北大生限定学習用マッチングアプリ「スタマチ」の全貌
初めまして、スタマチというサービスを運営している半田と申します。
Medium執筆初心者なのでフォーマットとか機能とかよくわかりません。コメントで改善点など教えて頂けると嬉しいです!
ここまで書いた感じ、執筆に集中しやすくされるUI/UXの工夫が多数感じられていいですね!まずNew Storyをクリックした時にフォーカスがタイトルではなく本文を書くところにいくところとか(かといって別枠にタイトル記入欄を置いている訳でなく本文のすぐ上に配置している)、Mediumのかっこいい雰囲気を作り出すフォントとか、使ってるだけで勉強になる!
Shout out to Evan Williams!!
目次
さて、今回は初投稿(実は筆者自身ブログ執筆・投稿自体初めて)ということで、
- 筆者の自己紹介
- 「スタマチ」とアプリ
- 今までしてきたこと
の3本でお送りいたします。厳しい目で読んで厳しいフィードバックいただけると成長に繋がるので是非よろしくお願いします。
自己紹介
半田寛明です。新学期からは北海道大学工学部情報エレクトロニクス学科電気電子工学コース2年になります。スタマチには計画始動時から関わっていて、現在も開発・運営を続けているもうすぐ唯一になるメンバーです(もう一人は卒業間近なため今月まで稼働、発案者の方は就活等で忙しくなるため2月で脱退)。
大学に入学してすぐにホクマというスタマチの兄弟Webサービスに出会い、その運営をされている方(後にスタマチを一緒に開発する)にアプローチをしたところ丁度引継ぎメンバーを探していたのもあり、メンバーに加えてもらえました。というのも、僕はホクマを見たとき、まだまだやれそうなことがたくさんあると思い、これを使ってビジネスもできると確信していたのです。そしてこのサービスを全国の大学に広げれば学生のまま億万長者になれるとたかを括っていました笑
「スタマチ」というアプリ
一言で言うと、
北大生の北大生による北大生のための学習用マッチングアプリ
です。しかし、これだけでは突拍子もないですね。このアプリを作ることに至った経緯を説明しましょう。
2019年初夏(北海道では春にあたる)某日、経済学部のある方がホクマ運営チームに会いたいと連絡をしてきてくれました。
そこで会って話をしてみると、その方は北大生同士で学びのシェアができるようなアプリ(モバイルかWebかは決まってなかった)の構想があり、それを「北大元気プロジェクト」という北大を元気にするようなプロジェクトを募集している学内のコンテストに出したいという気持ちがあることが分かりました。
その方はアプリを実装するスキルを持っていないということから、アイディアを元気プロジェクトに出して、そこで与えられる予算(Max 50万円)を使って実際のアプリを作ってもらいたいと考えていました。そこで北大工学部情報科学院(?)の研究室に話を持って行ったが断られたとのことでした。しかし、その研究室で北大生用フリマサイトであるホクマの存在を教えてもらい、知り合い伝にホクマ運営メンバーに辿り着いたそうです。
アプリを作ろうと思ったきっかけ
その方がこのようなアプリを作りたいと思ったきっかけは、大学に入学した初期の頃心を許せる友達を作ることができず、寂しく思ったことがきっかけでした。自分と同じように思っている人は他にもいるはずで、そのような人も大学に順応できるようになるべきではないか、という課題感からこのようなサービスがあればいいのに、そうだ作ろうとなったらしいです。また、その方は高校時代周りに旧帝大に進学するような人もいなかったため、自分一人でずっと受験勉強をしてきたという体験がありました。結果北大に合格することができたのですが、勉強仲間が周りにいたらこんなにも苦しまずに済んだだろうに、と感じていました。さらに、その方は大学初期に苦しんんだ事もあり、恋人も積極的にアプリを駆使して探していました。
まとめると、
- 大学に友達がおらず、馴染めなかった
- 勉強仲間がずっと欲しかった
- マッチングアプリってめっちゃすごい
という考えを持っていたということです。
そこでその方は思いました。
せや、勉強仲間をマッチングアプリで探して一緒に勉強して親友になればええんや!
実際に僕たちが作ることになった訳
上記の説明を聞き、まずホクマ創始者でこのMediumの編集者でもあるtetsufeさんは発案者の方に強く共感しました。tetsufe さんも北大生が趣味や勉強を介して友達を作れるアプリを作りたかったことに加え、北大元気プロジェクトに採択されることで北大の後任を受けて、姉妹サービスであるホクマも含めもっと大きなサービスにしたいという思いがあったからです。
また、僕にも似たような体験がありました。親の転勤で中学高校時代をアメリカで過ごした僕は、最終的に5年と4ヶ月アメリカに滞在したことになりましたが、アメリカ生活に馴染めたと感じたことは一瞬たりともありませんでした。周りとの考え方違い、学校と家との文化の違いをポジティブに解釈できずに、どう発言すれば良いのだろう、どう接したら自然だろう、とずっと迷ってばかりだったために、本当に自分の気持ちを理解・共感してくれる友達ができずにアメリカ生活を終わりを迎えました。自分は日本では周りに馴染むことに苦労しない方だと思っているのですが、日本でもアメリカの自分の様に孤独や疎外感を感じて暗い気持ちで学校に通っている人というのはいるはずです。自分が感じていた孤独や疎外感というものを経験しない人が一人でも増えれば良いなという気持ちはずっと持っていたので、自分もこのプロジェクトに参画することにしました。
まとめると、スタマチというアプリはこの三人の気持ちが一致して、心を許せる友人を作るのを助けることを目的に作られた、ということです。
北大元気プロジェクト結果発表
書類審査・面接を受け、残るは結果発表の日となりました。採択されると掲示板に貼り出される(前時代的!!)のですが、なんとそこにスタマチの名前はありませんでした😇
いや、まあ僕的には北大を元気にするとかは正直どうでもよく、Start smallということで北大で始めて、すぐに世界に展開して億万長者(again)になるつもりっだので、北大からお金を受け取ることで北大から受けるであろういろんな期待を受けずに済むという点で良いんですけどね(負け惜しみ)。
予想外の展開となりましたが、ここまできたんだし、とりま作って使ってもらおうということで実際に作り始めました。
プロダクト完成
UIはどうするか、どんな機能をつけるかなどの議論を重ね、3ヶ月弱の時間を経てついにスタマチが完成しました!
議論の結果、ユーザが投稿した募集(〇〇一緒に勉強しませんか?や〇〇教えてください!など)をカード形式で一覧にして表示して、興味がある募集を出している人にチャットをする、という仕様にすることが決定しました。
スタマチではFlutterというフレームワークを使用しているため、一つのコードからAndroidアプリもiOSアプリも作ることができるので、Android版もiOS版も一緒のタイミングで完成したのですが、Appleの方が審査が厳しく、iOS版がリリースされたのは2019年の12月と、数ヶ月Android版よりも遅いリリースとなってしまいました。
しかし、Android版のみのときから北大の一部の学生の間で、知る人ぞ知る謎アプリという認識をしていただいており、iOS版を待ち望む声を数多く頂いておりました。
今までしてきたこと
App Storeの認可もおり、待ちに待ったiOS版のリリース!リリース当日は北大の主に1年生が授業を受ける高等教育推進機構に1限が始まる前に集合し、各教室の机の上に各アプリストアへのQRコードがあるビラを置きまくって、とりあえず学生みんなに存在を知ってもらいました(みんなとは)。
お昼ご飯時のビラ配り、Twitterでの北大生と見なされるアカウントの無差別フォロー、LINEの個人チャット・グループチャットの送信の成果か、iOS版リリースから約1ヶ月で目標のアカウント数よりも100多い300人のユーザを獲得することに成功致しました。
そして、今(2020/4)では200を超える募集、400人を超える北大生にご利用頂くサービスとなりました!
そして、今もなおデザインやUI/UX、機能の追加、更なる使いやすさのために開発、広報に励んでおります!
— 半田寛明
— スタマチ —
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!応援コメントを頂ければ次の記事を書くモチベーションになりますし、厳しいコメントを頂ければ次の記事のクオリティ向上の糧となります。
また、北大生のそこのあなた!まだスタマチを使ったことないよ、というのであれば今すぐインストールしてください!(App Store, Google Play Store)
よろしくお願いします!!