ふしぎなナイフ
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1 min readSep 25, 2017
懐かしい絵本
子供の頃に読んだときは、曲がったり、ちぎれたり、ほどけたり、膨らんだりするふしぎなナイフに、イメージの中で硬さの触感が残っていて、どこか気持ちが悪かった。現実の触っているものが、空想の中で変質させることができるという不思議さが、不自然に感じていたのかもしれない。
触覚的な硬さの違和感から、逆に様々な素材の位相(液体、気体、個体、その繊細さ、強度)に思いをはせることのできる絵本だと思う。
そんな事を思い出しながら、驚かそうという気持ちもあいまって、1pづつを劇的にバッと開いて読み聞かせた。意外と反応は薄め、ナイフの硬質なイメージがあるのかなぁ?
2017.0924