Amazon Dash Buttonは誰のためのサービスか?
ユースケースから考えるもう一つのユーザー像
Amazon Dash Buttonについてのエントリが話題になってたので、別の視点からちょっと前に考えたことを書いてみます。
新しもの好きなのでとりあえず「ウィルキンソン炭酸」のためにDash Buttonを購入し、自宅で使ってみています。
感想としては、
- セットアップは割と簡単だけど、スマホを使いこなせる程度に知識は必要
- そんな人間にとっては、キッチンに設置したボタンを押すくらいなら、いつも持ってるスマホかPCから注文する方が早い
- そもそも定期便にしてれば注文の必要すらない
- でも子どもがボタン押して嬉しそうにしてた
というもので、面白さのために一手間かけてる感は否めませんでした。
そもそもこの手の商品は、Amazon以外のサイトやドラッグ・ストア、スーパーの方が安いという話もあります。
と、若干ネガティブな印象を書きましたが、これは設置者=(一定上にネットに詳しい)利用者の場合の話です。設置者と利用者が異なるケースならどうだろう?と考えてみました。
例えば、離れて暮らしている実家の親のために実家に設置するというような使い方です。「ネットで注文するのが苦手な人」のために、自分のAmazonアカウントでセットアップしてあげるのはアリじゃないでしょうか。
使う側からすると、ボタンを押すだけで商品の注文ができますし、セットアップをした人間にとっては、注文が発生すれば自分のスマホに通知が来るので誤注文の心配もありません。手をかけずに、使い手が好きなタイミングで安心してネット注文をすることを手助けできます。
もちろん、使い手の家にインターネットが必要とかそういう条件はあるわけですが、割とそういうユース・ケースが現実的な自分としては「それができたら、ありがたい」という感触を持ちました。まだ実際にやった訳ではないのですが。
ほかにも「決済をまとめて別な人間が行いたい(会社とか)」みたいに、商品購入の管理者的な立場になったときにも便利なのではないかと思ったりもしました。
Amazonがどういうユースケースを想定してるのかは分かりませんが、そんな風に考えてみるとまた違った評価ができるのではないでしょうか。