SNSを利用したキャンペーン開催の注意点

Twitter、Facebook、PinterestなどのSNSを利用してキャンペーンやコンテストを開催する際に気をつけること

Miyuki Endo
SNS Marketing

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はじめに

年々企業でのSNSを利用したマーケティング活動が活発になっています。SNSは自社のファンへダイレクトに情報を届けることができ、またユーザーからの生の声を直接聞くことができる大変便利なツールです。
そんなSNSを利用して、最近ではキャンペーンを開催する機会も増えつつありますが、その際に注意しなければならない規約があるのでメモしておきます。
「○○しないこと!」という記述は、書くのも読むのも気分の良いものではありませんがここではそんな記述ばかりです… が、SNSを使った素敵なプロモーションが行えるように気分を上げて見てください。

※ 2014年4月時点の規約をもとにした記事のため、今後のSNS側の規約改定により内容が変わっていくことが想定されます。

Twitterの利用

最新のガイドライン
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Twitterヘルプセンター|ポリシーと規約違反
- Twitterヘルプセンター|キャンペーンの実施に関するガイドライン

おもな注意点(2014年4月時点)

  • 何度も応募するために複数のアカウントを作成させない。複数アカウントで応募したユーザーは当選資格を失うことを必ず明記すること。
  • 同じツイート (または殆ど同じ内容やリンクを投稿)はTwitterのルール違反のため、同じ投稿を推奨するルールは設定しないこと(最も多くリツイートしたユーザーへの賞品提供など)。1日に複数回応募した場合は無効になる旨明記することを推奨。
  • 主催者がすべての応募を確認できるように、主催者への返信として@ユーザー名を含めて投稿してもらう。公開検索だけではすべてのツイートが拾えないことがあるが、@ユーザー名が含まれていれば、@ツイートのタイムラインですべての応募を確認できるため。
  • ハッシュタグをツイートに含めてもらう場合、ハッシュタグは投稿する内容に関連していること(#キャンペーン名、#企業名 など)。

Facebookの利用

最新のガイドライン
- Facebookページ利用規約
- プロモーションガイドライン

おもな注意点(2014年4月時点)

  • 応募者または参加者によるFacebookの完全な責任免除、Facebookが後援、運営するものではなく、Facebookとは関係がないことを表明すること。
  • キャンペーンはFacebookページ上またはFacebookアプリで運営で知るが、個人用タイムラインを使って運営することはできない。(個人用タイムライン上のコンテンツのシェアを参加条件とすることは認められない。)

特に、Facebookの個人用タイムラインに直接投稿させるキャンペーン(コンテスト)はルール違反なので気をつけなければなりません。

Pinterestの利用

最新のガイドライン
- ブランドガイドライン(日本語)
- Brand guidelines(英語)

おもな注意点(2014年4月時点)

  • Pinterestがプロモーションしている、またはパートナー提携していることを示唆するような記載はしないこと
  • 企業サイト内でピンされた回数が多い人気のピンを集めたギャラリーを公開する場合、Pinterest全体で最も人気があったピンではなく、自社サイトで人気のあったピンであることを明確に示すこと。
  • 特定のカテゴリからピンするように指示せず、参加者が好きなものをピンできるようにすること。
  • 自社のコンテストにあるアイテムをピンするように強制しないこと。
  • 各ピン、ボード、「いいね!」またはフォローがエントリーになるような懸賞は行わないこと。
  • 参加者にコメントを促すなど、スパム関連の行動を奨励することはしないこと。
  • ピナーにピン、ボード、「いいね!」などで投票するように依頼しないこと。
  • 過度なコンテストは控えること。
  • ピン数に目標値を設定しないこと。
  • コンテストにおいて「“ピンしてもらおう” コンテスト」等のタイトルをつけることは禁止されている。
  • 自社のプロモーションの一部としてPinterestを使用する場合、Pinterestはいかなる場合においても一切の責任を負わない。

禁止事項として「各ピン、ボード、いいね!またはフォローがエントリーになるような懸賞は行わないこと」とあるので、ではPinterestを使ったコンテストや懸賞などのキャンペーンはどうやったらいいのぉ??と悩んでしまいます。
どなたかアドバイスください。

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