Xcodeの2ヶ所の折り返し設定まとめ
ややこしい挙動です
Published in
Jan 26, 2022
はじめに
Xcodeには折り返しの設定が2ヶ所あり、挙動がわかりにくいのでここにまとめる。Xcode 13.2.1を使用。
折り返しとは文が右端まで行ったら改行してまた左から続きが始まるものである。
折り返し設定の対象
- ソースコード
- デバッグエリアのコンソール(エラーメッセージが出てくるところ)
他にもあるかもしれないが、上の2つを意識してこれを書いている。
設定の場所
次の2ヶ所
- Preference(環境設定) -> Text Editingの
Wrap lines to editor with(エディター幅で折り返す) - メニューバー -> Editor -> Wrap Lines
以下、それぞれを「環境設定の方」「メニューバーの方」と呼ぶ。
操作上の注意
それぞれOn Offの操作を受け付けるのは当然であるが、環境設定の方を操作するとメニューバーの方も同じ値に設定される。よって、それぞれ違う値に設定するときは
環境設定の方 → メニューバーの方
という順番で行う。
挙動
- ソースコードはメニューバーの方に従う
- デバッグエリアのコンソールは環境設定の方に従う
全部で4パターンの設定が存在し、それぞれのスクリーンショットは以下の通り。
環 ON、メ ON
両方とも折り返しをする
環 ON、メ OFF
コンソールは折り返しをする。ソースコードは折り返しをしない。
環 OFF、メ ON
コンソールは折り返しをしない。ソースコードは折り返しをする。
環 OFF、メ OFF
両方とも折り返しをしない。
まとめ
- ソースコードはメニューバーの方に従う
- デバッグエリアのコンソールは環境設定の方に従う
- 環境設定の方を操作すると、メニューバーの方も同じ値に設定されるので注意