PyCon HK 2018 参加レポート

Masako Sugita
SQUEEZE Inc.
Published in
8 min readDec 13, 2018

こんにちは。@sugitaです。2018年11月23–24日と、香港で行われたPythonのイベントPyCon HK 2018に参加してきたのでレポートします。

SQUEEZEからは @laugh_k@nakamurasousuke、私の3名で参加しました。

PyConは、Pythonユーザーの情報交換、交流を目的としたカンファレンスで、世界中の都市で開催されています。

PyCon HKは今年で4回目の開催になります。

写真@nakamurasousuke

参加のきっかけ

昨年 PyCon HKに参加した@laugh_kが 、今年CFP(Call for Proposals)を提出したところ、見事採択されたことからはじまりました。49件のCFPが提出され、22件の採択と狭き門だったようです。そして、社内でこんな投稿が公開されました。

海外カンファレンスおすすめだよ!という話をまわりから聞いていた私は、@laugh_kの応援もかねて良い機会だと思い参加することにしたのです。

また、自分が PyLadies Tokyo(女性 Pythonistaのコミュニティ)のスタッフをしていることもあり、アジアの女性Pythonistaと繋がりたい、という思いもありました。

会場

会場は、Cyberport Hong Kong という商業施設やオフィスが入った新しく綺麗な複合施設でした。 香港島の南の方に位置し、電車が通っていない為、交通手段はバスかタクシーのみという状況でした。が、開催側でバスを用意してくれていることを前日に知り、ホテル近くの地下鉄駅前から乗ることができました。

写真@nakamurasousuke

開催側で用意したバスは行きと帰りで1本ずつだった為、時間があわない場合は、地元の人が乗る小さめのマイクロバス or タクシーを使うことになります。3〜10分おきに香港島北側の主要地下鉄行きのバスが複数あり、特に困ることはありませんでした。ただ、1日目の帰りにこちらのバスを利用しましたが、アナウンスがない為どこで降りるかよくわからず、少しドキドキしました。

セッション

セッションは2つのルームに分かれて行われました。登壇者も台湾、マレーシア、インド、韓国、日本など様々な国の方が参加していて、IoT(Raspberry Pi)、FinTech、Django、セキュリティなどテーマも多岐にわたっていました。ただ、今年のメインテーマであるAI分野の機会学習、ディープラーニングのものが多かった印象です。

keynoteは Scotty Kwok 氏によるセッションでした。テーマは、Breast cancer classification in digital pathology using Python and Deep Learning です。

Deep Learning&Pythonが乳癌顕微鏡画像を分類するのにどのように役立つかという内容でした。なかなか普段聞くことのない分野で、内容は難しかったですが、Pyhonが病理学にも役立っていることを知り、Pythonが活用される分野の広さにおろどきました

@laugh_kの発表は2日目の午前中でした。

テーマは、Collaboration hack with slackbot !

写真@nakamurasousuke

Slackbotを使用して実現したワークフロー、コミュニケーション、および作業を改善するためのSQUEEZEの取り組みについての発表でした。

つい最近の例をあげますと、「レビューするのを忘れがちだよね」、と問題があがれば、Github太郎なるbotが@laugh_kにより即座に作られ、定期的に圧倒的存在感でレビューを促すなど、SlackBotを様々なケースで活用しています。そのような活用例の一部をデモを交えて紹介する内容でした。

質問も多く上がり、大変もりあがりました。

写真@nakamurasousuke

他にもいろいろセッションを聞いたのですが、紹介しきれないため、ご興味ある方はYouTubeのこちらでご覧ください。

ランチ

ランチは2日間ともスターバックスのお弁当もしくはサンドイッチから1つ取る形式でした。量もちょうどよくヘルシーでとても美味しかったです。

コーヒーも自由に飲めるよう用意されていました。牛乳がどん!とパックごと置かれていたので、かなり衝撃を受けましたが、カフェオレ好きの私にはうれしい限りでした。

Speakers Party

1日目と2日目にSpeakers Partyがあったのですが、私はSpekerでないにもかかわらず、PyCon HKのスタッフの方のご好意で、2日目に参加させてもらうことができました。

そこで、2日目にニューラルネットワークを用いた画像認識に関して発表したClaire Chung さん(kong Girl)と香港の若者事情、Pythonの話、アニメの話でもりあがりました!日本にもたまに遊びにくるそうなので、ぜひ今度は日本でお会いしたいです。

インドの方からも、「どらえもんー」などといって話しかけてきてくれ、Japaneseアニメの偉大さを改めて感じました。そして、何を隠そう私もアニメ好きなので話はつきませんでした(笑)。

日本からの登壇者は@laugh_kの他にMasatoさんとIskandar さんの2人でした。実は、Speakers Partyに誘ってくれたのも、女性Pythonistaを紹介してくれたのも Masatoさんでした。また、英語があまり話せない私をIskandar さんが助けてくれたりもしました。PyCon HKで初めてお会いしたにもかかわらず、すっかりお世話になり、すっかり仲良くなりました。これも海外カンファレンスという特殊な場がなせるわざなのかもしれませんね。

雑感

日本から参加した他の登壇者をはじめ、他の国々の登壇者、PyCon HKスタッフ、香港在住の日本人エンジニア、SQUEEZEで開催しているPythonもくもく会に 参加経験のある香港在住の方など、たくさんの方と交流することができ、おもしろいお話を聞くことができました。一緒に参加した社内メンバーとも普段では話さないような話をして盛り上がったりもしました。

また、@nakamurasousuke が香港に詳しかったので、しっかり観光も楽しめました。香港は新しいものと古いものが入り混じる、歩いているだけで楽しいとても魅力的な街でした。

今回、初海外カンファレンス。とても楽しく刺激的なものでした。短い間ながらも普段日本ではなかなか味わえない、非常に充実した時間を過ごすことができました。

SQUEEZEでは、OSSコミュニティに貢献しようという思いを持ったメンバーが多く、このようなカンファレンスに積極的に参加しています。そういった文化があるからこそ、今回のような旅も気軽に実現できるのは魅力の一つだと思います。

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