こわがりのはしごしゃ

Sato Sosei
SOURCEWORKS
Published in
2 min readSep 25, 2017

消防署に新入りのはしごしゃが、ポンプ車、救急車と会話しながら物語が進むのだけれど、有機的な絵とはいえ、車自体に人間的な表情をいれてキャラクター化していないのが面白い。表紙の絵みたいに、なんとなく困っている表情なのかな?と思ったりして見ると、現実の車からもそんな個性や感情を読み取ったりするのかもしれない。

内容としては、べたに教育的(笑)。臆病で失敗していたけど、知り合いの子の前でがんばったら、それ以降は怖くなくなった、というお話。まぁ、はしごしゃLOVEの息子は、はしごしゃを見れるだけでうれしい様子。あと、実は構図が秀逸。短辺綴じで横に進んだ絵本が、はしごが伸びるときに縦構図になるのは気持ち良いし、はしご車の上から遠近法で子供をあ助ける消防士さんの下に人がたくさんいるのもいい構図。文字を読まなくていいから、もう一回絵をみたい、と言われたので、その展開部をゆっくりとめくったら満足した様子。

2017.0924

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Sato Sosei
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I work for the realization of the radical will.