自分たちは大丈夫?テレワーク導入に出遅れないための対策

Mika Suzuki
SmartFlow
Published in
9 min readJul 29, 2020
在宅勤務で必要な対策ってなに?

新型コロナウイルスでテレワーク(在宅勤務)を導入する企業が増えていますが、中には「テレワークとは何か」漠然とは理解しているが「今ひとつ意味がわからない」ので、もっと簡単に教えて欲しいと思う人も多いと
思います。
また、テレワークを導入するのに具体的に何が必要か。
導入にかかるコストや、国や自治体から助成金や補助金などの支援を受けられるのか。など、なるべく簡単にわかりやすく解説したいと思います。

目次:

テレワークとは?
テレワークの導入方法
テレワークを快適にしてくれるツール
テレワーク導入に対する補助金や助成金

📝 テレワークとは?・・・

「場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」 を行うことをさします。

ということは、自宅にいても会社にいても、深夜に仕事してもはたまた早朝に仕事をしても、あなたの好きな働き方で柔軟に勤務できるということです。

テレワークの3・・・

テレワークは働く場所によって、

・自宅利用型テレワーク(在宅勤務)
モバイルワーク
・施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務など)

の3つに分けられます。

恐らく皆さんが知りたいのは1番目の「自宅利用型テレワーク(在宅勤務)」についてだと思いますので、在宅勤務に絞ってお話をしていきたいと思います。

🔴 テレワークの導入方法

では、テレワーク導入にあたり、何が必要でしょうか。

先ほどの、日本テレワーク協会によると在宅勤務では、自宅にいて、会社とはパソコンとインターネット、電話、ファクスで連絡をとる働き方とあります。

最低限必要なものは、

・ パソコン
・ インターネット環境
・ 電話
・FAX

となります。

在宅勤務したいけどできない、方法が見つからない人も多いはず・・・

パソコンは会社から支給する場合もありますが、殆どは個人所有のパソコンを使っているのでは無いでしょうか。使い方にもよりますが通常の業務であれば、ノートでもデスクトップでも普通のパソコンで大丈夫です。

しかし、あまり古いものの場合はビデオ会議が、ビデオの遅延などで上手く出来ない場合も考えられます。
(ビデオ会議などは、社内でセキュリティー問題で禁止されている場合もあるかと思います)

また、インターネット環境ですが、今は殆どの家庭でWi-Fiを導入済みではないでしょうか。

📣 最近は、在宅勤務・テレワークがメインの働き方になり、交通費の代わりに通信費を会社側が負担してくれることがあります。

会社支給のスマートフォンをお持ちであれば、営業電話も困ることなく行え、通信費も会社負担となれば導入しやすいですよね。

FAXは資料などを紙でやり取りしなければならない特別な理由が無く、メールやメッセンジャーアプリ、ビジネスチャットツールを有効に使うことが出来れば必要無いかも知れません。

最近では、働き方改革や新型コロナウィルスの関係で、ペーパーレスを意識している企業も多いのではないでしょうか?

SmartHRさんの話題になった広告

「テレワークが始まった。ハンコを押すために出社した。」

↑シンプルだけどすっと心に刺さる、このキャッチフレーズ。
ハンコのために今時出社するの?え、だる。(と思われる方、恵まれています)

日本企業と切っても切れないビジネスで一番大事なツールが「ハンコ」です。

このハンコを押すだけの作業のために、最寄り駅まで歩き駅から電車に乗り、会社の最寄り駅つきオフィスまでの道のりを歩く。

自分のデスクについてから承認作業をはじめる。
しかも紙やメールで届いているから、優先順位がわからない・・・
どれから見たら良いかわからない・・・

これを働き方改革というでしょうか。
資源を使う働き方は、平成で終わりにしましょう。

これからは、令和。
私生活を楽しみつつ仕事も効率的にスマートに行いたいところです。

「やりたいけど、上長が聞いてくれない」
「やりたいが、お金かけたくない」
「そもそも環境が整ってない・・・」

そんな方には、上長の説得はできませんが、まず簡単に自分の部署から始められるスモールステップをご紹介します。

テレワークを快適にしてくれるツール

実際に一緒にいる感覚で集中して仕事ができるツールをご紹介!

テレワークというか、業務改善に近いと思います。

自社の業務をきちんと効率化できていれば、たとえ飛行機の中にいても仕事ができるようになるのです。(飛行機はしばらく乗れなそうですが・・・)

🗣 社内のコミュニケーションに使って欲しいツール3選!

今のコミュニケーションの取り方はどのようにされていますか?
メールと口頭でしょうか?メールも記録に残っていたり残っていなかったり?
口頭も、言った言ってないなどの問題が一度は発生したことがあるのではないでしょうか?

そんなあなたにおすすめなのがチャットツールの導入です。

チャットツールと聞くと、FacebookのメッセンジャーやLINE、TwitterのDMなどを思い浮かべる方が多いと思います。

たとえば、LINEのグループに参加されたことがある方はわかると思うのですが、それぞれの用途で新しいグループが何個もできたり、話した内容がどこにあるかわからなくなったりしたことはありませんか?

コミュニケーションを用途・内容別にまとめてくれるのが、ビジネスチャットツールになります。

では、どのようなものがあるのでしょうか?

✅ 使って欲しいチャットツール

  1. LINEWORKS (ラインワークス)
    オススメ:社員の年齢層が高い会社(LINEと使用感が同じのため)
LINEWORKS Website
LINEWORKS ロゴ

LINEWORKSで行えることはチャットがメインとなります。
メッセージを送る・添付ファイルを送る・ビデオ通話などなど、基本的な操作が簡単に行えるため、年齢層が高いユーザーが多い会社でも安心して使えます。

2. Slack (スラック)

Slack Website

Slackは、2013年にアメリカで開発されたビジネスコミュニケーションに特化したツールです。

Slack 実際の使用画面

こちらのロゴなら見たことがある方も多いのではないでしょうか?

Slackロゴ

Slackの場合、添付ファイルの共有や、Slack独自の無料音声通話やビデオ通話が使えますが、何と言っても魅力はSlackが連携しているサードアプリケーションの多さだと思います。

ビデオ会議と簡単なファイル共有でよければ、最近定番になりつつあるZoomや以前から定番の無料通話アプリSkypeで事足りるかも知れませんが、チャンネルという会話目的をあらかじめ決めてある部屋があるので話を分けるという意味で、慣れてしまえばとても使いやすいです。

3. Chatwork (チャットワーク)

Microsoft Team Website

通常のチャットだけで無く、ファイルの共有やタスク管理、通話料無料の音声、ビデオ通話など機能が充実しています。
日本製のツールなので、サポート面では日本語でメッセージを遅れるとの意味でも安心感がありますよね。

チャットワークだと、チャット機能などに加えタスクをそのまま作成できたりもするので部署内であればタスクをすぐに作成できるのは確かに便利かもしれません。

上記、3つのツールの導入を検討しませんか?
自社内での会話が明確になり、誰がどの仕事をしているか、共有してない・した問題が解決します!

📌 テレワーク導入に対する補助金や助成金

1. 厚生労働省 働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)

厚生労働省:働き方改革推進支援助成金

厚生労働省のテレワーク 支援助成金です。

助成金を受けるには業種や資本金、従業員数などの規定があり、成果目標の設定が必要ですが、最大で経費の3/4が支給されます。(申請期限2020年12月1日予定)

2. 経済産業省 IT導入補助金

経済産業省:IT導入補助金

経済産業省のIT導入補助金で、テレワークにも使えます。

こちらも最大で経費の3/4が支給されます。

通常枠と特別枠があり、それぞれ当て嵌まる枠が違うと思いますので、詳しくはリンク先をご参照下さい。

ここまでは厚労省と経産省どちらも国の機関ですから全国どこからでも申請出来ます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

テレワークを導入したいけど、やり方がわからない方、いいツールがないか探されていた方、少しはやるべきことが見えてきましたか?

Author:
SmartFlow

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