Taka Umada
May 7, 2017 · 48 min read

※本講義は Y Combinator が 2017 年 4 月 5 日から実施している Startup School の Lecture 04, “Live Office Hours with Yuri Sagalov and Sam Altman” (Youtube) の翻訳です。Y Combinator の許可を得て有志が翻訳しています。翻訳のミスなどがあれば Medium の private note 機能、もしくは翻訳に関する下記の Facebook グループでご指摘ください。

Facebook: Startup School 2017 (by Y Combinator) 日本語議論コミュニティ: https://www.facebook.com/groups/startupschooljp/


講師

  • Sam Altman (Y Combinator の社長)
  • Yuri Sagalov (AeroFS の CEO、Y Combinator の同窓生)

オフィスアワーの受講生

  • Canny (プロダクトフィードバックツール)
  • Tuml (駐車場の Airbnb)
  • Moonlight Work (開発者のマッチング)

オフィスアワーの目的

サム:おはようございます。今日、私たちはこれまでと違うことをするつもりです。

Y Combinator で学んだことの1つは、スタートアップについて学ぶ最善の方法の1つは、他のスタートアップがアドバイスを受けるのを見ることでした。ですので、ライブオフィスアワーというものを実施したいと思います。3, 4 回ほどこのクラスの前にしたことがありますが、私たちは今回3社ほどの会社とこれをやってみます。

こちらは Yuri です。Y Combinator で働き、私と一緒にオフィスアワーをやってくれます。私たちは3つのスタートアップにアドバイスを与えるつもりです。これを受けるにはとても勇気が必要です。なので、これを行うことに同意したスタートアップには非常に感謝しています。この人たちはオンラインでコースを受講している人の一部です。

Canny — プロダクトのフィードバックツール

サム:では始めましょう。我々にあなたの企業のことを教えてくれますか?まず、あなた自身を紹介してみてください。

サラ:はい。私はサラです。そしてこちらは私の共同設立者のアンドリューです。私たちはCannyというサービスを作っています。Canny は、ユーザーからのフィードバックを収集して管理するのを助けるサービスです。顧客は当社のプロダクトをウェブサイトやモバイルアプリに統合することができ、ユーザーはフィードバックを投稿して投票することができます。

サム:それは既に実行環境にありますか?

サラ:はい。

アンドリュー:ライブですね。

サム:既に統合されたウェブサイトの数は?

サラ:Product Hunt で約1ヶ月前に MVP をローンチしました。かなり良いトラフィックでした。私たちには25人の有料顧客がいます。つまり、何らかの方法で私たちのプロダクトを統合しているか、使っている人たちです。Product Hunt でのローンチから約500社の企業からコンタクトがありました。

サム:素晴らしいですね。

サラ:はい。

サム:いくら課金していますか?

サラ:レンジがあります。ローエンドには2ドルのプランがありまが、それはフリーミアムの代わりという位置付けです。

アンドリュー:チーピウム(Cheapium)と言うべきかもですね。

サラ:ですね。チーピウムです。そこから19 ドル、49 ドル、129 ドルになります。会社の本当に早い段階で統合して最高の価格帯が何であるかを把握しようとしています。これはおそらく私たちの主な課題の1つです。

サム:テストする一連の価格にはどのように辿り着きましたか?

サラ:2ドルは特別なやり方でした。私たちは Freemium と Cheapium の間を行き来していましたが、そうすることで潜在的な顧客を大幅に絞り込めたので良い意思決定だと思っています。私たちに何も支払わない人は決して何も支払うつもりはないのだと理解しました。

サム:25人の顧客のうちどれぐらいの人が2ドルのプランに入っていますか?

サラ:たぶん…

アンドリュー:7人ですね。

サラ:そうです。

サム:いいですね。

ユリ:本当に。

サム:素晴らしいと思います。

サラ:はい。

サム:最も人気のある他のプランは何ですか?19ドルでしょうか?

アンドリュー:19ドルです。

サラ:私たちは 2 ドルのプランをとても制限していました。彼らは一人の創業者で、おそらく売上がない人たちです…

アンドリュー:100人未満のユーザーしかいないと思います。

サラ:ですね。

ユリ:価格設定はどうやっているのでしょうか?あなたのウェブサイトを見てみましたが、あなたが持っているユーザーの数は何名ぐらいでしょうか?

サラ:そうですね。今は、エンドユーザーの数に応じて課金しています。これは、我々のプロダクトから顧客がどのくらいの価値を得ようとしているかを示すプロキシのようなものでした。これは一種の挑戦です。顧客にユーザー数が何人いるかは特に分からないからです。私たちもこれを繰り返しています。

サム:人々はこのプロダクトのどこを本当に愛しているのでしょうか?同じ目標を達成するために、他の多くのサービスの1つではなく、あなたがたのプロダクトを使用する理由は何ですか?

アンドリュー:はい。機能要望を投稿して投票することから得られる価値にはさまざまなものがあります。そのうちの1つは、透明性が非常に高いため、ユーザーをループに巻き込み続けられるということです。現在のフィードバックソリューションの多くは、電子メールまたはライブチャットです。ユーザーは電子メールを送信し、会社は「チームに渡します」と言って…ということが必然的に起こります。しかしユーザーは本当に何が起こっているか分からず、「私のフィードバックは本当に届いてますか?」となってしまいます。我々のプロダクトはすばらしい経験であり、電子メールやライブチャットといった会話に時間のかかるものに比べても、ユーザーは満足しており、どういうフィードバックが来ているのかわかりやすくなっていると顧客から聞いています。

ユリ:あなたのプロダクトを使っている顧客のうち、これまでに投稿された質問の平均数は?

アンドリュー:平均質問数ですか?それはどういう意味でしょうか?

ユリ:25人の有料顧客の中で、平均で何人が質問を投稿したのですか?

サラ:それはエンドユーザーの数と、ツールをどれだけうまく実装したかによって大きく変わります。ツールを発見しにくい場合はフィードバックが少なくなるため、設計アドバイスを提供することで支援しようとしています。トップの顧客はおそらく300の投稿を有しているはずです。電子メールとの対比でいくと、あなたが得るかもしれないこととしては…もし一つの投稿に対して100票の投票があれば、100種類の異なるメールを受け取っていたはずです。我々はそうした個々のメールに返信するのではなく、一度に100人すべてに返信することで時間を節約していると言えます。

サム:顧客が本当に愛してくれているプロダクトを持つ、という到達点に達していると感じていますか?もしそうなら、その最初の点にいると思っているでしょうか?

アンドリュー:はい。私たちはプロダクトマーケットフィットの兆しを持っていると思っています。一部の人々は我々のプロダクトに非常に満足しています。そしてマーケットの大きな部分にアドレスするために、10倍に拡大するために必要な次のステップもある程度分かっています。

ユリ:どのようなステップですか?

アンドリュー:Intercom、Slack、Zapierのような他の SaaS サービスとの統合、そしてモバイルに関するより良い答えですね。

サム:あなたが直面している最大の課題は、これをどのように拡大してスケールする点なのか、それともまだたくさんプロダクトを改良する必要があるのでしょうか? 成長を促進することを目的とした統合以外にも、実際にスケールする前に、プロダクトを改良する仕事がまだ多くあるのでしょうか?

アンドリュー:確かにいくつかの改良点があります。私はコアとなるプロダクトはかなり良いと思っていますが、我々のプロダクトは顧客の製品に統合しなければならないため、見込み顧客をプロダクトに辿りつかせるためには時間がかかっており、かなり大きな投資になっています。

サム:統合はどれぐらい簡単ですか?

アンドリュー:かなり簡単です。本当に簡単なんです。30分から1時間ぐらいです。それぐらい開発者が時間を費やしていることが分かっています。ただその作業に価値があることを彼らに確信させるためには、より良いオンボーディングが必要です。今、私たちのファネルはかなり漏れていると思います。だから今私たちが取り組んでいることはオンボーディングです。

ユリ:最大の価値は何ですか?あなたの最大のユーザーは300か数百の質問を持っているんですよね。

アンドリュー:数百ですね。

サラ:そして投票もあります。

ユリ:そこから見た最大の価値は何でしょうか?彼らはあなた方に何と言っていますか?

アンドリュー:私たちの付加価値の多くが非常に多様であるため、難しいです。一つは、顧客満足度であり、もう一つは製品管理です。別のものとしては、透明なロードマップを持つことで、ユーザーを改善のループに入れておくことができるというものです。これらのさまざまな価値があって、コアの価値は1つではありません。だから難しいのですが…

サム:それは間違いのように思えますね。

アンドリュー:間違いですか。

サム:「私たちはさまざまな価値を持っている」と言ったり、「人々が好きな理由は色々あります」と言うほとんどの人は間違いですね。もしそうした抽象的なことをひとつのメッセージにまとめて、全社的なセールスやマーケティング、PR などを構築していれば素晴らしいのですが。

ユリ:一つのメッセージですね。

アンドリュー:一つのコアな製品価値ですか?

サム:つまりこういうことです。「プロダクトを使う6つの異なる理由があります。一つは…」なんて言うな、と。あなたは問題として、ユーザーがプロダクトを統合してくれないと言いましたが、それは難しいことではありません。その優先順位はあまり高くありません。これを解決する方法はいくつかあります。一つの解決策は、実際に誰か人を送って、こう言うことですね。「エンジニアを送るので、あなたのプロダクトに統合するを手伝います」と。それは顧客がそんなことすらできない、というわけではありません。でもそうしなければ、あなたのプロダクトはいつも彼らのバックログの一番下にあることになるでしょう。それはあくまで一つの方法です。もう一つの方法は、もしできるなら、彼らの CEO はにそれをやらせるようにお願いすることです。あるいは彼ら自身に「私はこれをやらなければならない。これは本当に重要だ」と決めさせることですね。これは「あったらいいな」程度のメッセージからは決して得られないことです。おそらくこの場合はですが…たとえば、ユーザーのフィードバックについて、このプロダクトを持っていないと競合他社よりも改善の反復が遅くなってしまう、というメッセージはどうでしょう。

アンドリュー:ユーザーが望む機能を聴くことで、ユーザーはもっと顧客と関われるように感じる、というメッセージもありかもしれませんね…

サム:2つの大きな質問があります。1つ目として、私はさっと書いた計算は本当に重要だと考えています。このプロダクトは大部分がスタートアップに売るものですよね。平均して100ドルの…月々の売上でしょうか、それとも年?

アンドリュー:一ヶ月です。

サム:1ヶ月ですね。では、このビジネスはこのモデルから外れてどれくらい大きくなるでしょうか?あなたはそれについて考えたことがありますか?

アンドリュー:私たちはそれについて考えました。簡単な計算でしかありませんが、スタートアップは通常、年間売上を約1億ドルまでたどり着かせたいと考えているはずです。私たちにとってみれば、10,000人が月に100ドルを払ってくれればいいということになります。

サム:それは実行可能に感じていますか?

アンドリュー:はい、たぶん。100,000ですし。

ユリ:数字に違いがありますよ。

アンドリュー:その数はですね…

サム:10万人だと1 億ドルだと思います。

アンドリュー:はい、10万です。申し訳ありません。フィードバックが必要な企業の数や、ウェブサイトやモバイルアプリの数が増えていると思うので…

ユリ:100,000もあると感じていますか?その一部として、スタートアップ市場の50%を獲得しなければならないと感じているのですか、それとも市場全体を独占することなく実際に市場に出ることができる十分な需要があると感じていますか?

アンドリュー:そうです。

サラ:そうです。これに加えて、実際にはもっと多くの料金をもらえるような機能を追加するための多くのフィードバックを貰っています。だから、分析などを含めた多くの機能を開発することができそうです。

ユリ:あなた自身のプロダクトを使っていますか?

サラ:はい、間違いなく。それが価値を提供しているかどうかを判断する良い方法だと思っています。

サム:もう一度整理しましょう。答えは課金をもっとするべきなのかもしれませんし、10万のスタートアップを獲得するのかもしれませんし、スタートアップ以外の多くの人たちにアピールできるようプロダクトを微調整する必要があるということかもしれません。しかし、私スタートアップが早い段階でふらふら揺れ動くべきでは決してないと思っています。そしてそのことは製品戦略を伝えています。

サラ:そうです。

サム:それは次の大きな疑問にも繋がります。これは交換可能なサービスのように感じられ、多くの人々が同様のサービスを構築することができそうです。もしある企業が製品Aを使用し、別の会社が製品Bを使用する場合、第三の会社がAまたはBを好む理由はありません。ネットワーク効果がなく、独占もありません。プロダクトに組み込むべき一つの機能として、あなたのプロダクトを使うべきインセンティブを与える企業間の何かなどを個人的には想像できます。ですが、あなたの独占計画は何でしょうか。そしてゼロマージンまで競争してしまいそうな別のSaaSビジネスはないでしょうか?

サラ:良い質問ですね。

サム:もしあなたがまだ答えを持っていないのならば、「私たちはまだ知りません」と言うだけでもいいです。

サラ:はい。これまでの我々の戦略は、インフルエンサーを追い求めることです。これには、我々のプロダクトを使用する顧客のユーザーも含まれます。たとえば、オープンソースプロジェクトやOptimizelyのようなツールを追いかけています。

ユリ:オープンソースのプロジェクトには無料で提供しているのですか?

サラ:オープンソースのプロジェクトは無料です。GitHubとGitHub Issues の代わりとして、オープンソースのプロジェクトは多くの人を取り込んできています。それは私たちにとって良い動きだと思います。現段階で、私たちの戦略は、私たちのプロダクトを実際に一般大衆の目の前に置くことです。つまり”Powered by Canny” となっている状態が、私達の目指す場所です。

サム:これについて何か考えていますか?

アンドリュー:少し考えました。私たちが今までに見つけたことの1つは、他のプロダクトが市場に出てきていることです。Product Hunt でのローンチ時に、プロダクトを利用したいと思う人々が私達のところに来るようになりました。彼らがそこで私たちに挙げたのは、デザインとシンプルさです。私は正直なところ、市場のすべてのプロダクトのうち、私たちのプロダクトが現在最高のデザインとシンプルさを持っていると感じています。

サム:私もそれが本当だと信じていますが、ここにも問題があります。全てのスタートアップが、いや 3 つのうち 1 つぐらいのスタートアップが、「私たちのプロダクトはもっとうまくデザインされていて、これまでより美しく、使いやすくなっています」と言ってきます。そんなとき私たちはシンプルにこう返します。「それは本当かもしれないし、私はそうだと信じていますが、他の誰かもあなたと同じことを言ってきますよ」と。

ユリ:もっと重要なのは、いや、必ずしも重要ではなく……しばしば重要なことですが、あなたは非常にシンプルに始めることができますが、何かが足りないことが分かって機能を追加しなければなりません。そうなったとき、他の誰かが来て「今は我々が最もシンプルです」と言い始めるのです。

サム:いずれにしても、本当に良いこととしては、あなたが人々が愛してくれるプロダクトを作り、お金を払ってくれる人を見つけて、機能するはずと信じている成長のためのチャネルを見つけたことです。その事実はあなたをすべてのスタートアップのトップに押し上げてくれています。それは素晴らしいことです。しかし、今のあなたたちの最大の問題、あるいはそれの一部、つまりあなたが考えなければならないことは、ひとつが最終的に非常に大きな市場に対処できるプロダクトを早く構築すること、そしてもうひとつは、どうすれば何らかの独占を構築することができるか、ということです。つまり、ある会社がプロダクトを使ってくれれば、他の会社も同様にプロダクトを使ってくれる可能性が高くなるような何かをどうやれば作れるか、ということです。デザインとシンプルさについては、誰もがそれを言っています。それは事実かもしれませんが、通常は長期的な勝利にはつながりません。ある時点で、一度あなたのプロダクトがある企業のプロダクトに統合されてしまえば奪い取ることが不可能になるのなら、あなたはマインドシェアの戦争に勝つことになるでしょう。それが一つの可能性かもしれません。

サラ:実際にそれが我々の理解しているものだと思います。

サム:より良い答えとしては、すべての企業の集計されたデータを使ったり、企業横断の学習を行えたり、あるいはユーザーを集めることができる方法などでしょうか。プロダクトにフィードバックを残していくユーザーは、使用するすべてのプロダクトでそれを行う傾向があります。したがって、フィードバックをするユーザーの割合はごくわずかであり、すべてのプロダクトに共通しているかもしれません。私の感覚だと、そのどこかに独占を構築する戦略があります。そのコアが何であるかを把握し、プロダクトのコアに組み込むことで、長期的な防衛戦略を立てることができるでしょう。

サラ:はい。非常に面白いです。誰もが何かについてフィードバックをすることができるような、より集約的なレベルのことを始められるかもしれません。企業がオンボードをしてくれていなかったから最初は難しかったですが。

サム:ああ、それはどちらかといえば良いとは思えませんね。

サラ:はい。今のところ、別の方法にすることに決めました。しかし、いつの日か、すべてのユーザーを接続すること、つまり Canny を使用する製品を投稿すると、すべてのユーザーをつなぐことができれば、最終的にそこにいくつかの可能性が見えてくるかもしれませんね。

サム:なぜCannyという名前なんでしょうか?

サラ:Cannyは本当に見つけにくい名前でした。私たちは多くの異なる名前を観てみましたが、サブドメインしかなく、 “Get This”や “Try This”、 “Use this”のようなものを使用したくありませんでした。

アンドリュー:短くて素敵なものです。

サラ:そう、短くて素敵なものです。私たちはCanny.ioを手に入れました。それは最悪ではありませんが、最善ではないかもしれません。

サム:あなたはまだそれを変更することができますし、遅すぎることはありません。

サラ:はい。私たちはまだ変えることができると思います。

ユリ:Uncanny (奇妙) からの言葉遊びのように思えました。

サラ:はい。ちょっと違ってますね。「良い判断をする」ということを意味するので、そんな意味も含まれてるかもしれません。

ユリ:もしうまく機能していて、人々がそれを覚えていて、それが正しく綴れるなら、良いことでしょう。

サラ:はい。

ユリ:あなたが話したい他のことはありますか?

サラ:はい。幅広い利用事例についてのことなのですが、Product Hunt でローンチしたあと、多くの人々がさまざまな理由でCannyを利用し始めています。なので何かに集中したいのですが…

サム:何の話が上がってきていますか?

サラ:はい。一番上のものは機能要求についてです。これは私たちも想像していたのですが。また、価格は大きなものの1つだと思っています。そして私たちの主な価値が何であるかを把握することです。これらが私たちがやろうとしていることです。また私たちは、その1つを分離して、ホームページ上でマーケットに出してみようとしています。どのようにしてその主な価値に惹かれる人々を引き寄せることができるでしょうか?

サム:機能要求は…少し良くわかりませんが。ここでは A/B テストをしてみるべきかもしれません。私はすべてについて役立つとは信じていませんが、メッセージングとコミュニケーションの面では A/B テストを信じています。人々が初めてウェブサイトに来るときに、大きく入れるべき4つの言葉などの検証ですね。機能要求が本当に人々が望むものであれば、素晴らしいことです。

サラ:はい、それに向き合おうと思います。

サム:それがうまくいくとすれば、それは少なくとも正解の候補ですね。

サラ:そうなります。

サム:次のグループに進みましょう。ありがとうございました。

サラ:ありがとうございました。

アンドリュー:ありがとう。

Tuml — 駐車場の Airbnb

サム:来てくれてありがとう。サムです。

クリス:クリスです。

ユリ:ユリです。

クリス:はい。クリスです。

サム:さて、私はあなたの企業が何をしているのか分からないので…。というのが生のリアクションです。あなた自身を紹介してくれますか?

クリス:みなさん、私の名前は Chris Beltran です。私は Tuml の CEO で創業者です。私たちがしていることは、家の所有者、土地の所有者、そしてあらゆる種類の駐車場所有者を私たちのアプリケーションにつなぐことです。私たちのアプリは、彼らの駐車スペースを集約し、それをリースさせることができます。所有者は受動的に収入を得ることができ、駐車を望む者は簡単かつ迅速に駐車場を使うことが出来ます。このツールは、高度に産業化された都市であるサンフランシスコを対象としていました。そんな街での人々は、街のブロックを周回するのではなく、簡単かつ迅速に駐車する必要がありますよね。

ユリ:それはAirbnbの駐車場版のようなものですね。

クリス:本質的にはそうですね。

ユリ:サンフランシスコのような都市では、路上駐車が十分ではないような気がして、このようなものが私は長い間欲しかったです。

クリス:そこでの今の問題は、これが感覚的な問題なのか、それとも実際の問題なのか、というところでしょうか。

ユリ:あなたは今市内に住んでいますか?

クリス:私たちは街に住んでいません。私たちは現在MVPを構築中です。

ユリ:了解しました。

クリス:残念なことに私の共同創業者はここにいません。彼女はメキシコ経由で休暇を取っています。彼女は旅をしているんだと思います。覚えておいてほしいのは、私はソロの創業者ではなく、共同創業者を持っているということです。

ユリ:大丈夫です。これまでの間に家主と話したことはありますか?彼らは駐車場を喜んで貸すのでしょうか?

クリス:それに全力で取り組んでいて、私は物理的に家や専用駐車場に出かけています。そして彼らに私のアイデアをピッチして、「私たちのプラットフォームを使ってくれませんか、こんな感じです」と言ってモックアップを見せ、「これがあなたが使うプラットフォームですよ」と伝えています。

ユリ:彼らはあなたに何を言ってきていますか?

クリス:彼らは言うまでもなく、「これは素晴らしいですね。なぜ誰もこれを作っていなかったんでしょうか?」と言いますね。

ユリ:彼らは「私は支払う準備ができています」と言っているのでしょうか。いや、それともあなたが彼らに支払うんでしょうか? ああ、あなたは彼らとシェアするんでしょうね。

クリス:その通りです。基本的には、私達が15%、彼らが85%というのが通勤者が駐車して売上が発生した時の割合です。

ユリ:あなたは彼らをサインアップさせることができますか? 重要な事としては、あなたが都市でローンチさせたい場合、駐車場のスポットを出来る限り多くクリティカルにマッチさせなければいけないということですね。

クリス:その通りです。

ユリ:彼らはサインアップするつもりがあって、「あなたの準備が整ったら、私の駐車場を使っていいよ」と言っていますか?

クリス:現在、私たちはリストを作成して、アイデアを彼らにピッチしている段階なので、私たちがやろうとしていることはつまり、サンフランシスコ全域で家の所有者と土地の所有者をすべてキュレートしようとしていることになります。そしてサンフランシスコ全域で、サンフランシスコの基準に準じたものに適用されます。なぜなら、サンフランシスコでは歩道に駐車することができないからです。明らかに、これらが完全に合法であることを確認するためにダブルチェックしなければならないことがいくつかあると思っています。

ユリ:確かにそうですね。

クリス:それ以外ですと、彼らからデータを収集しています。なので、彼らはサインアップする以上のものを私達に提供してくれています。

ユリ:いつローンチするのでしょうか?

クリス:6ヶ月以内に立ち上げる予定で…

ユリ:なぜそんなに長いんでしょうか?

サム:ですね。

クリス:なぜそんなに長いか、ですか。

ユリ:6日間はどうですか?

クリス:私もできれば6日間でこれを作りたいと思っていますが、私は技術的な創業者でも技術者でもありません。

ユリ:あなたの共同創業者は?

クリス:私の共同創業者は技術者です。彼女はツールとリソースを持っていて、これを構築することを約束していますが、彼女は今休暇中です。彼女にもここにいて欲しかったんですが。

ユリ:彼女はいつ戻るのですか?

クリス:彼女は今週中には戻ってくるはずです。

ユリ:ではその6日後。

クリス:そうですね。プッシュしてみようと思います。

サム:本当に難しいことの一つは、スタートアップをローンチするときにプロダクトを出荷するということです。そして、本当に良いと感じられるまでは誰もそうしようとはしません。6カ月後には、世界はまったく違ったものになり、あなたが持っているすべての良いアイデアを他の誰かも持つようになります。今これについて話したことで、多くの人々が聞いていますしね。

クリス:私のアイデアを盗まないでくださいね(笑)

サム:何十万という人々が聞いていることになりますね。

クリス:皆さん、盗まないでください(笑) 皆さんとの NDA ですよ。

サム:スピードと実行は本当に重要です。あなたは1000万人にそのアイデアを伝えることができます。おそらく彼ら全員が自分のことで忙しいでしょうが、そのうちの何人かは少なくとも興味を持ってくれます。そこでスピードと、どのくらい迅速に構築して反復できるかが問題になります。特にマーケットプレイス型のモデルでは、大きな先行者利益があります。私の最も重要なアドバイスは、それがあなたが望むバージョンではないとしても、醜い出来の最初のバージョンで本当にすばやくローンチすることです。そうすれば次に、あなたはより良いバージョンを構築する方法をそこから学べます。あなたが顧客と話をしていることは間違いありませんね。それは明らかに第一にすべきことです。サインアップしてもらう人を捕まえることで、あなたは(駐車場の)在庫を持ちます。恥ずかしがるようなソフトなローンチであっても、あなたが得るものは多いと思いますよ。

ユリ:ええ、特に問題が十分に深刻であればですね。人々が本当に苦労して駐車スポットを見つけているのであれば、駐車スポットを見つけることができる限り、アプリがどれほど駄目で醜いかは気にしないでしょう。たとえそれが小さなアイコンで包まれた単なるウェブサイトであっても、それが動いているなら。

サム:とある地域だけでも。

ユリ:ですね。

クリス:それは文字通り私たちがやっていることです。私たちは特定の地域をターゲットにしています。サンフランシスコには何度も訪れたことがありますよね。

ユリ:私はそこに住んでいます。

クリス:そこに住んでいるなら明らかですよね。Haight 地区はその1つです。そこは深刻な影響を受けていて、この週だけでも、10回中9回ぐらいは…

サム:あなたはどうやって知ったのですか?

クリス:私は物理的にそこにいて、時間をチェックし、1日8時間立っています。駐車場が少し空く時がありますがそのために…

サム:あなたがどうやって駐車場側をオンボードさせているのか理解できたように思います。それはマーケットプレイスの半分のより難しいほうのことですが、しかしあなたは駐車する人のほうもまだ必要です。

クリス:その通りです。

サム:あなたはどうやってそうした人達を手に入れるつもりですか?

クリス:私たちがやることは、お祭りイベントの期間中に人々にリーチすることです。数多くの祭りイベントがあります。特に島の外で。島の中でやることもあります。私達のリーチの外ではありますが。ゴールデンゲートパークの周りでも多くあります。Beta Breakers とか。たくさんのお祭りイベントがあって、このアイデアをピッチして回るつもりで、たとえばいくつかのタイプのテーマや、またはいくつかのタイプの祭りイベントや、野球の試合とか。

サム:私は2つのことを心配してます。一つは、それらが十分に頻繁に起こらないということ。そして二つ目は、そうした人達は都市で定期的に駐車するのを頻繁にはしない人たちです。もし毎日街にドライブして駐車しなければならないような喫緊の問題を持つ人を見つけられるか、もしくは街に暮らして駐車する必要がない人を見つけられれば面白いかもしれません。最も緊急に必要とするものや、あるいは毎日本当にこの問題を感じている人を見つける最良の方法がなければ、私を感動させることは難しいでしょう。これは解決すべき大きな問題です。そうした多くの人々を見つけるための他の戦略について考えてみましょう。祭りのことを言えば、私は十分な祭りがないことや、常に進行中の問題としてこの課題を持っている人が十分いないことを懸念しました。あなたは、毎日、または少なくとも毎週これを使う予定の人々がほしいはずです。あなたはより良い方法を考え出すことができるはずですよ。

ユリ:たとえば、歩いて実際に場所を調査しているなら、駐車場にいる人に「なぜここにいるの?」と聞いてみてもいいかもしれませんね。

クリス:それはまさに私がやっていることです。

ユリ:フィードバックはどうでしたか? 彼らはそこで働いているのでしょうか?

アンドリュー:10回中9回は、人々は街に通勤していると言います。街に住んでいない人々ですね。市に住む多くの人が必ずしも車を所有しているわけではないので、それで…

ユリ:そうですね、しかし、彼らは何のために通勤しているのでしょうか?仕事のための通勤ですか?

クリス:彼らは仕事のために通勤していて、時には契約仕事をするためだけに通勤しています。彼らは都会にたびたび訪れています。会議に来るとか。彼らが来る理由はたくさんあります。

サム:今運転していて駐車しているような人達にとって、もっと簡単な方として、駐車スペースや駐車スペースにサインを入れることができますか? たとえば「ここに駐車するためには、これをダウンロードしてください」といったような。

クリス:はい。ちょうど…

サム:それはうまくいくと思いますよ。

クリス:私たちのプロダクトがローンチするときがきたら、私は最初に小さなサインを作成するつもりです。何か安いもので始めます。ラミネートやその他のものとかですね。そして必要な場所に置いていきます。それはするつもりです。

サム:いいですね。多くの場合、衝動買いのようなものになると思うので、何かが必要です。彼らは駐車場を探していて、通りの駐車場を見つけられなかったわけです。そうして彼らはあなたのサービスを購入するに至るわけですから。

クリス:そうですね。

サム:私はこの種のマーケットプレイス型について一般的な考えを持っています。Airbnbは本当にいいビジネスです。インスタントな予約機能を提供する場合は、あなたがスペースを所有してそれを貸す形なのであれば、基本的に1つのプラットフォームにしか置くことができません。もしゲストなら、ゲストは本当に特定の家を得られるかどうかが気になります。それらは交換できないのです。ライドシェアリングの場合、あなたがドライバーならどんなサービスのためにも運転できます。あなたはアプリをオンとオフにすればいいだけです。もしあなたが乗客なら、あなたはどの車に乗るか気にしないでしょう。あなたが何らかの形で前者の形のマーケットプレイスを持つことができれば、本当に素晴らしいです。完全な置き換えができないだけではなく、誰もが価格に応じて各サービスを切り替えるようなことがないからです。あなたが今何かをすることができるとしたら…これが大部分の人が見逃している駐車場についての大きく重要な洞察だと思いますね。もしあなたが24時間インスタント予約や何かをすることで、人々があなたのマーケットプレイスに場所をリスト化するだけで良くなるのであれば、それは早期に解決するべき課題ですね。それは大きな変更ではありませんが、とても価値のある微調整になると思います。実際、ビジネスの長期的な実行可能性に大きな違いが出てくるでしょう。

クリス:それは良いアイデアですね。今は、24時間の予約などについては、不動産所有者や自宅の所有者に時間を設定する機能を与えたいと考えています。

サム:いいですね。

クリス:時にはオーナーや財産所有者の一部、たとえば Wells Fargo のようところが、営業時間の少し後に設定したりできるかもしれません。

ユリ:彼らの駐車スペースを与えてもらえると思いますか?

クリス:駐車スペースを与えてもらえるよう、企業にリーチしたいと思っています。

ユリ:面白いですね。家の所有者や余分なスペースを持っている人のほうが多いと考えていましたが、ビジネスサイドは本当に面白いかもしれません。今は非常に異なる営業スタイルです。なぜなら、今あなたはその場所に行かなければならず、不動産管理者を説得しなければならないからです。

クリス:その通りです。

サム:ここではひとつ考えが浮かびました。私は最初にそれらのうちの1つを選ぶと思います。なぜなら両方に売ることができないからです。

クリス:はい。私は最初特に居住者と個人にフォーカスを当てて、ゆっくりと構築したいと思っていました。

サム:あなたは価格設定について何か感じていますか?

クリス:はい。私はサンフランシスコのメーターを参考にしてモデル化したいと思っていました。今はメーターのすべてのが時限式です。サンフランシスコの駐車場は、変動するベースの価格設定と同様にメーターの価格を引き上げようとアンケートを実施しました。それは私たちが模倣しようとしていることです。私たちは住居用のメーターと競合したいと考えています。プライベートな場所については明らかにプライベートな場所の価格と競合するので、サンフランシスコがすでに行っているモデルから外すだけです。

サム:ユーザーや土地の所有者が望む限り駐車すると思いますよ。

クリス:土地の所有者が駐車可能な時間を8時〜5時と設定している限り、彼らは8時〜5時に駐車をすることができ、1時間ごとの料金をチャージします。

サム:これは法理的にはどうですか?私有財産であれば大丈夫だと思いますが。

クリス:合法ですね。完全に合法です。私はそれを調べてみました。そしてSF法の弁護士とサンフランシスコ市自身に尋ねてみました。面白い質問の形で。こんな感じのストーリーです。私は彼らを呼び出してこう言いました。「私の父がベッドから動けず、働くことができません。十分な社会保障を得ておらず、受動的な収入を得る必要があるのですが、このスペースを隣人たちに貸し出すことは大丈夫でしょうか?」その返答としては「自分の家である限り問題はないよ」でした。

ユリ:素晴らしい。本当に素晴らしいですね。

サム:これは本当に良いアイデアです。速く動かないと、これはうまくいかないでしょう。目の前にあるナンバーワンの大きな問題が何かを知ることは、スタートアップにとって常に重要だと思います。あなたにとっては、素早く出荷できていないことです。ハックアップしても、それほど見栄えがよくなくても、可能な限り迅速に1つの地域でやってみてください。

クリス:はい。

サム:あなたが議論したい他の質問はありますか?

クリス:大丈夫だと思います。

サム:素晴らしい。それを試してみることに私は興奮していますよ。

クリス:ありがとう。

サム:ありがとう。

ユリ:ありがとう。

サム:ローンチしたら電子メールを送ってくださいね。

クリス:はい、もちろん。

Moonlight Work

ユリ:私はユリです。

フィリップ:フィリップです。

ユリ:お会いできてうれしいです。

エマ:私はエマです。

ユリ:ユリです。はじめまして。

フィリップ:お会いできてうれしい。

ユリ:あなたたちは何をしている人達ですか?

エマ:私たちは Moonlight Work です。ソフトウェアエンジニアやデザイナーが必要とする企業とマッチングさせるためのマーケットプレイスを構築しています。

ユリ:具体的には一回あたり10時間ですよね。

エマ:はい。私は一回あたり10時間から始めると思いますが、それ以上のものを望む企業もいますし、より多くの時間を必要とする人もいます。より多くの時間を求める人には、より多くの時間をお願いできるようにしています。

サム:これはすでにローンチして稼働していますか?

エマ:プロトタイプを稼働させています。誰もそれを使用してはいませんが…

サム:他の人のためにプロジェクトをしたことは?それは始めるのに最適な方法ではないかと思います。

エマ:はい。私たちはこのサービスの必要性を自分自身で持ったことから始まりました。

サム:企業はどこであなたのサービスを見つけるのですか?

フィリップ:さまざまですね。私達が受託契約での仕事をしていると聞いた友人の友人たちが来て、仕事のアサインを頼むこともあります。別としては、私たちの最後の会社を閉鎖したときに、すべてのコードをオープンソース化したため、そのコードを自分のサーバーに配備するためにお金を払う、という人たちがいました。彼らはGitHubを通して私たちを見つけました。

サム:これまでどんなプロジェクトがあったのですか?

エマ:これまでのところ、非常に具体的なニーズを持っている人が多いので、「この言語の専門家が必要」といった場合や、またはこのことを本当にうまく構築する方法を知っている専門家が必要といった場合です。オンボーディングのプロセスがあるというよりは、いきなり飛び込んでプロジェクトをやることでしょうか。

ユリ:なぜ彼らは UpWork や TopTal や他のアウトソーシングハウスの代わりにあなたのサービスを選ぶのですか?

エマ:最大の理由は、専門家が働いているから、と私達が宣伝しているからだと思います。世界中にいる1時間に15ドルを稼ぎたい人が必要なわけではありません。私達のこのサービスは、GoogleやUberで働いている人で、余分なお金を作りたいと思っている人たちがいるサービスです。彼らは本当に得意なのです。

ユリ:だからあなたはこれらの人々をキュレートする必要がないということですね。

エマ:はい。

ユリ:それがあなたがすでにやっていることですか?

エマ:はい。それが私たちがやっていることです。私たちにとって最も大きな障壁となるのは、これらの人々が本当に質の高い労働者であることを確認することです。

サム:あなたは10時間のプロジェクトに対してどれくらい料金を請求しているのですか?

フィリップ:請負業者が独自の料金を設定した後、私たちはその上に15%の請求を乗せて請求を処理しています。

サム:真のマーケットプレイス型ですね。

フィリップ:その通りです。

サム:品質以外にも気をつけるべき点があると思います。もしこれが明らかに良いビジネスで、多くの人が欲しがるのなら、多くの人が既にそこに入っているはずです。どうやれば、契約してくれるエンジニアを見つけるために誰もが見るようなマーケットプレイスになりますか?

フィリップ:私たちは自分の経験から話すことができると思います。過去に学生ローンがあった時期があり、毎週余分な時間をかけて払い戻しをしていました。そんなとき、 サイドプロジェクトとして1時間に50ドルまたは70ドル以上を得られるような、そんな短期的なプロジェクトを見つけられる場所がなかったのです。

ユリ:それは開発者側の話ですね。どのようにして企業がマーケットプレイスに来て、専門家が必要なときには、あなたたちのマーケットプレイスに行く、という状況を作れるのでしょうか?

フィリップ:いくつかの異なるマッチング方法について取り組んでいます。その中で欠けていたと気付いたのは、企業には非常に特殊なニーズがあり、それは私達のプロダクトの中核であるべきではない、ということです。時には、「開発環境をセットアップする必要があります」といったものや、または「ランディングページが欲しいけれど、デザインチームはアプリにフォーカスしている」とったものがあります。

ユリ:特定のスキルのために行く場所として知られたいわけではない、ということでしょうか。すべての専門分野には当てはまりませんが、最初は特定のセットのようなものから始まります。そこから別のバーティカルを切り開くものです。

フィリップ:そういう意味では、私たちはオープンソースのプロジェクトに注目しています。オープンソースのプロジェクトには、何もかもを理解するための多くの知識と経験があります。私たちは、独自のオープンソースプロジェクトを試してみました。そこにはプロジェクトがあり、人々がサインアップしています。そして特定のオープンソースプロジェクトに人々をマッチングさせてみました。Rubyといったプログラミング言語の区切りなどではなく、Chef のための MongoDB バインディング、といったようなものです。

サム:ハイエンドの仕事による洞察と、小さなピースを探している人に関する洞察は本当に良いと思います。私が疑問に思っているのは、あなたが今必要としているプロジェクトを選ぶことができるのだろうかという点です。たとえば構築するのが難しく、かけられる時間が少ないプロジェクトで、普通ではない特殊なスキルが必要で、「これをなんとかしてくれるような人を早急に求めているんだ」といったようなプロジェクトです。それが初期のフォーカスポイントのように私には思えます。

エマ:そうですね。

サム:会社の今の最大の問題は何ですか?

エマ:私はそれがマッチングであると思っています。明らかにすべてのマーケットプレイス型のモデルはその問題を抱えていますが、私達のマーケットプレイスにいる人々が、果たしてチャージする価値があるかどうかというところを確認しなければなりません。というのも、私たちは1時間にどれくらいの料金を請求できるのかを制限したいと思っており…

サム:なぜですか?

エマ:私たちは、品質を高めるために、一時間あたりに多くのお金を稼げるような人たちがほしいと思っています。

サム:あなたは1時間にどれくらい料金を請求するつもりですか?

エマ:150ドル以上の課金ですね。これまでに約300人がサインアップしており、一時間あたりの料金を訪ねました。通常は1時間に約70ドルから200ドルです。

ユリ:興味深いところは、人々がどのくらい多くの料金を請求しているかではなく、企業はどれぐらいの価値を感じているかというところですね。企業が開発者に1時間に150ドルか200ドルの価値があると言っているのであればいいのですが、実際にはどうでしょうか。彼らは喜んで支払っているのならいいのです。しかしあなたたちは、開発者自身が価値がある仕事をしたと考えたかどうかはさておき、開発者の仕事に払ったお金の価値があると企業を説得する必要があります。

エマ:はい。

ユリ:どうやってそれをやりますか?1時間に25ドルの別のサービスに行くのではなく、1時間に200ドルの開発者に価値があることを企業にどのように納得させますか?

エマ:今私はMVPのことを考えていますが、私たちはこれらの分野の専門家であり、私たちが持っているタレントの質はそのレベルにまで達していると確信しています。私はそれをどのようにスケールさせるのかを理解する必要があると思っています。

サム:どのようにスケールするかを理解することに加えて、あなたがそれをどのように伝えようとしているのかを理解する必要があると思いますね。ウェブサイトには、有名な顧客からのコメントなどが掲載されていたりして、ここには最高の人々がいるという印象を与える必要があります。最適な価格を調べるという面では、私達がよくみる方法としては、ガイダンスを提供した上で、マーケットプレイスで価格を設定するようにユーザーにお願いして、「あなたの提案に基づいて、私たちはこの価格を推奨します」とか、「これが私達の推奨する価格のレンジです」と提案することです。85%や90%のユーザーはそうしてくれます。質の高いレベルの人々が欲しいという理由で、特定の範囲に向けて人々を誘導したい場合は、おそらくそうすれば良いと思います。

フィリップ:私たちはそれを試してみました。私たちの登録フォームには、毎時の平均料金は1時間あたり70ドルと載せています。また希望する年俸がある場合は、1時間ごとの料金が表示されます。たとえば年間100,000ドルなら1時間あたり約50ドルです。

ユリ:最初に外部の開発者が注文を受けられるようになるのはいつになりますか?それはあなたの二人ではないのでしょうか?

フィリップ:私たちは現在請求書作成の開発を進めていますので、おそらく次の1–2週間になると思います。

ユリ:初めは手作業でもできるのではないですか?あなたが他の人の代わりをして…。あなたは請求機能を持っていないのですから。

エマ:そうですね。

フィリップ:私たちはこれまでこ自分自身でやってきました。そこには多くの作業があります。契約書のやり取りや、企業への支払うための銀行口座の開設などですね。プラットフォームに参加したいと思っている潜在的な候補者と話をしたときの最大の懸念事項は、「一週間に10時間しか働かないのであれば、どのくらいの時間をかけてランプアップするか」というところです。「顧客と話をする必要があるのでしょうか、支払いを受けるまでにはどのくらい時間がかかるのでしょうか?」というのもあります。

ユリ:私はその方法をすべて試してハックするべきだと思います。そして開発者に開発に集中させるために、その裏のことは手作業でやるといいでしょう。すべての圧力を取り除いて、顧客とのやりとりを開始できるようにします。そしてあなたが手動で処理する必要がある場合は、それを実行してください。あなたのプラットフォーム上で、あなた以外の誰かが作業を始めることはとても重要です。

エマ:ええ。

サム:そうしたとき、特に最初については、課題が何であるかを知るためにとても深く関わるべきです。人々はこうした副業をすることが許可されているかどうかの確信を持てていない可能性があり、現在の雇用契約を見るのを助ける必要があるかもしれません。顧客とのやりとりの仕方やコミュニケーションの程度を知るために、トレーニングが必要な場合があります。こうした物事がありますが、その多くはあなたを驚かせるでしょう。あなたの推測は多くの面で間違っています。あなたがこれを見つけ出す方法としては、最初の人、いや20人のユーザーを見てみましょう。あるいは、少なくとも彼らと常に話をしてください。

ユリ:少なくとも私なら彼らの代理人になることを考えます。彼らがタレントであり、あなたが代理人であった場合、あなたは彼らのためにすべてを世話し、すべての質問に答えることになります。

サム:そしてそのとき、それをプロダクトに組み込み始めるんです。私たちの経験では、ほとんどの場合、「ブレークポイントがどこであるのかを知っている」と言ったときや、「ユーザーに教えるために必要なものが分かっている」と言ったときは、ほとんど常に間違っています。しかし、あなたは本当にすぐにそれを見つけられるでしょう。そうしたプロセス中で、人々の共通の懸念を聞くために巨大なサンプルセットを用意する必要はありません。一度に1つずつ解決していくだけでいいのです。この方法が、こうしたことをしない他の開発者タレントのマーケットプレイス型ビジネスとの差別化できるところです。もしあなたが何とか解決すれば、あるいは、あなたが少し余分な収入を望んでいてどうやればいいのかを分からない開発者の人たちの助けになれば、そしてあなたの評判が高まれば、それが最高のタレントを得るための最高の方法になるでしょう。

ユリ:今思いついたアイデアですが、あなたがこのアイデアを追いかけたいと思うか思わないかはさておき、もし誰かがこのフィールドのエキスパートとして知られたい場合は、あなたのプラットフォームのネットワークなどを通じて実際にエキスパートがいるかどうかを確認できるかもしれません。または、特定のニッチな分野で有名な人を募集して、自分のプラットフォームにサインアップしてもらい、自分のプラットフォームでプロジェクトを実行させてもいいかもしれません。

フィリップ:そうですね。

サム:今、あなたの最大の問題は何ですか?

エマ:個人的な話ですか?

サム:会社のことです(笑)

ユリ:この段階では、しばしば個人も会社も同じようなものですが(笑)

エマ:そうですね(笑)

フィリップ:自動化の手段を手に入れることだと思います。私たちが手作業で支払いをするのであれば、私の懸念事項は10カ月間、1099 (訳注:雑収入報告書)などを手作業で計算しなければならないということです。

ユリ:しかし、あなたは10ヶ月続けることにはなりませんよね。次の2ヶ月で作るのですから。

フィリップ:はい。

エマ:支払い方法などをセットアップしなければならないと感じているのは、支払い手続きに関する法律やロジスティクス、書類仕事が非常に多いからです。私はあなたが正しいと思っています。最初の数人はそれらがどういう人達であるかを知る必要があります。でも私たちは両方共する必要があると思っています。

サム:うまく請求を処理するために使用できる、他のスタートアップはありませんか?それはあまりに複雑です。

ユリ:会計士は助けてくれないのでしょうか?

フィリップ:はい。私たちは1099を含むすべてのものを処理するために Stripe Connect を使用していますが、現在のところその上で動く請求システムは構築されていません。

ユリ:理解しました。しかし私はまだこう感じています。開発者としては、何かを作りさえすれば、準備万端だと思うことでしょう。しかし、実際にあなたが問題を解決できるかどうかを知ることは非常に重要です。プラットフォームを構築していても、人々がそれを使い始める機会がなければなりません。スケールしないことをするときにこそ、そうしたことを知ることができます。それは私たちがほぼすべてのオフィスアワーセッションで言うことの一つです。「スケールしないことをしよう」と。手動で行ってください。道路の舗装に10ヶ月もかけて心配しないでください。 10カ月後には今とは違う新しいスタートアップになっています。そのときのスタートアップは今日とはとても異なって見えます。現段階では、スケールしないことだけを行うことがとても重要です。

サム:ほんの一握りのユーザーです。みんな「もしこのスケールしないことをすれば、2,000人のユーザーが明日にサインアップしてくれるんだろうか…」と気にしますが、こうしたことを持ち出す必要はありません。

フィリップ:とても幸運でないと無理ですしね。

サム:そのときには、そうした問題に対処しなければならなくなります、ただ、それは起こることではありません。人はつい「大きな問題は、まだこのソフトウェアの一部を作っていないということです」とか「大きな問題は、2,000人のユーザーを獲得したときにどうするかということです」と言ってしまいがちです。

フィリップ:私たちが基本的に焦点を当てているのは、現在、請求についてです。ログインなどではありません。クレジットカードや銀行口座の詳細をすぐに取るためのものです。

サム:OK。もう一度言いましょう。それがあなたがしたいことなら、それをするのがいいでしょう。

ユリ:もしそれが一週間で稼働させることができるならですが…

サム:あなたの「最大の問題」についての私の答えとしては、私は、あなたが能力のある開発者を獲得できるかどうか、という事実については心配していません。アプリのアイデアを持った人はたくさんいます。私が心配しているのは、この種の「素晴らしい開発者が他の人のために何かを作ろうと思っている」というアイデアが持つ人々はしばしばいて、それを実行するのがとても難しいという点にあります。それは、開発者を獲得しようとしていると思っている理由や、または開発者がうまくやるだろうという前提がかなり間違っているからです。あなたはまだ持っていないはずです。あなたはこれについてたくさん考えてきているので、あなた自身の問題に気付かないでしょう。あなたは、あなたが今作る必要があると思っている請求システムが必要でないことをに気付くでしょう。なぜならあなたのビジネスモデルの基盤となる何かが変わるからです。だから、あなたの知らない人々やあまり知らない人達を獲得して、プラットフォーム上にプロジェクトを立ち上げる。それがとても重要なステップだと私は思っています。

フィリップ:同意します。一つ付け加えると、このアイデアは私が前に居た、人々を雇う時間がなかった会社での経験から得ました。そして私達はパートタイムの人を友人の友人などから採用し始めたのです。私たちはそのような手の研究を初期にたくさんやり始めました。

ユリ:それは素晴らしいですね。それはとても重要だと思います。なぜなら、それはあなたが痛みを抱えていて、痛みを理解しているということだからです。サムと私はまったく同じことに駆り立てられています。つまり、貴方自身の以前のビジネスや現在のコアビジネスとは関係がないことを始めることについてです。

フィリップ:分かります。

サム:他に話したい課題はありますか?その他の質問は?

エマ:私は特に無いですね。私達が今するべきことを知ることが、私達のメインの質問でした。

ユリ:いいですね。

サム:あなたはどのようにして15%を請求すると決めたんでしょうか?

エマ:それは私たちが試してみなければならないもう一つのことです。ただ、企業が何かの作業料に追加して支払うときに問題ない数字だと思っています。私のルームメイトはリクルーターであり、給料全額の上に30%を得ています。あまり多くの人で始めることをしなくても、テストを始めることができると思います。

ユリ:それはあなたが時間単価の上に課すつもりの価格ですか、それとも毎時のレートに混ぜられるのでしょうか?

エマ:はい。1時間に70ドルの人がいる場合は、それに15ドルを追加します。あ、いや、1時間に100ドルの場合に15ドルを追加します。

サム:これは将来に関わる良い問題ですね。もし企業が好ましい人と仕事をしたいと思って、プラットフォームから離れて雇用してお金を払われるのをどうやって防ぐのでしょうか?

エマ:それは、多くの開発者やデザイナーが私たちに指摘してくれたことでした。私は、プラットフォーム内のツールで人々をそこに残ってくれるようにしたいと思います。つまり、簡単に仕事を獲得できて、仕事を続けることができて、副業としてできるようにしたいと。人々が契約労働者としてリモートワークを可能にする内部ツールを構築すること、それが我々がフォーカスするもう一つのものになるでしょう。

フィリップ:これは短期間のプロジェクトについてもうまくいくものですね。

エマ:そうです。

ユリ:分かりました。

サム:とてもクールですね。

ユリ:よかった、ありがとう。

サム:さて、形式上、今回のものは実験でした。私たちにこのクラスでもっとやってほしいと思いますか?役に立ちましたか?いつもの講義のほうが良いでしょうか?イエス?イエス?中ぐらい?では、もう少しやってみましょう。素晴らしい。ありがとう。

Startup School 2017 JP

Y Combinator 主催の Startup School 2017 の翻訳を公開します。

Taka Umada

Written by

The University of Tokyo, Ex-Microsoft, Visual Studio; “Nur das Leben ist glücklich, welches auf die Annehmlichkeiten der Welt verzichten kann.” — Wittgenstein

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Y Combinator 主催の Startup School 2017 の翻訳を公開します。

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