機械との競争なんぞなまぬるい
人間はコンピュータシステムの生体端末になる
ウェアラブルコンピュータで、物が出てるとか試作だとかでニュースで見たりするのは、まずはGoogle Glass。あとは、腕時計型だったり、手首につけるバンドだったり。それも、単独で動きそうなものもあれば(コンピュータに接続はできる)、スマート フォンとの通信が必要というものもあったり。腕コンとSmartWatch、それとGoogle Glassで は、腕コンの入出力機器という形で書いたけれど、本体はスマートフォンでもなんでもいいけど、とりあえず常に使用可能という条件が嬉しいなと思うと、耳に 掛け型のイヤホンみたいなヘッドセットがあってもいいと思う。耳掛け型と言っているのは、やはりカメラが欲しいと思うのと、カメラをつけるとなると、ある 程度角度を固定できる方がいいんじゃないかと思うのと、カメラから本体にどんどん写真やムービーを送るとなるとバッテリーがどれくらいの大きさのものが必 要になるのか少し不安なので。耳にさすタイプのヘッドセットよりは、バッテリが重くなっても大丈夫そうかなという辺りです。イヤホンじゃなくて、ヘッド フォンでもいいですが。
入出力が腕時計ならばあまり問題にはならないと思いますが、メガネ型とイヤホン型の場合、ちょっと問題が起こる可 能性があるかもしれません。すでにGoogle Glass禁止を謳った店があったり、Google自身がGlassでの顔認識は禁止と言ったりしてます。ですが、それとは別の問題です。ちょっと極端な 設定をします。Googleでもどこでもいいのですが、ともかく使用者のいろいろな情報が集まっているとします。mailとか検索履歴とかToDoとかメ モとかネットショップでの購入履歴とか。この情報は、ローカルの機器にあったとしてもサーバ(Google特定ということではなく、アプリ用のサーバもあ りえます)に自動的にアップロードされるものとします。GPSも常にONにしているとします。あと、ウェアラブル的なものなので、基本的に常に作動してい るとします。
で、Google Glassが今年、一般販売らしいので、2014年を起点としましょう。
そうすると、うまいこと処理をすると、「ここを右折すると、あの服を売っています」と、使用者の好みっぽい服を教えてくれたりするかもしれません。服に限りませんが。あ るいは、「本屋にあの本が入荷しました」とか教えてくれるかもしれません。そうすると、もしかしたら使用者の購買行動に影響を与えられるかもしれません。
ナビもしてくれると便利ですよね。そこで、ナビを機能させていると、使用者の購買行動に影響を与えられそうかどうかを含めてのナビをしてくれるかもしれません。
多分、その手の機能だとかアプリだとかの開発競争が始まるのではないかと思います。私の想像力の問題で、購買行動しか例が思いつきませんが、これは広い意味 で考えると、コンピュータが使用者の行動に積極的に介入してくる、あるいは使用者を制御しようとしてくるという状況が起こるかもしれません。人間がコンピュータのシステムの生体端末になるわけです。おそらくそれで満足する人が多いと思いますが、もうちょっと考えてみます。多分、1年く らい過熱するかもしれません。そうすると2015年です。
決定権は使用者にありますが、さすがにそういう状況になったら、「これは問題だ ろう」という世論になるかと思います。でも、サーバに参照を認める情報をうまいこと管理出来れば、便利なことは便利です。ToDoに、ある本の出版予定の 随分前に「この本を買う」というのが優先度が高いとか、優先度は高くないけれども重要であるという情報付きで書いてあったとして、発売された時期に本屋の 前を通ると、「この本がここに入荷しています」と教えてくれると便利だよなぁとは思います。
でも、サーバに参照を認める情報をうまいこと管理するのはちょっと面倒かもしれません。ToDoだけでも、個別に許可の有無を設定しないといけませんし。それに、使用者の行動に介入すること自体が問題だという意見も十分あると思います。
運が良ければ、2015年のうちにとりあえずどうするという結論がでるかもしれませんが、落ち着くのに1年かかるとしましょう。すると2016年になります。この時点で通知なりサーバによる参照なりを許可を設定できるようになるとします。
ですが、すぐにその手の許可を簡単にうまいこと設定できるようになるとは思えません。それでも頑張って設定をして使う人はいると思いますが、常時入出力可能 な形のウェアラブル的なものは敬遠されるかもしれません。もし、企業などが諦めなければ、使用者にとって有益な条件をうまいことできるだけ自動で判断でき るようにするための研究は続くと思います。それは、ある意味、使用者の意図を重視する技術といえるかもしれません。これに何年かかるのかは想像出来ません が、とりあえず5年かかるとしましょう(1年でできるかもしれませんが)。すると、2021年になります。
その結果、2021年から爆発的に広まるかもしれません。敬遠されていたこととか、敬遠されることになった経緯から、なかなか広まらないかもしれません。とりあえず3年みときます。すると、2024年です。
2015年の段階で順調に技術開発が進んで普及するか、それとも開発がうまくいかないか世論的なもので下火になって消えてしまうかは分かりません。復活するとして、2024年というのは、「分からない」ことが前提での適当に出した年です。
なんてことを想像してみました。
この記事は私がtwitterでつぶやいたのを元に、少しだけ考えて書いたものです。