AirPodsのケースには、398mAhのバッテリーが備わっている
24時間のバッテリーライフのつくりかた
AirPodsをレビューさせて頂いています。
もともと、私にとってはEarPodsは、かけ心地の良いスタンダードなインイヤーヘッドフォンという位置づけでした。そのため、ケーブルがなくなった以外、耳につける部分の形状が同じAirPodsも、同様に快適に長時間装着していられるヘッドフォンです。
財布や鍵とともに、AirPodsのケースをポケットの中に入れて、いつでも取り出せるようにしています。聞いていないときはケースにしまっておけば、AirPodsの左右のレシーバーは充電されます。充電端子は、耳の軸の断面。シルバーのリングは絶縁体で区切られていました。
小型のBluetoothヘッドフォンで面倒なのは、バッテリーライフの短さ。通勤→仕事→通勤をこなして、家に着くまでバッテリーが残っていたものは、手元にはありません。途中で充電が必要ですが、モバイルバッテリーやパソコンで充電しながら使っては、せっかくのワイヤレスヘッドフォンの意味がないですよね。
ケースのバッテリー容量は398mAh
AirPodsのケースを開くと、内側にはシリアルナンバーやケースのバッテリー容量が書いてありました。iPhone 7 Plusの望遠レンズで接写してみると、398mAhと書いてあります。
ここから、AirPodsの片耳にどれだけのバッテリー容量が入っているか、おおよそ推測できます。
AirPodsの仕様は、イヤーレシーバー内蔵のバッテリーで5時間再生、本体ケースと合計で24時間のバッテリーライフを実現しています。つまり、ステレオ再生の換算で、本体のバッテリーは14時間分のバッテリーが備わっている計算になります。
モノラル、つまり片方分に換算すると、ケース本体は28時間分のバッテリーが入っていることになり、これが398mAhになります。充電のロスなどもあるので正確な数字とは言えませんが、5時間分のバッテリーは、およそ71mAhということになります。
Apple Pencilが充電できても良いかも
Appleが最近リリースしたBluetoth製品でAirPodsのようなデバイスに、Apple Pencilがあります。Apple Pencilは、12時間連続使用ができ、15秒で30分使用できるだけの充電が可能なデバイスです。分解の結果、バッテリー容量は38.8mAhとのことでした。
AirPodsのケースは、Apple Pencilをおそらく7回程度は充電できるだけのバッテリーを備えていますが、Apple Pencilを差し込んでも、充電されませんでした。iPhone 7 PlusにApple Pencilを差し込んだら、きちんと充電できていましたが。
さすがに、トップが重たすぎて、AirPodsのケースに差し込んだままApple Pencilを使うことは厳しかったです。