Kei FujiedaJan 92 min read
有名ブランドを排除したローカルブランドだけのショッピングモールがマレーシアで一番人気のモールに


マレーシアの首都、クアラルンプールの高級住宅街にある、「Publika」というショッピングモールは一風変わったコンセプトで成り立っている。いわゆる、StarbucksやAdidasやCHANELなどの有名グローバルブランドの店舗はモール内には出店しておらず、代わりに地元で人気のあるブランドや店舗がリデザインを図った上で出店しているようだ。


例えば、アパレル店のリストを確認してみるが、有名グローバルブランドはゼロ。Just B、Kybun、Pantry Magicなど、名前すら知らない店舗ばかり。カフェ・レストランも、Chawan、Elegantology Gallery & Restaurant、Igloolなどの地元で人気のローカルブランドが名を連ねている。
ハイパーローカルに重きを置く形態が一般層に注目されているケースはまだ珍しいものだが、マスブランドの価値は大きく変容していくことになるだろう。Starbucksブランドは「Inspired by Starbucks」などを始めとするスタバの看板をはずしたステルス型スタバ店舗を展開し始めているが、これらの形態ですらある層には好まれない昨今なのだから。マスブランドが持つ世界規模で均一的な品質と規格という要素は、一人の物語やこだわりを軸とする社会においてどのような意味となるのかを考えていく必要があるのではないか?