「Anker 爆発的成長を続ける新時代のメーカー」を出版します #アンカー本

Taro Matsumura 松村太郎
@tarosite
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3 min readApr 2, 2020

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久しぶりの新著です。

2020年4月28日に、マイナビ出版からでる新しい本は、皆さんおなじみのAnkerがテーマです。タイトルは「Anker 爆発的成長を続ける新時代のメーカー」Amazonでも予約受付が始まりました。

https://amzn.to/2UCBkBf

この本は、アンカージャパン、中国のAnker Innovationsへの取材を通じて、これまでのAnkerのビジネスに迫った1冊です。いわば、Anker第1章のまとめ本

急成長を遂げ、それを維持し続けているAnkerという企業に着目し、どのように製品を作ってきたのか、なぜその成長を維持しているのか?に迫りました。

そのDNAには常にシンプルさがあり、行動は非常にロジカルで効率的。正直なところ、その戦略をまとめている間、文字数が埋められるか不安になるほどに明快であることに驚かされました。

本社は中国、販売の中心は米国ですが、2013年に始動した日本法人は、現在のAnkerの「品質」という根本的な価値と、「ビジネス戦略」というクリエイティブな要素で牽引していることも分かりました。

発売まで、少しずつ、いろいろなエピソードをご紹介しながら、Ankerについて迫っていきたいと思います。

実のところ、出版までこぎ着けられたのは、正直なところ「奇跡的」でした。東京や中国を取材し、同時にシリコンバレー取材などもあったことから、新型コロナウイルスの影響が少しでも早まっていれば、この本は成立し得なかったことになります。

現在もまだ、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るい、人々の生活、そして経済は大いに痛んでいます。なかなか前を向けといわれても、目の前のウイルスの脅威を防ぐだけで精一杯です。

その一方で、私がシリコンバレーに移った2011年、サンフランシスコ・シリコンバレーはまだまだ街にホームレスが目立ち、最新のiPhoneを裸で持っていようものなら奪われ、抵抗したら撃たれるような街でした。

しかしそうした不況で経済が痛んでいる状況だからこそ「格安大バーゲンプライスでチャレンジできた」と何人もの起業家が口を揃えており、ハッとしたしました。今でも覚えています。

この本には、ビジョン、信念、そして事実に向き合い、実直に取り組むことで成功を勝ち取ってきた記録を、克明に記しました。Anker好きな方々はもちろんのこと、現状を打破したい、なんとか前向きになりたい、という人たちの勇気の言葉になることを願っております。

2020年4月2日
松村太郎

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Taro Matsumura 松村太郎
@tarosite

Journalist/author covering tech, edu, and lifestyle. ジャーナリスト・著者。iU 情報経営イノベーション専門職大学専任教員。キャスタリア取締役研究責任者。Tokyo JP✈Berkeley CA http://forks.tokyo/