QAグループのオンボーディングについて振り返った話
はじめまして、スタディストQAの覚張(ガクハリ)です。
スタディストにQAグループが誕生してから約半年が経ちました。
フルリモートの状況で立ち上がったチームですが、あらためてリモートでのオンボーディングって実際どうだったの?というテーマでQAグループ内で振り返ってみました!
QAグループメンバー紹介
岩崎:QAマネージャー
2019年1月にスタディストに入社。
テスト活動やQAコンサル経験を活かし、QA組織の立ち上げを行っている。
藤田:QAエンジニア
2020年4月にスタディストに入社。
QA業務は未経験。
前職ではSIerでシステム開発やテスト自働化ツールの導入支援に携わっていた。
覚張:QAエンジニア
2020年5月にスタディストに入社。
前職ではSaaSプロダクトのQAエンジニア。
スタディストに入社したきっかけ
岩崎「改めて、二人のスタディストに入社したきっかけから話しますか!」
覚張「はい!カジュアル面談で実際のプロダクトを見たんですが、どの業界でもTeachme Bizを使っているシーンが想像できてワクワクしたんですよね。それと、自分の入社時はQAグループが無かったので、チームの立ち上げという貴重な経験ができると思い入社しました。」
岩崎「確かに、Teachme Bizを見た後の興奮度は結構高かった気がします (笑)」
藤田「私も似てますが、カジュアル面談でTeachme Bizというプロダクトに衝撃を受けたのが一番のきっかけでした。目の前でピッてやってパッとマニュアルが作られる光景見て、こんなに簡単に作れるなら売れそう!というインスピレーションを受けました。」
覚張「自分もこのプロダクトなら売れる!というイメージは入社前からありましたね。」
藤田「働くなら売れる(=多くの人に使われる)プロダクトの成長に貢献したいと考えていたので、このプロダクトは信頼出来そうだなと。後は、自分の考えていた品質の軸がマネージャーの岩崎さんの考えと一致していたことも大きかったです。」
岩崎「なるほど、二人はTeachme Bizに魅力を感じて入社されたのですね! 品質への考え方がマッチしたのは今も助かっていますし、改めて品質の定義や考え方を揃えるのは大切だと感じましたね!」
オンボーディングについて
岩崎「QAグループとして初めてのオンボーディングだったのですが、内容って正直どうでした?」
覚張「会社組織やプロダクトの話、QAとしてプロダクトにどのように関わっていくのか、などなど盛りだくさんで驚きました。中途入社なのですぐに通常業務に入るかと思っていたんですが、1カ月の導入教育があり、新人へのサポートがとても充実していたと思います。」
藤田「業務の話だけでなく、会社の成り立ちやベースとなる考え方、いうならば哲学みたいなものまで盛り込まれているとは思っていませんでした。」
岩崎「哲学(笑) どのようにサービスが作られてきたのか、お客様がどのようにサービスを利用しているのか、そういった情報からも『品質』を担保していくしていくQA組織にしたいという思いはありましたね!」
藤田「ビジネスについても考えていく必要があるんだな!という意識はオンボーディングを受けていなかったら根付いていなかったと思います。」

フルリモートでの入社について
岩崎「オンボーディングの話をする上で外せないのは、二人がフルリモートでオンボーディングを受けたということですね!」
藤田「はい、業務に関わる各種ツール(Mac・Slack・Wrike・スプレッドシート etc)が殆ど初めてだったので、対面で色々聞ければいいかなと思っていたらまさかのリモート。このブログもリモートで同時共有的に執筆していますが、今普通にリモートで仕事が出来ていることが半年前からすると信じられません。」
※PCはWindowsとMacで選択可能でしたが、QAとしては複数のマシンを使えた方が良いのではと考えMacを選択。
覚張「今までの業務からガラッと変わって更にリモートで…となると戸惑いは大きいですよね。自分は多少なりともリモート勤務の経験があったのですが、フルリモートとなると大変そうだなぁと。ただ、チーム内のコミュニケーションが取りやすかったので助かりました。」
岩崎「フルリモートオンボーディング成功の背景には岩崎部屋の存在が大きかったり…?!」
※岩崎部屋 = どんなことでも気軽に相談できるGoogle Meetの部屋
藤田「岩崎部屋は頻繁に使ったのでとても重宝しました。」
覚張「岩崎部屋の存在は大きいですね。そういえば、岩崎部屋ってどうして作ったんですか?」
岩崎「人を受け入れる時って、席順だったり対面コミュニケーションで業務に馴染めるよう工夫すると思うんですよね。
それがリモートだと出来ない。じゃあどうするか?と考えた時に、常に岩崎がいるMTGルームを明示的に用意することにしました!」
藤田、覚張「なるほど!」
岩崎「普通の会話の中で岩崎部屋って言葉がでるのは少し恥ずかしかったですけどね(笑)」

QA研修の話
岩崎「オンボーディング期間中に実務を通したテスト活動を経験してもらいましたが、そのQA研修の話を聞かせてください!」
藤田「QA未経験での入社だったため、幅広く経験出来て助かりました。テスト設計や実施などQA業務の一部は過去経験があったのですが、数年のブランクがあったので実務に入れるかな?という不安もありましたが、解消された感じがします。」
岩崎「藤田さんにそういって貰えて良かったです!正直どこまで踏み込んだ内容にするかはすごく悩みました(笑)」
藤田「我流のテスト設計方法だったのですが、システムテストレベルの設計経験者にお墨付きを貰えたのでかなりの自信に繋がりました。これでなんとか業務に入れそうだぞ!と。」
覚張「自分の場合は、入社時にちょうどnode12/webpack4へのアップデートがあったため、QA研修で機能全般のリグレッションテストを実施しました。リモートでの作業中心でしたが、SlackやオンラインMTG等、チーム内で連携がとりやすいようにフローができていたため、スムーズに進められました。」
岩崎「覚張さんはQA経験があったので、リグレッションテストでプロダクト全体を触ってもらうことで、少しでもはやく立ち上がって貰うことを意識していました!
実際、オンボーディング後にいきなり任せた新機能のテスト活動を卒なくこなしてくれて助かりました!」
覚張「こちらこそありがとうございます!オンボーディングが終わった後にスムーズに案件に入ることができたのですが、オンボーディング期間中に一通りの機能を触れていたことが大きかったです。」
藤田「研修を終えた直後はあまり実感がありませんでしたが、改めて振り返ってみると研修内容と業務は直結していたように思えます。」
今後のオンボーディングについて
岩崎「オンボーディングでこうした方が良かったなーとかってありますか?」
藤田「モバイル端末の実機を触る研修はやりたかったですね。端末を触らないままモバイル端末のテストを担当することになったので、実はテスト設計してて少し不安でした(笑)」
岩崎「それはごめんなさい!当初の予定ではモバイルも研修内容に入っていたんです。
ただ、急なフルリモート体制になったこともあって、端末の手配や環境準備が追いつかず。いったんWebに絞った内容に変更したのです(泣)」
覚張「検証端末など、実物がどうしても必要になる業務ですからね。。。ただ、それでも現在ほぼ100%リモートで業務をできているのは改めて凄いと思います。」
藤田「あとは覚張さんのリグレッションテストを見ていて、プロダクトを理解する目的でリグレッションテストを実施するのは重要だなと感じました。QAのオンボーディングのプログラムに入れても良さそうだなと。」
岩崎「そうですね。二人が入ってきてくれたこともあって、どんどんQA組織の改善業務が進んでいます!その一環でリグレッションテストの整備や研修への組み込みも考えていきましょう!」
おわりに
岩崎「こうやって振り返ってみるとリモートオンボーディングは成功だったように思えます!二人から見てどうですか?」
覚張「オンボーディングで学んだことがベースになって今の業務ができているので、オンボーディングを受けて良かったと思っています。」
岩崎「ありがとうございます!このようにフィードバックして貰える環境はとてもありがたいです!」
藤田「テスト経験を積んで、QA業務に対する考え方が変わった感じがするので、改めてオンボーディングを受けてみたい気持ちが出てきました。」
覚張「様々な試行錯誤をして、お互いの意見が交換しやすい雰囲気なのはQAグループの良いところですよね。」
藤田「そうですね。外部で得た知見を組織で施策してみたり、幅広く品質に関する業務に携われます。QAグループの改善タスクにも本格的に着手して組織をよくしていきたいですね!」
岩崎「引き続きよろしくお願いします!二人に頼らせてもらいながらも、QAグループを作りあげていっている今がとても楽しいです!モダンで最高のQA組織になるように頑張っていきましょう!」
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