テック系ポッドキャスト、はじめました(準備編)

miyaoka
soussune
Published in
5 min readJun 11, 2017

https://soussune.com/

同僚のtrkwくんと一緒にsoussune(そうっすね)というポッドキャストをはじめました。Rebuildyatteiki.fmのようなエンジニア同士が語るいわゆるテック系のポッドキャストです。

僕自身はピコピコキャストというゲーム系のポッドキャストを5年前くらいからやっていて、そちらではアメリカ在住のゲーム開発者のイダテンさんとゲームや文化について話してるんですが、それとは別にテックな話もしてみたいなと思うところがありました。

去年、エンジニアなどの間でErgoDox(エルゴドックス)という左右セパレート型の格子配列キーボードが一部で流行ったんですが、trkwくんがそれを使ってたのを見て思わず僕も入手して使うようになりました。

ErgoDoxは形状が面白いだけでなく、キーボードのファームウェアを自分で書くことでキー入力そのものを一から定義することができるなど、テック的にすごくテンション上がるガジェットです。そうしたはしゃいだ気持ちがあったので、ここはひとつ語りたいねということで一度収録をやってみることになりました。

左:trkwくんのErgoDoxとHHKB / 右:初ポッドキャスト。高いマイクなら楽勝だと思っていた

それが2016年の9月くらいだったんですが、このときはまだ収録のコツが分かっておらず、マイクを机に直置きしてしまったせいでボンボンと机の音が入ってしまったり、部屋の反響音が大きかったりと、納得の行く収録ができずお蔵入りになってしまいました。また、ネット越しではなく、同じマイクで一緒に喋るローカル収録のほうが後から調整がきかず難度が高いというのも意識できていませんでした。

特に、会話としては「うんうん」と相槌が多かったんですが、収録されたものを聞き返してみるとそれがかなり聞き苦しく感じられ、これは良くないねと反省しました。

ローカル収録する際は、相互のチャンネルに相手の声も拾ってしまうため、Skype で別トラックで録音した場合と同じように編集するのは困難となる。よって、反響の大きくない部屋で収録することが重要になるし、また一方が話している際にむやみに相槌を打たない、などに気をつける必要がある(とくに日本人は1–1の会話でやたらと相槌を打つくせがある人が多く、ポッドキャストでは過剰な相槌は聴いていて不快になるので、意識してしないようにすることが重要)。

後に書かれた宮川さんのポッドキャスティングガイドにもまさにその点が挙げられていたので、これめっちゃ分かるなあ…と実感。

じゃあ、気軽に相槌を打たないようにするにはどうしたらいいだろうという話をしていたところ、

「そうっ……すねぇ」

とタメることが大事なんじゃないかなーと。それで特に「そうっすね」という言い回しはテック系の人は言いがちな印象があるということで、そのままsoussuneというタイトルにすることにしました。

時は流れ8ヶ月後……

まあなんか勢いやタイミングってものだと思うんですが、いったん躓いてからはそのまま頓挫してしまいました。

ですがその後、yatteiki.fmやポッドキャストテンプレートのYattecastなどによりだいぶハードルが下がった感があり、改めてやってみようという機運は高まってきました。

先人たちが共有してくれている知見には感謝しか無いのですが、そこでRebuildのクオリティを基準として捉えた場合、まず第一にRebuildがすごいところは音質の良さだというのが強く感じられてきました。話の内容以前に、全くノイズが無い会話というのがこれほどまでに聴きやすいのかと改めて驚くほどでした。料理で言ったら丁寧にアク取りをしたり、下処理をしてるというところでしょうか。

僕の環境の音源にはけっこうノイズが目立っていたので、とりあえずこちらで上げられてる機材を一通り購入することで解決を図りました。

合計6500円
  • ポップガード:マイクに息がかかることで発生するノイズを軽減
  • USB変換ケーブル:うちのデスクトップPCだとオーディオケーブルではノイズが発生してしまうため
  • アーム:口元に持ってこれる。収納できる。振動によるノイズを軽減
  • 指向性マイク:集音エリアを限定することで喋り声以外のノイズを軽減

一通り揃えるとこんな効果があります。これだけ買って6500円だったのでとりあえず始めてみるにはけっこうお手軽なんじゃないかなと思います。

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