Touch ID vs Apple Watch
MacBook Pro Review: 複数の認証方式があるのは良いが
MacBook Pro 13インチ、15インチのTouch Bar・Touch ID搭載モデルは、内部的には「Four Thunderbolt 3 ports」という呼び方をしていて、キーボード部分がモデル分けのフォームファクターではないようです。
そのTouch Barモデルには、iPhoneでおなじみの指紋認証が仕込んであるボタン、Touch IDが搭載されました。形状は丸ではなく、Touch Barの幅と同じサイズのボタンで、触れるだけでなく押し込むこともできます。電源ボタンを兼ねている、というわけです。
このボタン、スリープから復帰するときに触れる事でパスワード入力を回避することができるのですが、私の場合、スリープ復帰時のパスワード代わりに使ったことはありません。なぜなら、Touch IDを推す前に、Apple Watchによる認証でパスワード入力が省略されるからです。
iPhoneやiPadを枕元で使うことはあっても、MacBook Proを枕元で使うことはあまりありません。よっぽど原稿に切羽詰まっているか、腰を伸ばしたいときに、頭を枕に伏せて指だけ動かす、見たいなことはたまにあります。まあ、そうならないよう、昼間頑張っているわけですが。
つまり、Macを使うシチュエーションでは常にApple Watchを装着していて、MacBook Proのふたを開けるだけですぐ使える状態になってしまうわけです。
もちろんApple Watchを装着しないでMacを使う人もたくさんいるし、Apple Payにも対応するため、「無意味」とは言いませんが。
Mac上で認証することが増えていくかも
Touch IDがログインや決済のためだけに使われるなんて、誰が決めた?といわれそうですが、その通りです。実際、iPhoneでも、アプリのパスコードロックをTouch IDで解除したりしてますし。
Macでは以外と、アプリのインストールやシステム上の許可を与えるタイミングでパスワード入力が求められます。これが一つずつ指紋で済むようになるというのは魅力的です。
また、Macがビジネスの現場で使われる際、iCloudアカウントと指紋を決済に使うアイディアも実現できるかもしれません。