Sourcerpanic

Sato Sosei
SOURCEWORKS
Published in
4 min readSep 28, 2017

不定期でSourcepanicというZINEを発行しています。
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Sourcepanic

無意識がパニック

SOURCE→ 源泉、元、源、原因

PANIC → パニック

SOURCE PANIC(ソースパニック)は、冬の日本アルプスでおもいついたタイトルです。除雪車で雪壁ができた林道を車で走る夕方、ラジオから流れる中東の音楽、その不思議なMIXに記憶が刺激されて、数年前にサハラ砂漠で、夜の岩山に上って迷子になったことを思い出していました。人は死の匂いを感じて、サバイバルな状況になると、火事場の馬鹿力というか、無意識の源泉から新しい感覚が溢れてきます。

サハラで私は、それをあまり上手くコントロールできなかった。雪道を走りながらその事を思い出すまで、あの時はただ単に死の匂いが怖かったんだと思っていました。でもふと、あれは自分が初めて感じる感覚に、驚いてパニックになったんだ、と気づいたんです。

今まで意識すらしたことのない、新しい感覚があふれてきた時、ルールやモラルでは太刀打ちできません。身体と心と魂を、暗闇の中であるがままに、受け入れられるように。だから、わかった事ではなく、わからない事を覚えておく為に、この冊子を創刊します。

2013年 佐藤壮生

Sourcepanic#03
山の口ぶえ記録集

北アルプス山麓の山と里の境界で踊った知念大地。
ひとつの身体が残した残響が連鎖していく。
爆弾をつくろうと思って制作した冊子です。
ぜひ、読んでください。

内容

写真集:文庫本サイズ・白黒・36p
写真/絵×エッセイ:B4両面カラー・7枚
‐僕は旅にたつ
‐手紙
‐非言語ゾーンのダンス
‐君はそのまま、死んでいくのさ
-獣の光
-見ることの力
-何故踊りだしたか

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SOURCEPANIC#02
特集:原始感覚 発売開始!!
土地の場 + 時の間

今回の特集は、「原始感覚」。長野県は木崎湖畔で今年で4年目の開催を迎える「信濃の国・原始感覚美術祭2013」の開催に密着取材し、参加アーティストによる文章や詩の寄稿、ヨーロッパ・アジアなど世界各地で既に活躍する、ビジョン溢れる若手作家たちのインタビューを5本収めた、読み応えのある内容となっております。

~時の間 序文より~

原始の森に降る詞

何かを思い出すときに、客観的な記憶などない
それぞれに刻まれたものを たどるほかない
刹那の意志の残像を、人は形にして 再現する
演劇や文章や、絵画というかたちで
今を引き戻そうとする 過去の今と出会おうとする
未来の今に引き継ごうと 何かを創り続ける
そうして刻まれたかたちと自身との間に
原始感覚が共鳴する

INDEX

土地の場

記憶の古層に入っていく
「渦巻く土」 佐藤香interview
「湖の唄が聞こえる」 キム・ヨンミン
「喜望峰から水源へ」 本郷毅史
「水のまれびと」 杉原信幸
「浮遊感覚の残響」 アンドレア・ハックルinterview

時の間

原始の森に降る詞
「湖畔基地」 佐藤壮生
「百の中の一の稲作」 山本晃司interview
葦舟巡礼
「どろぼう市の豊穣」 シルパ・ジョグルカーinterview
「再会する海の記憶」 水川千春interview

size 210×258 colour/16p × 2冊set ¥600

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Sourcepanic#01
特集 「空想で鳥になれ」
INDEX
タンガタ・マヌ体操
もしものもしもハトになったら
感知される世界 -トリの眼-
キリトリ
羽をやすめた鳥
神のトリ -神話の鳥たち-
ふるまい目録「飛ぶ」
size 210×258 colour/16p 360Yen
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Sato Sosei
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I work for the realization of the radical will.