3分で読めるシリコンバレー流授業【偉大な創業者になるために Part3】

LinkedIn創業者Reid Hoffmanの講義まとめ

シリコンバレーで秀逸だったY CombinatorのHow to Start a Startupで、

未翻訳のものをまとめていく本シリーズ。

Part 1Part 2に続きLinkedIn創業者のReid HoffmanのStanford大学での講義です。

本編のビデオはこちらで見ていただけます。

データはヴィジョンを仮説検証するツール

ヴィジョン重視かデータ重視かも相反する様に聞こえます。

起業家はヴィジョンに基づいてプロジェクトを進めているのに、

他方、リーンスタートアップ(最低限のコストで短い仮説検証を繰り返す開発方式)を始めとした様々な手法で、

データを収集したり顧客の意見を聞いたりします。

実際のところ、

ヴィジョンに基づいた考え方と仮説の中においてのみ、

データは役立ちます。

ネガティブなデータが出た時、

問題解決に対するアプローチを変えた方がいいですが、

実際には大きなヴィジョンまでは諦める必要がないのです。

PayPal立ち上げ当初、

我々はTシャツに”新たな世界通貨(New Global Currency)”と書いて配りました。

そこで我々の思い描いていた未来は、

世界中の商人が電子決済の仕組みでビジネスができる環境でした。

このはっきりした未来イメージが真北を指す羅針盤となりました。

最初銀行モデルを考えたり、

その後迂用曲折があり、

貸付モデルを考えたりしましたが、

最終的にビジネス決済モデルで成功した訳です。

ヴィジョンとデータは結局二つ同時に使います。

時にはデータによりヴィジョンが変わる時もあります。

リスクは取るが最小化する努力を行う

起業家は、リスクを取る人と言われます。

しかし、

逆張り(=多数派と真逆の行動)し大きなチャンスを追いかけたり、

どの様に賢くリスクを取ろうか。

どの様に一部分だけリスクを取ろうか。

どの様にチャンスを最大化し他のリスクを最小化しようか。

どの様に避けられないリスクを賢く取ろうか。

この様な考え方は、

リスクを何も考えずに取ることと全く違います。

LinkedInの場合は、

ユーザー全員が経歴を公開するとメリットがありました。

まず我々が体現しようとしているヴィジョンが見えた人がユーザーになってくれ、

その後多数派がついてきてくれた時には価値あるサービスが完成していました。

リスクを取る時も、

Part2で紹介した”自信チェックリスト”が使えます。

◻︎自分のアイデアへの自信が増している→現状維持するべき

◻︎または無くなっている→現状改善のアクションを取るべき

例を挙げると、

顧客から上がってくるデータによって自信が増しているか?

賢い人たちからのアドバイスによって自信が増しているか?

これらを日々チェックする事がリスク最小化になります。

例えば、立ち上げ当初のPayPalでは、

携帯電話やPalm Pilotを使った送金というのがアイデアでした。

でも立ち上げる前にそんな送金は成り立たない事がわかりました。

どんなレストランを見てもPalm Pilotを持っている人は0人か1人だけ。

それ以上考えなくても方針転換の必要がありました。

そこからEmailで決済するというアイデアが生まれたのです。

この様に、実行すると同時に考え抜く事で、

リスクは最小化する事ができます。

短期長期目標は根源的な順番に優先順位をつける

短期目標も長期目標も同時に追いかけなければなりません。

確かに長期的にどこに向かうかわからないビジネスをしていても意味がありませんが、

目の前の緊急事項に対応しないとビジネスは死んでしまいます。

ではどうやって両立させるのか?

短期目標(今日や今週の目標をどうやって達成するのか)は長期目標に大きな影響を与えます。

例を挙げると、

インターネットでウェブサービス制作の次に来るものは、

ユーザーの獲得でしょう。

ユーザーがいなければサービスは死んでしまうので、

獲得の方が制作よりも大事なわけです。

もっと根源的なのは財務でしょう。

お金がないと良いアイデアも実現できませんよね。

そういう意味で資金調達は二歩先くらいまで最優先で考えます。

次にユーザーの獲得、

次にサービスの制作(プロダクト)、

という風に優先順位を構築していきます。

強迫観念に近い信念

どうやって自分自身が偉大な創業者だとわかるのか?

超能力に近い卓越した能力は必要かもしれません。

特にウェブサービスでは、

プロダクト作りに精通している事は重要です。

また、ネットワークの力を使うためにリーダーシップは必要です。

合わせて、一番根源的なものとして、

物事が正しい方向に進んでいるかどうかへの拘りと強迫観念は必要になってきます。

ここでもこだわるべき考え方はこうです;

◻︎自分のアイデアへの自信が増している→現状維持するべき

◻︎または無くなっている→現状改善のアクションを取るべき

上記の答えがYESという状態にこだわり続け、

チームやネットワークを築き続けること、

これが結果的に偉大な創業者になる近道です。

スキルよりも絶え間ない適応力が大事

創業者といえば、

時代を代表する人たちの顔が思い浮かびます。

上記わざと白人だけを選んでます。

でも実際創業者は多様性があります。

様々な違った領域で卓越した才能を持っています。

取り組んでいる問題解決も創業者によって違いますよね。

年齢、性別、国籍などの多様性だけではありません。

アリババのジャックマーは、

先生だったわけです。

ポイントはどうやってビジネスを離陸させるかと、

どうやってネットワークを集めて、

絶え間なく変化する問題に立ち向かうかです。

まとめ

言いたかったことは、

創業者にとって必要なスキルは一つではないという事。

状況に合わせた適応能力を使い、

自分を突き動かすビジョンを継続して持ちながら、

あらゆるデータやフィードバックを活かして、

自分の周りにネットワークを張り巡らせる事。

そうする事で偉大な創業者は生まれます。

霧の中の様に、

未来が見えない中で突き進む事。

自分のプランが上手く行くかどうかなんてわかりっこないですよね。

こういった心の持ち様がキーポイントです。

(おわり)

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