2017年タイで人気な5つのスタートアップ

Tech in Asia JP
Aug 8, 2017 · 7 min read
写真提供:Pixabay

タイについて話すと、大体の人が金色に塗られたバンコクの粗野な三輪タクシーと白い砂浜の広大さをイメージする。

MicrosoftのCEO Satya Nadella氏が初めてマイクロコンピュータを手に入れた場所でもある。

タイはテクノロジーに力を入れている。昨年、タイのベンチャーキャピタル協会は570億円規模のベンチャーファンドをはじめた。タイの国家イノベーション・エージェンシー(NIA)によると、今年、タイのCVCキャピタルパートナーズは、スタートアップ投資ファンドを追加で250億円準備する予定だ。

さらに、Tech in Asiaのデータによると、タイのスタートアップエコシステムにおける投資額の平均は、2012年の6,000万円から2016年の1.1億円に増加した。

2016年のタイの主要業種における資金調達活動。イメージ提供:Tech in Asia。

今年も更なる増加が見込まれそうだ。科学技術省は、 Startup Thailand 2017 Scale up Asiaを立ち上げた。 7月のイベントは、東南アジアの中心にあるスタートアップのための主な国際的プラットフォームとなることを目指しており、海外からの出展者ゲストも参加できる。

スタートアップ企業のための国際的なプラットフォームとしてのタイの立場は、起業家や投資家にとっても朗報だ。エキサイティングなビジネスと投資の機会を提示している技術分野を紹介する:

タイは次のアジアの電子決済のハブ

Fintechでは、2016年に27億円を超える多くの決済が行われた。オンライン決済のAPI Omise、電子決済システムのRabbit、e-walletのDeepPocketなどで電子決済が行われた。

Fintechは、中産階級の増加により、東南アジアにおける電子商取引の成長の波に乗ることが予想される。また、バンコクに拠点を置くe-コマースやモバイル決済の増加など、急成長する物流ビジネスを補う役割もする。

政府の支援は強く、レギュラトリー・サンドボックス(規制の砂場)や、PromptPayのような複数の国家間でe-支払いのイニシアチブを作った。

企業の爆発的な成長を持続させるために、国家スタートアップ委員会は、企業法や奨励金を通して、教育、インキュベータープログラム等、総合的支援に取り組んでいる。

例えば、タイの投資委員会(BOI)は、投資活動の1つとしてデジタルサービスを追加した。フィンテックのようなスタートアップは、所得税の免除の最大5年間受けることができる。NIAによると、ベンチャーキャピタル企業は10年間、コワーキング・スペースは8年間免除される。

タイは活気に満ちた独自の食文化を持つ。写真提供:Pexels

フードテックは、この地域で益々増加する見込み

sriracha(辛いソース)の国際的な流行と、タイの料理が世界中で人気があるという事実からすると、フードテックが注目するのに驚くほど長い時間がかかった。

EatigoのCEO兼共同創業者のMichael Cluzel氏は、同地域の賃金の上昇により、東南アジアでより多くの人々が外食すると考えている。タイの平均賃金は、2016年末に40,864円(14百万THB)と過去最高記録を達成した。

世界のハラル製品とサービスのトップ5輸出国の1つになるというタイの5カ年計画(2016–2020年)は、フードテック業界の起業家の1つのイニシアチブだ。

世界のハラル産業は、2030年には1,000兆円の価値になると予想されている。世界のイスラム教徒の多くは南アジアやアジア太平洋で、 62.1%を占めている。彼らはタイの隣人だ。

旅行者はタイに足を運んでいる。この流れは止まらない。

タイの観光業は堅調だ。本来はサービス提供可能人数が4,500万人であるバンコクのスワンナプーム空港は、2015年に5,000万人以上の観光客を迎えた。タイ地元の文化、歴史的に興味深い場所、様々な地形に寄る多様なアウトドアアクティビティなど、タイの多様な旅行が提供されたことは驚くべきことではない。ここは、トラベル技術の試験的導入やスケールするのに最適だ。

トラベル・テック会社が​​店を出すには絶好な時期だ。多くの旅行者は、本物の地元体験を求め、検索と発見のサービスや地元のガイドの可能性を生み出す。また、2016年の旅行トレンド報告によると、東南アジア周辺の低コスト航空便の増加があり、旅行を促進すると予想されている。

ビーチを訪れて、医者に会う

タイに行くのはパラセーリングのビーチ好きだけではない。同国の医療目的の観光客は2014年から2015年にかけて10%増加し、3,000億円を費やした。

理由は、信頼できる安価な医療だ。

例えば、世界保健機関(WHO)によると、人工透析(腎不全治療)は、シンガポールで1,558万円するのと比べ、タイでは年73万円でできる。

製薬業界や、外国人観光客のための短期ケア、地元の病院における医療基準の管理の機会もある。

例えば、タイのスタートアップ企業PillPocketは、高血圧、高脂血症、糖尿病などの健康症状のある人々のために、薬剤師からカスタマイズされたヘルスケアを提供している。

写真提供:Pixabay.

農業に未開拓の機会がある

アジア人には米が必要だ。

なので、知識ベースの経済への移行にもかかわらず、農業は輸出依存型のタイにとって依然として非常に有利だ。東南アジア最大の米輸出国であり、2016年には4,400億円 となった。肉と海産物の輸出産業は5,900億円だった。

タイ人だけではない。東南アジアには約1億人の小規模農民がいる。彼らのほとんどは高齢化しており、気象条件や世界的な価格に恵まれている。

アグテック(Agtech)は、東南アジアが持続的かつ包括的な成長を達成できるよう支援することができる。小規模農家は、収穫や天候に関する農場管理ソフトウェア、精密農業、または予測分析を利用することができる。たとえば、タイのAgtechのTech Farmは、農家が土壌を管理し、水質を監視する手助けをしている。

AgTech Investing Report 2016によると、Agバイオテクノロジー、センサーと接続機器、新規農業システム、サプライチェーン・テックもグローバルな成長分野だ。

パリの気候変動対策からトランプは抜けたが、農民や投資家で気候変動を止める貢献ができる。

※2017年7月6日から9日にバンコクで開催されるスタートアップの国際イベント、Startup Thailand 2017 Scale up Asiaの報道の一部より抜粋。

※為替レート:1ドル=100円換算

編集者:Pearl Lee

【原文】

訳者:Sawako Ono

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