ところで、ドローイングって何ですか?

ドローイング・無題 08-2016 ・ 2016 ・ 紙に鉛筆 ・ 29.7×21cm

ぼくのドローイングは作品スケッチではないんです

こんにちは、彫刻家の大黒貴之です。

ドローイングって言葉、聞いたことありますか?

以前、日本で展覧会を催したときにドローイングを展示したのですが、
「ドローイングって何ですか?」って質問がありました。

ということで、今日はそのドローイングのお話です。


彫刻をつくる際に、 どのような形にして大きさはどれくらいでどんな素材にしようかなぁ。 というのは、作品のイメージスケッチなんです。
 
ぼくのドローイングは、 作品ができるもっと以前にある何かモヤモヤっとしたイメージで、それがニュルッと出てくる感じの生き物のような存在です。
彫刻など最終形の作品が生み出される前にある、もっと根源的で原始的なものです。

ドローイングを描く前は、静かに目を閉じ、集中します。
すると、これから描こうとするドローイングの姿が見えてきます。
 
そのドローイングは、何日、何か月、何年後の作品にどのようにつながるのかわかりません。
 
しかし、それらは将来つくる作品の伏線です。
 
「あの時のドローイングが、この作品につながったのか!」
数年後のある日、そのときつくった彫刻と最近ドイツで描いたドローイングが同じ場所で展示されていたら、とてもカッコいいなぁと。

ドローイング ・ ドイツ、フリーザックの仕事場にて ・ 2016

また、ぼくのドローイングは一点だけを見るより、いくつかの連続体もしくは集合体にして見ると何かしらの意味が現れ始めます。それらは暗喩されたものの集合体ある諷喩(ふうゆ・アレゴリー)と言われるものです。

ドローイングは、制作をする上で新しい領域を発見できる

もう一つの大事なポイントとして、ドローイングは制作をすすめるうえで、新しい領域を発見できる手がかりになります。

ぼくのギャラリストであるセミヨンさんは、何度もこう説明してくれました。

「ドローイングを描きなさい。特にスランプに陥ったとき、ドローイングを描くことはとても大事になるんだよ。新しい領域を発見できる手がかりになるからね。」

ドローイングは、ぼくの制作において欠かせないものになっています。


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