パスタフィット:新しく、健康的なイタリアンフードの商品ラインナップのための戦略考案
ヘナト・エンド (スプリント・マスター)
Note: you can also read this article in English here.
グルテンフリーのパスタは、多様な風味(フレーバー)を持つことができるというアイデアを昇華させる。
パスタスゴは、15年間、サンパウロのヴィラマリアーナ地区で伝統的なイタリアンフードを提供する、家族経営のデリ&レストランである。パスタスゴは、ビジネスを拡張することは考えておらず、顧客とファミリーライクな近しい関係を築くことを重要視していた。
起業家による、試作レシピ
息子のRaffaele Pascaleは、新しいレシピを作り、さまざまなパスタを試してみたいと研究熱心であった。彼の深い観察により、人々がより健康的なライフスタイルを追求する傾向があるということを導いた彼は、グルテンフリー製品の新しいラインナップを生み出す好機があると見出した。
我々スプリントマスターの役割は、デリ&レストランに固執するのではなく、拡張性のある、より多くの人々にアプローチできる新しいビジネス拡張戦略を構築する手助けをすることだった。
グルテン、それは今月の悪いヤツ
まず卵に始まり、次に肉、牛乳と…そして今はグルテンが栄養の観点において、悪者扱いされるようになった。プロジェクトを開始するにあたり、私たちはグルテンに関する神話や真実を研究し、人々と食べ物の関係を理解するために、人々の生活にどっぷり浸って観察した。
私たちは多様な視点を持つ人々を探し、食物アレルギーの人々、自身の身体と健康を非常に心配している人々、ファーストフード中毒者にまでインタビューを実施した。
このインタビューを通して、1日に少量を7食食べる人、製品を購入する前にパッケージの栄養素情報をくまなく読む人、利便性を追求する人など、さまざまな行動を発見した。
新ブランドの発表
スプリントのプロセスを通じ、新しいラインナップは、パスタスゴの顧客に対して提供するものと全く違うため、パスタスゴブランドとは切り離すべきであることが判明した。
その結果、私たちは、パッケージから新ブランドの新しいウェブサイトのプロトタイプまで、新しいブランドのための方向性を示した。
新ブランドは、パスタフィットと呼ばれ、健康的な食品や、グルテンフリーの食品は風味(フレーバー)がないという神話を否定するために、キャッチフレーズは「多様な風味のグルテンフリー」とした。また、顧客と築いたファミリーライクな関係に結びついたパスタスゴ製品同様、パスタフィットも細心の注意を払って作られた手作りであることを強調した。
最終的には、Raffaeleと一緒に導いたソリューションに優先順位を付けることで、財務状況および時間の制約を考慮して、ソリューションを自ら整理し、実施できるようにした。
「スプリントは、自分が想像すらしなかったアイデアを含め、すでに自分の中で考えていたアイデアを整理することに役立ちました。驚くべき素晴らしいチームだった」
Raffaele Pascale, パスタフィットのオーナー
気づき
- セリアック病やグルテンアレルギーの患者は、製品に、グルテンの痕跡が全くないと信じられるようにする必要がある。
- Raffaeleは、新しいパスタの開発が大好きなので、新ブランドにそのエッセンスを取り込む必要があった。
- 健康的な食品は、味があまりしないというステレオタイプが蔓延している。