デザイナーのLT/勉強会は役に立たないか?

Takahiro Hayashi
Subjective Design
Published in
2 min readJan 29, 2017

たまーに周りでこんな話がある。

「デザイナーのLTは体験談に終始して役に立ちにくい」
「技術の話を聞いても結局環境が違うから」
「それに参加してサービスに還元されなくない?」

…難しい。すぐには答えられない。

でも人の話を聞くのは好きだし、
まだ上手く言語化は出来ていないけれど、体感として役に立つと思っているので、どのようにしたらLTは役に立つのか考えてみる。

そもそも「役に立つ」状態とはどんな状態だろうか

役に立つ = ある目的を持っていて、その目的達成のための行為に関与出来るかどうかかで

・マネージャー視点でみれば、サービスを持った会社で働いているので、目標達成にプラスの影響が与えられる行為ができるかが大切になるし、
・デザイナーとしてみれば、影響を与えられる何かを得られたかが大切になりそう。

デザインは同じことをしても同じ結果は得られない。

自分たちは、「特異なあるユーザー像」や「所属しているコミュニティ」にむけて、「いま」、モノ作りや活動をしているのでモノ作りは特定の状況に依存しているといえる。

だから、LTで聞いたことと同じことをやっても人の反応は違うし、たぶん同じことを進めることすらできない。

これでは役に立たないし、上長に堂々とLTしてきますとも聞いてきますとも言えない。休み時間にやってねとなってしまう。

何を話せば・聞けば役に立つか

体験談自体に(デザイナーの学びとして)の意味がないのであれば、きっと役に立つのは内側(デザイナー自身の感覚)なのではないだろうか。

昨今の質的なデザインプロセス(インタビューとか、観察とか)が重要視されてることを考えると、デザイナー自身を対象者として、質的にアプローチしている考えて、その結果を聞くことができれば、LTも役に立つんじゃないかなって気がする。

つまるところ、デザイナーのLTを役に立たせるには、一人称で内省したこと(私はこう感じて、こうしたその思考プロセス)を物事を語るべきなのではないかなって気がします

疲れたのでここまで。

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Takahiro Hayashi
Subjective Design

Service Designer 浅く広く手を出していく感じで。