for Startups「石橋宗親」がSTUDIOで実現する、事業スピードを止めないデザインコラボレーション。

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10 min readJun 19, 2018

STUDIOを実際に利用しているユーザーにインタビューをしていく企画「STUDIO Story」

第3回目のゲストは、これまで様々なプロジェクトや企業をデザインとクリエイティブの力で牽引している、for Startupsの石橋宗親さんです!

今日はよろしくお願いします!まず石橋さんのお仕事についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

はい、現在私は「日本 No.1の成長産業支援プラットフォームをテクノロジーで実現する」というミッションを掲げ、国内のスタートアップ・ベンチャーをご支援するfor Startups株式会社で、Experience Designer兼PRとして、自社のBrand Experienceの構築を主に担当しています。

弊社は、当初は「人的支援」が中心でしたが、現在は、ベンチャーキャピタルと連携した「起業支援」の他に、「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」を運営するなど、日本のマーケットに必要な事業を次々と手がける企業へと変革しつつあります。私は、for Startupsメンバーのアイデアをテクノロジーとデザインの力で具現化するテクノロジーラボにも所属しています。

最近では「SMASH for Startups」という起業家創出を目的とした新規事業を立ち上げました。そのプロジェクトの第一弾イベントとして日本最高クラスのベンチャーキャピタリストと壁打ちができるアイデアソンを開催します。そのイベントページを、STUDIOで作成しました。

SMASH for Startups Theme #1 Innovation in Healthcare のイベントページ

ありがとうございます!イベントページを拝見しましたが、初回は「Innovation in Healthcare」がテーマなんですね。

はい。医療/ヘルスケア分野領域でお仕事をされている方や、その分野に興味や課題意識のある方を対象にしたアイデアソンで、6月30日(土)から7月1日(日)に開催されます。

SMASHには「常識を打ち破る」という意味が込められているのですが、私たちが目指しているのは、強い起業意欲はないが、素晴らしい才能やアイデアを持っている方々の発掘です。

看護や医療という領域は社会的にインパクトがあるアイデアがたくさん眠っています。しかし、実際に現場で働く方々がゼロからビジネス化するのは難しいのが現実です。

そこで、SMASH for Startupsでは、同じような志を持った方々を集めて、トップクラスのベンチャーキャピタリストとお引き合わせをして、事業創造の方法を学ぶ機会や、1対1でアイデアを壁打ちする機会をご用意することで、アイデアをビジネス化していく仕組みをつくろうと考えています。

SMASHの展望としては、回数を重ねて継続していくことで、常識を打ち破る人、素晴らしい人をつなげて、お互いのアイデアを具現化するときに支えてくれる力となるようなコミュニティを形成していきたいと考えています。

プロジェクトのメンバーとは、冗談で、”SMASHの仲間”だから「スマッシュブラザーズ」だね、なんて言っています。要は、そのぐらい親密なネットワークになればいいなと。あ、伝わってます?(笑)

SMASH for Startupsのイベントページをコーディングレスで、わずか2日間で制作・公開

イベントページのデザインがとてもスタイリッシュだなと思いました。SMASH for Startups自体はだいたい何名体制で運営しているんですか?

ありがとうございます。スタイリッシュなのは、もちろんSTUDIOを使っているからです(笑)。

SMASH for Startupsプロジェクトの中心となるメンバーは3名のみです。内訳としては、事業企画からハッカソンイベントの企画設計や登壇者との調整はBizDevメンバー2名が進めていて、それ以外の、ロゴ、ネーミング、イベントページ、PRなどは、私が1人で担当しています。

プロジェクト自体のキックオフは4月で、5月中旬にはリリースという段取りで当初は進めていました。

企画からリリースまで1ヶ月というのはなかなかタイトですね。

そうですね。STUDIOを使うきっかけでもあったのですが、リリースの期限がタイトであったことに加えて、テクノロジーラボのメンバーは当時、他のプロジェクトの大きめの開発と重なっていて、デザイナーもエンジニアも工数が充分にとれなかったのです。

そのため、フロントエンドの工数をゼロにしようと、「コーディングレス」で制作を進める方法を模索していました。

実際にSTUDIOで制作したSMASH for Startupsは、2日間の作業で公開まで持っていくことができました。私がデザインして、フロントエンドを別のメンバーで開発して、テスト環境で確認して、本番環境でリリースして・・・とやっていくと、確認なども含めて1週間~2週間はかかっていたであろう作業が、STUDIOを使うことで、今日カタチにして、明日にはリリースできるほど短縮できるのはとても魅力的だと思います。

ちなみにSTUDIO以外のホームページビルダーは選択肢にはありませんでしたか?

WEBを簡単に制作できると謳ったサービスやツールは、昔からよく見かけますが、STUDIO以外のものは、レスポンシブ対応がいまいちであったり、簡単に作れると言いながら、細部を調整し始めると時間がかかりすぎたり、デザインする側としては満足のいくものをつくるためには、少し不十分だったのです。

STUDIOの使い勝手について具体的にどのように評価されていますか?

STUDIOはテンプレートが揃っていて、テキストやロゴなどの素材さえあればすぐにウェブページ制作をできます。それに加えて、成果物のクオリティもしっかり担保されている点を高く評価しています。

例えば、美しい画像素材をSTUDIOのエディター上で選択して即使用できるというような、クリエイティブな配慮がいたるところに施されています。

STUDIO導入で生まれたビジネスチームとデザイナーチームのコラボレーション

今回2日間でSMASH for Startupsのイベントページを制作されたとのことですが、企画からリリースまでどのようなプロセスだったのでしょうか?

BizDevの担当者2人が企画をしたものを私がページとしてデザインするという流れでした。具体的には、1日目は私がイベントページのデザインのたたき台を作って、2日目に2人にレビューをしてもらいながらリアルタイムで修正をするという流れでした。

STUDIOにはリアルタイムで修正内容が反映されたウェブページを確認できるライブプレビュー機能がありますが、レビュー時に重宝しました。

私が変更した箇所を別画面で見ていたビジネスチームのメンバーが「リアルタイムで修正が反映されている!」と驚きつつ、「それならこうしたらどう?」と、協力しあいながらブラッシュアップしていく作業は、とてもスピード感がありました。

チームが一体となって会話するようにデザインが出来上がっていく、そのコラボレーション感覚がとっても楽しかったです。

石橋さんだけでなく、ビジネスチームのメンバーもSTUDIOでレイアウトを変更することはありますか?

はい。STUDIOはボックスを積み上げるデザインを採用していますが、このレイアウト手法はビジネスチームのメンバーにも馴染みやすかったようです。

「このボックスを入れ替えたレイアウトを作って欲しい」というような会話をビジネスチームとできるようになっただけでも、だいぶ作業がしやすくなりました。

STUDIOは、デザイナーにとっては細かいデザインの自由が利いて、ビジネスチームにとっては直感的に操作できるので馴染みやすい。お互いの認識を合わせるのに最適なので、チームコラボレーションにも良い効果があると感じます

そう仰っていただけて嬉しいです!ちなみに石橋さんがSTUDIOを使い始めたときは問題なく使いこなせましたか?

何でもそうですが、初めてのツールだったので、「ここを半透明にするにはどうしたらできるかな?」などと、細かい部分ではちょっと詰まることもありました。

ただ、STUDIOのチャットサポートを使えたので、問題はすぐに解決できました。私以外のビジネスチームのメンバーも言っていたのですが、STUDIOは問い合わせに対する返事が素早くフランクなので、まるで友人感覚でやりとりができて楽しいです。

問題が解決したときに、「やったね!」というGIFが送られてきたのが印象的でした(笑)。

実際のチャットサポートの画面

STUDIOは「素早く、フランクに」をサポートで心がけているので、喜んでもらえて何よりです。最後にSTUDIOの今後の活用計画などお伺いしてもよろしいでしょうか?

SMASH for Startupsの第二弾が8–9月頃に開催される予定なので、そのイベントページもSTUDIOで制作したいと考えています。

社内のビジネスチームは他にも新しい企画を立ち上げようとしているのですが、デザイナーはこうした企画をいち早く表に出すことも重要な役割だと考えています。

検証を重ねることが必要なデザインもありますが、その作業をすることによって時間がかかり、事業機会の損失につながる場合もあります。社内には様々なプロジェクトが動いていますが、プライオリティをつけつつ、事業スピードを止めないデザインを心がけたいと考えています。

そのためにも、STUDIOを使いこなして、コーディングレスかつスピーディに作業を進めていきたいと思っています。今後の進化も期待しています!

ありがとうございました!

(聞き手・執筆 MIHO INOUE 、写真・編集 YUTAKA ISHII)

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