レイヤーに関する知識まとめ(シンプルさ優先)

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TeamGeekHash
Published in
3 min readFeb 11, 2019

ブロックチェーンの技術的な話に限らず、ブロックチェーンの一般的な話題に関しても、「レイヤー別に分けて話をしている状況(セカンドレイヤーなど)」というものは少なくないと思います。

そういう状況においては、両者の脳内で同じ前提条件を描きながらコミュニケーションを図ることは非常に重要です。また、日々増加する雑多な情報を綺麗に脳内整理するためにも「型」を持っておくことは非常に有用です。

そういうわけで、簡単にまとめてみました。

上位階層になるにつれて、手前の階層を参照し抽象化されるという構造です。(しかし、階層ごとに分類するにあたって、layerに関しての具体的な切り分け方は日本国内でもまちまちであり英語圏の情報でも異なっていました。抽象的にはほぼ同じですが。これは問題だと思いました。)

レイヤーは0〜4まで存在しますが、ざっくりと下から「プロトコル層」「スケーリング層」「アプリケーション層」という認識で正しいと思います。

レイヤー0

プロトコル層。P2Pプロトコルを用いてノード間の通信を行う技術。

レイヤー1

プロトコル層。具体的には、PoWなどのコンセンサスアルゴリズム、発行枚数、ブロックサイズなどが定義される層。ブロックチェーンを運用するためのインフラとなる。

レイヤー2

スケーリング層。ブロックチェーンのトリレンマの話において取り上げられたスケーラビリティ問題の解決は、この層における問題です。レイヤー1を前提とし、処理能力の向上など利便性を追求した技術レイヤーです。

レイヤー3

アプリケーション層。uPortや0xなどがこれにあたり、様々なサービスを生む基盤となるアプリケーション。プラットフォームとしての役割を果たします。

レイヤー4

アプリケーション層。エンドユーザーに一般利用されるサービスとしてのDAppです。MCHやCryptoKittiesなどがこれに当たります。

まとめ

ブロックチェーンの階層区分における一般的かつ具体的な答えが無い状況なのでまとめるのも難しいが、会話で頻出するのはレイヤー2が圧倒的に多いと思うので、そこの認識を間違わないことが大切だと思う。

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