Twitter共同創業者のBiz Stone氏が支援したインド大学中退者がMITトップのイノベーターに。
地元企業のためのCraiglistとWhatsAppの要素を組み合わせてあるインドのスタートアップであるLookupにまたデカい助っ人が登場だ。Twitter共同創業者のBiz Stone氏がシリーズAラウンドとしてこの約8ヶ月のスタートアップに投資した。資金調達額は明らかにされていない。
Lookupの創業者であるDeepak Ravindran氏はこのStone氏の協力にとても感激している。「彼の信念や理想は魅力的だ。とても利他的で本物の倫理基準を持った人をメンター、そして顧問として我が社に迎え入れることができ嬉しく思う。」とRavindran氏は言った。
17歳で起業家となった
この若いインド人起業家には面白い歴史がある。彼は17歳でウェブデザインの会社を始めた。そして19歳でエンジニアリング大学を中退し、アクセラレータープログラムに参加するためインド経営大学院大学アーメダバード校に入った。22歳になると、彼はオフライン検索エンジンで1.2億人のユーザーが質問をすれば、すぐに答えが返ってくるという携帯電話がネットにつながっていなくても利用できるサービスのSMSGyanを立ち上げた。23歳にはエンジェル投資家、35歳未満でMITの「トップイノベーター」となり、インドのコーチ市をスタートアップハブの一つとして推進するインキュベータープログラムであるスタートアップビレッジをケララ州で始めた。
数年後、SMSGyanのソースコードをオープン化し、今度は米国市場に向けてアプリを開発した彼は、500 Startupsとエンジェル投資家からシード資金を調達した。以前のアプリのように最初から収益性はなかったものの、後にLookupへとつながる新しい可能性が広がることになった。
Ravindran氏にとってBiz Stone氏のLookupに対する投資は、「イノベーションを世界に広めるチャンスを得たみたいだ。」彼はStone氏のアドバイスである、「競合とは人々が価値あるものだと思う素晴らしい製品を作るためにベストを尽くすことであり、そうすることによって皆が他の人に伝えていく。」を大切にしている。
Lookupにはお店、飲食店、さらには警察署までも載っており、ユーザーと繋げている。CraigslistやJustDialのように電話番号を表示するのとは違い、Lookupはアプリを閉じずにそのままお店へメッセージを送ることができる。アプリ上ではお店なら値段や製品の在庫状況などがわかり、サロンや飲食店なら予約ができる。そしてLookupを利用しているお店や飲食店はすぐに対応することができる。
これまでのところ10,000以上のお店と契約を結んでおり、ユーザーと企業間では300万以上のメッセージが行き渡り、10万以上のビジネスの手がかりをもたらしているとRavindran氏は言う。AndroidとiOSからダウンロードできる。
Lookupはローンチしてから最初の月に約4700万円のシード資金を調達した。投資家はInfosysのKris Gopalakrishnanや日本のDeNAを含む複数である。
先日の資金調達ラウンドでLookupはSMSやWhatAppを含む他のネットワークに統合することを計画している。