可処分時間にどうカットインするのか?LINE@のインパクトは大。

新しいメディアやサービスの相談を受けることが多くなった。必ず質問するのが「あなたのサービスは誰の、どの、どこから可処分時間を収奪するつもりなのか?」と言うこと。

だいたいの場合は質問の意図が理解できず、「どういう意味でしょう?」と聞き返してくる。

私が「例えばLINEのユーザーからどうやって自サービスへ人を集めるのか?」というと、「LINEは我々のコンペティターでは無い」って返答が来る。

以下のブログにも書いたが、現代のサービスは可処分時間の収奪合戦なので、業域、業界の壁などはアッサリと乗り越えられてしまう。

「SNSの利用時間は属するコミュニティに影響される」

新しいメディアやサービスは「可処分時間」について、誰の、どの、どこから奪い取るのか?を念頭に置かなければ普及は困難。

テレビゲームの衰退をソーシャルゲームの勃興によるものだと単純化する向きもあるが、ソーシャルゲームが収奪したのは「本を読む時間」「車を運転する時間」「勉強時間」「デートの時間」「飯食う時間」「パチンコをする時間」など、およそ可処分時間を費やすものが対象なのだ。勉強時間は違うけど。

可処分時間にどうカットインするのか?って表題については、多分にLINE@を意識したものである。

LINEは既読機能があって、テレビを見ているときやtwitterをやっているときに「ピコーン」とカットインしてくる。重要でないものはスルーも出来るが、家族や親友、恋人となると返事をせざるを得ない。そこからスタンプの応酬になるのは、皆様ご存知の通り。

これはあたかもテレビの「緊急速報」のようなものだ。TV画面の上記に「○○大統領が暗殺されました」となると、至急NHKに切り替えたり、民放もドラマの最中でも報道に切り替わったりする。

LINEはスマホの通知をオフにしていない限り、あらゆる可処分時間にカットインしてくる。これでも「LINEは我々のコンペティターでは無い」と言えるのだろうか?

カットインほど強力では無いが、気になる告知機能で可処分時間を取りに来る場合もある。

例えばLinkedinの「あなたのプロフィールを閲覧した人が○名います」って通知。これは気になって見てしまう。日本では大概が知人か古い友人か、ヘッドハンターなので放置してしまうが。デファクトスタンダードになっている他国では、FBやその他サービスの可処分時間を取る役割を果たしているに違いない。

そういう意味では、似たような「足あと」機能を外したmixi(SNS)はクリティカルなミスをしたと言えるし、プッシュ通知だけは残してパーソナライズ・レコメンデーション機能を落としたGunosyについても、その他大勢にワザワザ向かったと思ってしまうわけです。

スマホとSNSとソシャゲなどで可処分時間の費やし方は大きく転換している。ここに割り込む手段を考えないと普及は難しい。

つまり、そこにカットインしてLINEにハートを送ってくるツムツムは最強なのである!(違った)

もとい、そこにカットインできる「LINE@」は可処分時間の収奪に乗り遅れた企業には朗報だし、EC事業者にはビッグチャンスなのです。この流れに乗らない手は全くないのですよ。

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