PoLトークンの説明とブロックチェーンの使い方

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Published in
Jun 12, 2019

PoLトークンは、PoLの名前の由来である「Proof of Learning」のアルゴリズムを実現するために重要な役割を果たします。

本ブログでは、PoLトークンの説明とPoLにおけるブロックチェーンの使い方について簡単に紹介します。

目次

  1. PoLトークンの説明
  2. PoLにおけるブロックチェーンの使い方

PoLトークンの説明

PoLは、無料で始められる仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーンのオンライン学習サービスです。

「PoLだけ学習すればいい」という状態を目指し、仮想通貨・ブロックチェーンを体系的かつ網羅的に学習できる、充実のカリキュラムを提供しています。

PoLトークンは、PoLのカリキュラムを学習するほど付与されます。この仕組みを「Proof of Learning」と呼び、「学習量による知識の証明」と独自の定義付けをしています。

学習するほどPoLトークンを獲得できるため、PoLトークンの保有量が多い人ほど、学習量が多いと捉えることが可能です。

PoLトークンの獲得は、PoLの全てのカリキュラムが対象となっており、カリキュラムの難易度やテストの点数、他ユーザーの獲得状況などによって獲得量が変化する仕組みとなっています。

PoLトークンは、使用範囲をPoLプラットフォーム内に限定しています。PoLでは、トークンに2種類の機能性を持たせています。

  • 改ざん不可能な学習プロセスの可視化
  • さらなる学習機会へアクセスするための権利

学習プロセスの可視化

1つ目は、PoLユーザーの学習をトークン化(デジタル化)することにより、プロセスに焦点をあててサービスへ組み込むことです。

学習プロセスがデジタル化されることにより、学歴やテストの点数だけでは評価できなかった行動・スキルを評価することができるようになります。

また、学習をトークン化することにより将来的にはブロックチェーンで管理することが可能です。これにより、第三者による改ざんが極めて困難な状態で個人の学習行動を評価できるようになります。学位の詐称や研究データ不正の国際的な問題の解決策としても、大きく期待することができるでしょう。

この学習プロセスの可視化するのが、PoL Verify Token(PVT)です。

PVTは学習プロセスを可視化するためのトークンであり、今後NFT(Non-Fungible Token)に転換してブロックチェーン(Ethereum)で管理していくことを検討しています。

このPVTが減少することはありません。学習によって増え続けていきます。

さらなる学習機会の創出

2つ目は、学習によってさらなる学習機会を得ることができる仕組みです。 PoLの無料カリキュラムを学習することで獲得したPoLトークンは、有料カリキュラムで使用することができます。

これにより、まだ何もない個人が学習を起点として様々な成長の機会にアクセスできる仕組みを作っていきます。このさらなる学習機会の創出を実現するのが、PoL Payment Token(PPT)です。 PPTは、学習によってPVTと同量が増えていきます。

PVTと違い、決済に使用するトークンであるため使用した分は減少します。

学習によってPVTとPPTは同量付与され、PPTのみ使用分に応じて減少します

今後、PoLトークンの獲得チャネルや使用用途などは順次拡充していきます。

PoLにおけるブロックチェーンの使い方

PoLでは、「個人の成長をサポートし、誰もが自由に生きていける世界を作る。」というミッションを掲げ、「好きな事を、好きな時に、好きな場所で、好きな人と、好きなやり方で。」というビジョンを実現するため、日々サービス運営に取り組んでいます。

このミッションは、頑張った人が頑張った分だけ正しく評価される・報われる社会を作りたいという想いが基になっています。そのためには、「個人がそれぞれ何を頑張ったか」というデータを改ざん不可能な状態で自ら管理できる仕組みが必要です。

我々は、特に学習行動を重要視し、個人の学習データを個人が管理できる世界を作りたいと考えています。そして、この世界を作るにはブロックチェーンが欠かせません。

具体的には、個人の学習履歴をブロックチェーンに記録する仕組みが考えられるでしょう。ブロックチェーンに記録されたデータは、第三者による管理を受けず改ざんされる心配がないため、完全に自身で管理することが可能です。

海外では、学習行動を証明する修了証や卒業証明書をブロックチェーンで発行・管理するサービスが出てきています。しかしながら、修了証や卒業証明書の元になる学習データに誤りや改ざんがあった場合に、ブロックチェーンが意味をなさなくなってしまいます。

これを「オラクル問題」と呼んでおり、ブロックチェーンの抱える大きな課題の1つとして解決策が開発されてきました(オラクル社とは無関係)。ブロックチェーンは記録されたデータを保護することには長けていますが、そもそも記録されるデータに誤りがあった場合には何の効力も発揮しません。

PoLでは、このオラクル問題に対応するために、ユーザーの学習行動に対してトークンを発行することにしました。発行したトークンがブロックチェーンに記録されることで、ユーザーの学習行動が第三者を挟まず自動的にブロックチェーンに記録されることになります(現在はブロックチェーンを使用していません)。

将来的には、PoL以外にも様々な学習データをブロックチェーンに記録していきたいと考えています。なお、教育業界におけるブロックチェーン活用の取り組みについては、弊社代表の田上が寄稿したこちらの記事もぜひご覧ください。

学習データ管理ブロックチェーンプラットフォーム構想

各種リンク

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