I bought #AirPods again because it’s non-durable ear supplies.
AirPodsは消耗品
もうすぐAirPodsを使い始めて2年が経過しますが、新調しました。
はじめはまさか、そうなるとは思っていませんでしたが、冷静に考えれば、iPhone以上にバッテリーを酷使している小さなワイヤレス機器のこと、無理もありません。
AirPodsは左右が独立した完全ワイヤレスヘッドフォンとして、ヘッドフォンジャックがなくなったiPhone 7シリーズと組み合わせるために登場しました。もちろんそれまでもBluetoothヘッドフォンは存在していましたが、充電の面倒さ、複数デバイスを使う際のペアリングや切り替えの信頼性の低さなどから、結局ワイヤードのイヤホンを使ってきた経緯があります。
AirPodsはAppleが設計したW1チップを搭載し、同じApple IDでログインしているAppleデバイス間であれば、どれかで一度ペアリングを済ませれば、どのデバイスからでもすぐに使うことができるようになります。また、ケースにバッテリーが備わっているため、収納中に充電しておくことができ、左右どちらかだけでも使用可能。
音質や遮音性、ノイズキャンセリングなどを除けば、理想的な製品でした。しかも、ケースはジーンズのウォッチポケットにも収まり、若干インディゴに染まりながらも肌身離さず持ち歩いていました。明らかに、音楽を聴きやすくなったことはいうまでもありません。
元々のバッテリー持続時間は5時間。ケースのバッテリーもフル充電なら、24時間分の音楽再生に利用でき、イヤホンマイクとして使うなら、倍の時間使うことができます。充電が身近であることから、これも十分な持続時間でした。
ところが最近、持続時間は極めて短くなりました。音楽再生だと2時間は厳しい状況。昨日なんて、Facebook Messengerでの通話に使っていたら1時間も持たずにiPhone本体のスピーカーに切り替わってしまいました。
Why AirPods again?
AirPodsが切り開いた完全ワイヤレスヘッドフォンでしたが、市場が広がり、選択肢も広がっています。
例えばBose SoundSport Free wireless headphones。防水機能を備えており、耳から外れにくそうな点も良さそうです。ケースにバッテリーを内蔵していて、本体と合計で3回分のバッテリ持続時間を備える点も、問題なさそうです。
また、Sennheiserがこれから発売するMOMENTUM True Wirelessもぜひ試してみたい製品です。こちらはバッテリ持続時間4時間、ケースで8時間追加できるカナル型ヘッドフォンで、Boseと競合しますが、幾分スマートに装着できるのではないか、と期待しています。
こうした選択肢が広がる中で、ひとまずAirPodsを再び手にしたのは、手元にないと困る製品だからでした。AirPodsで音楽をふとした瞬間に楽しむようになったし、電話やMessengerなどでの通話も、みんなで参加する場合を除いて、AirPods経由で行うのが当たり前になっていました。
いろいろ検討するのは楽しい作業ではありますが、その間バッテリーが極度に持たなくなったAirPodsでは問題が大きすぎる、ということでした。
Is it right?
もちろん、全く同じ製品を手に入れ直すこと自体への不満はあります。毎年とは言わないまでも、せめてこうしたバッテリー問題が顕著になる2年程度の周期で、何らかの新しい機能を追加したAirPodsを投入しておいて欲しかったです。
ちなみに、Apple PencilはAirPodsと同じようなキャラクターを持つBluetoothのワイヤレスアクセサリですが、こちらは「ボトルシップ」とAppleが表現するようなぎゅっとテクノロジーで凝縮した新しい製品に生まれ変わりました。ワイヤレス充電と磁石によるiPad Proへの装着を実現し、以前のiPadとの互換性は消えました。
AirPodsについても、ケースのワイヤレス充電への対応や、オーディオ再生の機能向上、そしてHey Siriサポートでもバッテリー持続時間を維持するような対応を、ぜひ進めてほしい、と思っています。
これとは別の問題として、やはり「買い替えなければならない」という仕様は、昨今のAppleの環境や資源問題へのセンシティブな取り組みから反することです。ちょっと小さすぎて、電池部分のモジュール化などは難しいのではないか、と思いますが、何らかの解決にチャレンジしてほしいですね。
