伝わる文章が書きたいなら「カンカラコモデケア」を避けては通れない

先日、「そのコピーに愛はあるか!?元東スポWeb編集長が教える、元祖バズるライティング術。」というセミナーに参加してきました。
そこで講師の柴田惣一さんに教えていただいたのが、
「カンカラコモデケア」
です。
こちらは、毎日新聞の記者であった故山崎宗次さんの文書作法の極意で、大事ポイントの頭文字からなる造語です。
分解すると、
1.カン:「感動」感動したことを書くこと
2.カラ:「カラフル」色を入れることで鮮やかに
3.コ:「今日性」旬な話題を取り上げる
4.モ:「物語性」ストーリーをもたせる
5.デ:「データ」データや資料による裏付けで説得力を出す
6.ケ:「決意」書き手の強い思いをにじませる
7.ア:「明るさ」暗いものではなく明るくプラス思考な文章に
とのことでした。ひとつずつ細かく解説していきますね。
カン:感動したことを書く
そもそも自分が感動していないこと、気持ちが動いていないことを書くのはやめましょうってことです。感動したから誰かに伝えたくなるわけですから、そこで無理して書いても嘘くさくなりますし、そもそも面白くなるはずがありませんよね。
興味の無い映画や本、使ったことのない商品のことを良く書けと言われても、他の記事からツギハギでしか書けないですし、オリジンリティなんて出るはずもないです。
自分がしっかり感動したことだけを書くこと。当たり前のことなんですけど、仕事となるとついつい忘れてしまうことですね。
逆に言えば、感動ポイントを探そうってことなのかもしれません。感動できるところ、共感を得られそうな部分はとこなのかを掘り下げてみると、意外と見つかるかもしれません。
カラ:色を入れることで鮮やかに
色を表現することで、文章は鮮やかになるってことです。
例えば、黒色ひとつにしても、
・黒いベールに包まれた
・にくいほどに真っ黒
・漆黒の…
など色んな表現ができるわけです。
単に「新しいiPhoneには黒色もあります。」なんて書いてもちっとも鮮やかじゃないですよね。
「iPhoneに新色登場。黒光りするその姿に誰もがうっとり…」
とか、
「iPhoneに新しい色…だと…? ツヤッツヤに黒光りしてやがるぜっ!!」
みたいな書き方の方が面白くなったり、時には深みが出るわけです。
コ:今日的な新しいことを取り上げる
上記でiPhoneの新色登場とか書きましたけど、新しいことを取り上げると反応が良くなります。例えば話題の映画の記事だと、その映画を見た人も多いので当然反応は良くなりますし、コメントも付きやすくなります。
逆に古すぎる映画だと、見たことないどころか、その映画すら知らない人も多いわけで、反応は当然悪くなります。
モ:物語性、ストーリーをもたせる
淡々と事実だけを書くことが必要な場合もありますが、それだと読み飛ばされてしまうことにつながります。
淡々と「このスープの味を出すのには本当に苦労され、完成まで3年半かかったそうです。」と書いたところで、ふ〜ん…くらいしか反応されません。
そこで物語性をもたせます。
「店主は思い描く味を出せないことに苛立ち、煮えたぎるスープが入った鍋を何度もひっくり返しては仕込みを続けたそうです。その結果、3年半かかってやっと理想の味を出せたと語ってくれました。」
とか、この程度の表現をするだけでも伝わりやすくなると思いませんか?
デ:データや資料による裏付けで説得力を出す
「めっちゃ久しぶりに広島が優勝しました!」なんて書かずに、ちゃんと具体的な数字を調べて「25年ぶりにリーグ優勝しました!」とすることです。
また、自分ではちゃんと調べて書いたことでも「どこ調べ?」と聞かれる前にちゃんと提示し、引用した場合は出典を明記するなど、根拠を入れておかないと信憑性がなく、胡散臭さが残るので注意です。
ケ:決意、書き手の思いをにじませる
なぜその記事を書くのか、自分はどうしたいのか、読んでどう思って欲しいのか、どう行動してほしいのかを文章ににじませること。
ここで重要なのが、宣言ではなく、にじませるってことです。
宣言してしまうと、「私はこう思いました!」という日記的な文章になりがちなので注意です。
ア:明るくプラス思考な文章に
上記を含めて、さいごは明るく仕上げる。明るい未来が見えない記事を読むのは誰だって嫌なはず。
いくら上記の要素が入っていたとしても、暗くてジメジメして、なんか気持ちが落ち込んでしまう文章では読んでもらえないので、プラス思考で明るく仕上げましょう。
さいごに
セミナーで聞いたことに私の経験をプラスしてご紹介しました。起承転結とか5W1Hとか、文章の構成にはいろんな型がありますが、今回ご紹介した「カンカラコモデケア」を全部でなくてもできるだけ多く取り入れることで、良い文章になるのではと思います。
Web制作、コンテンツマーケティングを担当している方の参考になれば幸いです。
それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。