モダンなQA組織を目指して

IWASAKI Shun
Nov 5, 2020 · 8 min read

こんにちは、QAグループマネージャーの岩崎です。

早いもので入社してから2年が経とうとしています。
今年からQAエンジニアとして2名を迎え、QAグループが発足しました。

リモートによるオンボーディングも上手く機能し、これから最高なQA組織を作っていくぞ!ということで、
スタディストQAが目指す「モダンなQA組織」について話してみようと思います。

オンボーディングについては以下の記事を見ていただければ幸いです!

QAグループのオンボーディングについて振り返った話

モダンなQAとは?

そもそもモダンとはなんでしょう?

一般的には「現代的」「近代的」といったニュアンスで使われることが多いと思います。

つまり、どんどん新しい技術を取り入れていこうぜ!
ってことです。

新しい技術をどんどん取り入れるQA組織にしたいのは間違いないですが、
その解釈だけでは岩崎にはしっくりきませんでした。

(自分の作りたい組織は現代的なQA組織なのか・・・?)

この自問自答は、とある日の1on1で終止符が打たれました。

「岩崎さんのいうモダンはオシャレ」

これだ。
岩崎が作りたいのは「オシャレなQA!」

手動テストを淡々としているだけでは、オシャレとは言い難いでしょう。

必要最小限で「手動の良さを活かしたテスト内容」になっていた方がオシャレですよね。

手動である必要がないものは自動化する。
上流工程での品質活動や、より高い品質を求めて試行錯誤しながら活動する。

現代的な取り組み、それをQAグループ全体でオシャレにやっていける、そんな組織であれば「モダンなQA組織」になれるのではないか。

具体的な取り組み

さて、オシャレなQAという怪しい言葉をつかって組織を作ろうとしていることがわかった所で、具体的な取り組みを紹介します。

今回は

  • 品質基準
  • 守りのQA
  • 攻めのQA

の3つのポイントを説明していきます。

守りで仕様通りか確認し、攻めで仕様の品質から向上させていこう!
という分類です。

1. 品質基準

図の一番上にある、全ての根幹となっているのが「品質基準」です。

スタディストQAではこの基準を

  • 誰でも「同じ品質」を保証できる
  • スタディストQAとして「守るべき品質」がわかる
  • スタディストQAとして「許容する品質」がわかる

と大枠を定義し、ドキュメントを作成しています。

品質という言葉は非常に曖昧なもので、その人の生活や性格、今までの経歴からも変わってきます。

Aさんはこの品質でOKといっているのにBさんはNGって言っているような状況では、プロジェクトとしても会社としても困ってしまいます。

まずはこの「基準」がなければスタディストQAとしての品質がブレてしまうこと、攻めの活動をする上での共通認識としても品質基準が必要だと思っています。

絶賛作成中となるので、詳細は完成してからお伝えできればと思います。

また、品質基準があることにより一定のQAスキルを会得することができ、その上で個人のスキルを磨いていくことで、モダンな組織へ繋がっていくと考えています。

2. 守りのQA

▼手動テスト活動

自動テストだけのQA業務を行っている企業も増えつつありますが、現在のスタディストQAでは手動テストも行っています。

日本のお客様は品質への期待値が高い傾向にあると感じていて、必要な品質を保証するためには、自動テストでは補いきれない領域があると私たちは考えているためです。

テストの自動化をすることは素晴らしいことですが、むやみに自動化すれば良いというわけではなく、テスト観点や目的が明確な状態で自動化することが良いプロセスだと考えています。

現在、手動テストの効果的な箇所と手動テストの必要のない箇所を切り分けており、テスト観点をブラッシュアップしている最中です。

また、攻めの活動をするための地盤固めとしても、手動テストの品質保証は必要だと考えています。

▼テスト自動化

リグレッションテストの工数削減、エンジニアの開発効率アップのために自動テストを作成しています。

現在は、画面単位での機能ベースの確認、ユーザーシナリオをもとにした一連の動作確認を自動でテストしています。

エンジニアの方と岩崎とで二人三脚で進めており、今年である程度形になってきました。

将来的には自動テストをQAグループで管理しようと思っており、なるべくコードベースでも読みやすくなるよう意識しています。

また、自動テストの結果を「仕様書」として活用できるように、文言やスクリーンショットの撮り方まで工夫して作っています。

効果的な手動テストをするためにも、手動である必要のないテストは自動化していきたいと思っており、今後領域を広げていく予定です。

▼QA観点の共有

観点共有は最終的なゴールとしています。

現在は、開発者が自分で確認する環境に、QAグループの作ったテストデータや設定を使って確認して貰うことで、品質保証ができないか模索しています。

一から観点を理解するのは中々大変ですが、「とりあえずQAグループの作ったデータを使って確認しておけば大丈夫そう!」
という状況を目指しています。

最終的に観点が共有され、開発者だけで品質が保証できるようになったら、QAという概念自体が必要なくなるかもしれません。

少しメタ的な発言ですが、1つのあるべき姿として考えています。

3. 攻めのQA

▼社内コスト削減

少しずつ取り組みはじめているのが、こちらの社内コスト削減。

他部署と連携しながら、どの機能に関する問い合わせが多いのかを可視化することで、機能に関するコミュニケーションコストを計測しようとしています。

お客様に正しい価値を届けるための品質保証(テスト活動)は必要なことです。
しかし、QAとしてアプローチできるのはそれだけではありません。

  • 社内からお客様へ説明するコスト
  • お客様から問い合わせがきて仕様を理解するコスト

など、仕様や機能の品質が起因して発生する社内コスト削減にアプローチする役割も果たすことができます。

そういった仕様や品質に関連したコストを把握することで、より良い仕様やUI/UXの提案ができるようになると思っています。

▼仕様策定段階での品質保証

初期テストがコスト削減で有効であることは周知の事実としてあり、
スタディストQAでも機能開発における、よりはやいフェーズでの品質保証を心がけています。

  • スクラム開発ではスプリントプランニングから懸念をフィードバック、テスト項目の作成
  • PdMと連携し、仕様策定から関わることでテスト時に気になる項目等を洗い出し、一緒に仕様を決めていく

上流から関わることでQA観点を用いて後々の開発の手戻りを防ぐことができます

また、QAグループとしても仕様が決まる背景を知ることで理解が深まり、テスト観点への反映、テスト実施時の説明コストも削減できます。

最近ではデザインスプリントでの品質保証の方法を模索しているところです。

▼UI/UX向上

こちらはまだ具体的な取り組みができていませんが、手動テストの意義を最大化するために、顧客の使い勝手(UI/UX)に対する品質向上を目標としています。

テスト担当者は繰り返しサービスに触れる機会が多く、最も顧客に近い存在といっても過言ではありません。

顧客に近い観点から「より使いやすくするには?」を考え、品質を向上していくことが最終的な目標です。

さいごに

スタディストQAでは「モダンなQA組織」を目指しており、それに納得/共感して共に目指してくれているQAメンバーがいます。

メンバーが同じ方向を見てくれているからこそ、将来目指すべき姿を検討し、前に進めることができています。

モダンなQA組織として取り組み、目指す先を紹介してきましたが、会社や組織の状況によって柔軟に変えることも大切です。

そのため、今後も定期的に情報をアウトプットしていけたらと思っております。

QA組織の在り方の1つとして、お役に立ちましたら幸いです。

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