「出版コンテンツの総合的な権利処理基盤の構築」(経産省助成)の実証実験を行うなど、積極的な先端技術の採用を進めています。

株式会社スケブは、創業より代表取締役1名のみでSkebの企画・開発・運営を行っていましたが、1名でのサービス維持が困難となる利用者増が継続しているため、このたび、株式会社実業之日本社による強力な支援を受けて、Skeb事業の拡大と新たなクリエイター支援事業を推進します。

株式会社スケブと株式会社実業之日本社は、プラットフォームとコンテンツホルダーという異なる業種でありながら、ともにクリエイターに対する支援のあり方について共通認識を有し、積極的に先端技術を採用する姿勢が一致しています。

双方にとってメリットをもたらす事業上のシナジーの創出が期待できるため、今回の買収が成立しました。

【株式会社スケブ 概要】
会社名: 株式会社スケブ
設立: 2017年8月1日
資本金: 550万円
代表者: 代表取締役社長 喜田 一成
所在地: 〒101–0022 東京都千代田区神田練塀町3番 富士ソフト秋葉原ビル12F

【株式会社実業之日本社 概要】
会社名: 株式会社実業之日本社
設立: 1897年6月10日
資本金: 3,300万円
代表者: 代表取締役社長 岩野 裕一
所在地: 〒107–0062 東京都港区南青山五丁目11番9号 レキシントン青山4F

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