深センの魚

tanu
Tail Lab
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4 min readNov 26, 2017

11月にMaker Faire Shenzhenで訪れた深センのスーパーで魚を見かけたのでメモ。

深センは中国は広東省にあり、秋葉原30個分とも言われる電子部品街の華強北(ファーチャンペイ)や、電子機器のOEM工場 が有名。香港が近く、実は海もすぐそこ。

スーパーの魚売り場

活魚用の水槽が魚売場の大半を占めていた。店頭のお兄さんに欲しい魚を伝えると、水槽からすくってその場で処理してくれる。

淡水魚が多かった
ミニ中華包丁(?)で大胆に!

お客さんのオーダーに応じて、鱗取り、頭を落として内蔵も丁寧に取っていた。心なしか内蔵を触るのがちょっと嫌そうな様子が印象的だった。

それにしても中華包丁はものすごくさばきにくそう。出刃を貸してあげたい…

水槽の様子

淡水魚は水槽の数も多く、水槽ごとに種類を分けたりと手厚い待遇。

ラベルと実際に入っている魚が違うのはご愛嬌

海水魚はまとめて一つの水槽に。淡水魚との扱いの差が明確だった。

陳列棚の魚介類

タイの仲間のようだが
台湾でも見かけたタチウオ
調べたら”Pompano”という魚だった

Pomapano familyに属する魚。日本では見たことがない。

“黄魚”として加工品でもよく見かけたイシモチ
ボラの仲間
目が死に気味..(海外ではしばしば)
プレートに産地が書いてある

“象山”ってどこだろうと調べてみると、深センから約1,500km離れた場所だった(飛行機使って2時間超)。中国内の冷蔵輸送インフラは整っているのだろうか。

おまけ?の浮袋

乾燥させた浮袋をスープにすると聞いたことがあるが、生でも料理に使うのかも。

フライドカラマリにしたら美味しそう
“母”とある方は10元高い
豚の丸焼き的な

海が近いにも関わらず、淡水魚が豊富にあり、売場の一番目立つところに陳列されていた。中国の魚食文化を反映していそうだ。

また、水槽に入れた活魚をその場で処理する売り方は香港やベイエリアの中国系スーパーでもよく見かけるので、好まれているスタイルと思われる。

淡水魚が多いこともあり売場の色合いは地味。しかし、これだけ好かれているのだからぜひとも美味しい淡水魚料理を食べてみたい。

場所

8号水産市場

留仙洞駅北東のスタバがあるモールの地下。スーパー内にある魚屋さん。

購物公園のモールにも同じ系列店があるが、留仙洞の方が豊富。

深セン空港(青)、8号水産市場(赤)、華強北(緑)

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