この記事は soussune Advent Calendar の10日目です。
今回は、MP3にチャプターをつけるアプリケーションのご紹介をします。
良いツールなので同業者の方々もぜひチェックしてくれると嬉しいです。
Forecast
2017/11/28に、Public Betaがリリースされた。オーディオプレイヤーアプリとしても有名なOvercastのPodcast MP3 Chapter Encoderです。
UI
インターフェースはとてもシンプル。mp3のEncoderとしてもデフォルト値が64kbps(mono)なところがPodcastを意識してて、とてもGood👍
メタデータが入ったmp3を読み込むと以下のように表示されます。
MP3エンコーダー
CPUをフルで使っているのでエンコードはとても早いしバックグラウンドでやっといてくれるので、作業を待たなくて良いです。
MP3にエンコードした後にチャプターをつける最終工程とをしていたのでこの点が自動化出来るのもが良いですね❗
無音部分の検知機能
無音カットの修正する前のファイルを読み込ませるとこのように、無音部分を警告してくれます。これは編集後のチェックにもいいかもしれませんが、恐らくsoussuneは無音部分を出来るだけつめているので、大丈夫な気もするが最終確認できるのは素晴らしい。
Logic Pro Xのマーカー機能
Logic Pro Xにはマーカー機能がありますが、マーカーを使ってチャプターをメモしておいた上で、Wavファイルとして保存します。
そのWavファイルを読み込ませることで、以下のように、Chapter Title部分にMaker Nameで書いたものが表示されるようになります。
編集時にチャプターつけておくことが出来るのでこれは捗りますね。
時間とファイルサイズのコピー機能
音声の時間とファイルサイズを、今までmp3ファイルから「情報を見る」で見ていた私としてはコピーもしやすいし、ぱっとみ分かるのがかなり嬉しい機能です。
以下のように、簡単にクリップボードにいれることができます
おまけ
以前まで利用していたPodcast Chaptersについて
実は、ポッドキャストやsoussuneのブログでも紹介していたPodcast Chaptersというツールがバージョン1.3になってから、書き出し時に同じファイルに上書きを行うと日本語部分の文字化けや.cueファイル(チャプター部分)の保存に失敗するケースが発生するようになりました。
私の環境だけかもしれませんので、Podcast Chaptersの購入などを、ご検討の方は参考程度でお願いします。
※私の環境では保存時に別ファイル名にして保存することで正しく保存ができます。
同じファイルにする保存する前の状態
保存した後に再度ファイルを開いた状態
サポートへの報告対応について
1.3にバージョンアップしたこと、上記のスクリーンショットやOSや実行環境、利用したmp3ファイルと利用したcueファイル、問題が発生している時には音声が再生できないなど合わせてサポートに連絡してます。
サポートからは調査中との連絡はうけているのでこちらは対応を待ちたいと思います。
追記(2017/12/27)
Podcast Chapters 1.3.1にて、上記のクラッシュする問題が解決しているのを確認しました。
http://chaptersapp.com/release-notes/
- Fixed an annoying crash when using UTF-8 characters.
- Fixed an occasional crash when opening a podcast.
参考URL
まとめ
お金を払いたいくらい良く出来ているアプリケーションだと思います。
チャプターに関しては、iOS11でデフォルトのPodcastアプリでも有効になると噂はされていたけど現状はまだ来ていないので、これももう少し待ってみようと思っています。
憧れの人たちがちゃんとチャプター付けて公開もしているので、まず僕もその真似をするところからやっていこうと思ってます。