Stable coinについて

Immm
TeamGeekHash
Published in
3 min readFeb 16, 2019

現在、仮想通貨において、ボラティリティの大きさが普及のための大きな課題としてあげられるとともに、その課題に対する回答の一つとしてstable coinが注目を集めています。

今回、stablecoinについて、価値が他の資産によって担保されているため価格変動を抑えられるといった程度の知識はすでに持っていたのですが、どのようにして値段を維持しているのかについて気になり、stablecoin全般について調べてみました。

Stable coin とは

Stable coinは比較的価格が安定している仮想通貨を指しており、一般的には次の3つに分類されます。
1,法定通貨によって価値を担保しているもの
一般的にStable coinと聞いたときに呼ばれるのがこのタイプだと思います。
このタイプはドル、円といった法定通貨によって価値が担保されており、そのため非常に価格が安定していて、かつ馴染みの深い通貨に裏付けられているため、価値がわかりやすく扱いやすいのが利点です。一方で価値を担保する発行主体に対する信用が不可欠であり、中央集権的であるという欠点を抱えています。

2,他の仮想通貨によって価値を担保しているもの
このタイプは他の仮想通貨(EthereumやBitcoin)によって価値が担保されているものです。
これだけではボラティリティの大きさを解決できていないように思われますが、担保にする仮想通貨を過剰に用意することで価格の変動に対する耐性を持たせています。
1のタイプよりも分散的である一方で仮想通貨自体が持つ大きなボラティリティに対して完全に耐性を持っているわけではないのが欠点です。

3,他の資産によって価値を担保していないもの
1,2のタイプとは異なり、トークンの設計によってトークンの価値を維持するものです。
スマートコントラクトによって中央銀行のような仕組みを作り出すものであり、分散的ですが、未だ発展途上であり、実現するのか不確定です。

価値を担保する方法(1)

1のタイプではトークンの発行に対して価値を保証するだけの資産を中央の保管期間に預けるという方法をとっています。しかし、USDT(Tether)の例に見られるように資産の確証が得られないと価値を保つことができません。

今回のまとめ

今回は1のタイプの価値担保の方法について言及しましたが、次回以降では2,3の方法についてまとめていく予定です。
1のようなタイプの仮想通貨は現在、仮想通貨の普及に大きな役割を持っていますが、将来的にはブロックチェーン内でトークンの価値を安定させることができる3のタイプのトークンが発展することが予想できるでしょう。

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