次なるインドのユニコーンInMobi 飛躍の秘訣は?

InMobiの共同創業者兼CEOのNaveen Tiwari氏。写真提供:InMobi

インドの競争が激化するスタートアップフィールドに目を奪われた人々は、今やインドのユニコーンの悪いニュースを聞くのに慣れてきたことだろう。その背景により、先日のInMobi社の収益の公表をより魅力的なものになった。エコシステムにはこのような希望が必要だった。

AdtechユニコーンであるInMobi社の発表した要点は以下の通り:

  • obi社は、EBITDA(利息、税金、減価償却費控除前の利益)が2016年12月期に黒字となった。
  • また、2016年の第4四半期には、税金や利息を含む純利益も計上した。
  • 成長の原動力は、InMobi社のビデオ広告プラットフォームとリマーケティング製品である。
  • インドのビデオ広告消費は昨年3倍となった。 InMobiは、2017年前半には、2016年の約25–30%程増加すると予測している。
  • InMobiは正確な収益数値は共有していない。

「我々は、非中核分野を捨て、良い方向に向かっている既存の分野に焦点を当てるために選択と集中をしました」と述べたInMobiのCEO兼共同創業者であるNaveen Tewari氏は決断の詳細については明かさなかった。InMobi社は、世界15億台以上のユニークな携帯機器に提供するモバイル広告会社だ。

InMobi社は、2番目に黒字化したインドのユニコーン企業だ。データ分析のスタートアップMu Sigma社が初であった。同社は2015〜16年の124.5億円の収益に対し、純利益71.25億円と、22%増加したことを報告した。

Flipkart、Snapdeal、Ola、Paytm、Mu Sigma、Quikr、Hike、ShopClues、Zomato、InMobiの10のユニコーンのうち、Mu Sigma社は長年にわたり安定した利益を計上してきた唯一の企業だ。なのでInMobi社が黒字クラブに加わることは朗報だ。

写真提供:Pixabay

InMobiの収益化への道

InMobi社は、中国へ参入することで恩恵を受けた。

InMobi社は2011年に中国で事業を開始した。InMobi Greater Chinaの副社長兼ゼネラルマネージャーであるJessie Yang氏率いる60人ものローカルモバイル広告専門家を北京と上海に派遣し、強力なローカル・パートナーシップを構築した。例えば、中国最大手のモバイル・ビッグデータ会社TalkingDataとの提携により、InMobi社は中国におけるモバイル広告のターゲティングを改善し、広告のクライアントのROI(投資収益率)を向上させた。InMobi社とApus社のパートナーシップにより、Apus社のアプリケーション・ポートフォリオ全体で2億人のユーザーに追加してアクセスできるようになった。

過去3年間で、中国におけるInMobi社の収益は15倍に増加した。そして、過去2年間で、InMobi社は中国市場への投資も倍に増やした。「中国はInMobi社の総収入の約28%を占める第2位の収益市場となっています。」とInMobi社は先日述べた。成長を加速し市場シェアを獲得するために、中国に最大15億円を投資する予定だ。

代わりに、InMobi社は中国企業がインドに参入する支援をしている。「InMobi社は、この市場で勝つ手助けをしてくれる最高のパートナーであると信じています」とApus GroupのCEO兼創業者のLi Tao氏は言う。

See: A dragon rides an elephant to capture the Indian mobile market

InMobi社の最大の市場は依然として米国で、同社の全体的収益の30%を占めている。インドネシアでは、InMobi社はスマートフォンユーザーの90%を含む約7,000万人のユーザーを獲得しているという。 InMobi社は、2016年の主な販売シーズンに、この地域のモバイルコマース社向けに5万件以上の取引を行ったと発表した。

InMobi社は、ソフトバンクが2011年に200億円を投資したインドで初めての大型スタートアップである。InMobi社の堅実な収益は、900億円を売り上げる多少問題のあるインドのeコマースサイト、Snapdealへの販売を目指している日本の投資家を勇気づけることだろう。

為替レート:US$1 = 100円で換算。

編集者:Malavika Velayanikal

【原文】

訳者:Sawako Ono