音と自然と人が交わるTEDxSaikai2018でウイスキー

Kosuke Hayama
Jul 10, 2018 · 10 min read

前前前日から降り続く雨で大雨警報や交通機関の運休、高速道路の通行止めが頻発し、開催が危ぶまれたTEDxSaikai2018

僕は佐世保に母方の実家があるので墓参りに寄るため車で行こうとしていた。

しかし西日本、山陽道は特にひどいようなので車で行くことを前前日に諦め、伊丹から飛行機で行くことにした。

前日、長崎空港に着いたら雨がやんでいた。

レンタカーで1時間ほどで会場の音浴博物館に着いた。

旗やテントの設営はほぼ終わっており、ゆるやかな時間が流れるなか、オペレーションチームの方々と挨拶を交わした。

目の前の小川にはカエルやイモリ、小魚がいた。

鳥のさえずり、セミのなきごえ、小川のせせらぎ。

音浴博物館の中に入るとレトロなものがたくさん置かれている。無造作に。

明治、大正、昭和の品々。

先代の館長が個人で蒐集したものを中心に16万枚ものレコードを所蔵しているらしい。

しかもレコードは設置されたオーディオ機器で聴ける。

ロッキングチェアに座りながら。

僕が3歳の頃にはじめて買ったレコード「ドラえもん」も置いてあった。懐かしい。

40年前のタモリさんはお笑いレコードを出していた。

キョンキョンはかわいい。

ジャズももちろん充実している。

チャーリーパーカーをロッキングチェアで揺れながら聴く。最高である。ウイスキーが飲めれば尚良い。

レコードにどっぷり浸って満足し、外に出るとオペレーションチームが受付の予行演習をしていた。

TEDxSaikaiのボランティアには地元の高校生、大学生もたくさん参加していた。

若い頃から良い経験ができて羨ましい。

TEDxSaikaiのオーガナイザーであるIchi金谷さんはもともとTEDxKyotoの立ち上げメンバーだったこともあり、全国各地のTEDxからも応援が駆けつけていた。

TEDxKyoto、TEDxKobe、TEDxAnjo、TEDxKumamoto

ヒゲメガネのおっさん金谷さんはみんなに愛されるキャラである。

本当はものすごい人なのだけど、いつも胸ポケットに歯ブラシを入れてお皿を洗ったり離婚スターになったり、お茶目な面をいつでも出してくれる。

だからこそ、金谷さんを慕って、応援したくて人が集まってくるのだと思う。

僕もその一人になれて嬉しい。

いまこの場に居れて嬉しい。

みんなの願いが叶ったのか、当日は朝から良い天気だった。

パーティ用の炭酸水は小川で冷やしておくことにした。

10:30頃からゆるりと受付が始まる。

僕もパーティシパント(TEDxでの参加者の呼び方。お客さんじゃなく一緒に場を創っていく仲間)に積極的に話しかける。

長崎県内の人もいれば東京から来た人もいる。長崎に縁のある人も長崎が初めての人も。

場所に惹かれ、人に惹かれてやってきた人たち。

パーティシパントは30人、ボランティアスタッフも30人くらい、スピーカーと関係者が15人くらいと小さなTEDxではあるけれど、みんな魅力があって、とびっきりの笑顔が飛び交っていた。

https://www.tedxsaikai.com

スピーカーは9人

西海市の人が2人

長崎県ゆかりの人が4人

グローバルに活躍している日本人が2人

外国人が1人

という金谷さん選りすぐりの人たちである。

テーマはPower of Silence

音浴博物館にふさわしい。

携帯電話が全て圏外になる場所。

音を浴びるように楽しむ場所。

自然と親密になる場所。

場の空気と人の感情・感覚が融和する。

30人が入ってぎっちぎちの小さなホールだけど音はむちゃくちゃいい。

最初のスピーカーの音浴博物館館長代行・高島さんがホールでレコードや蓄音機の音を聴かせてくれた。

デジタルにはないアナログな音、

エジソンが発明した蓄音機で再生される音、

心の奥底に眠るなにかを響かせてくれる音を浴びる。

定置網エバンジェリストのマサさんはTEDxHimiのオーガナイザーでもあり、シリコンバレーのベンチャーで働いたこともあり、とにかく熱いおっちゃんである。

会えばすぐに好きになる。

当日の朝にコーヒーこぼして染みになったTシャツで登壇する。

いつも聞いてる定置網の話がバージョンアップしていた。

北海道で栄養を溜め込んだブリが長崎で産卵するために南下していく途中で能登半島にぶつかり、氷見の定置網にかかる。でも8割は逃げる。

逃げたブリが長崎へたどり着くのだろう。

氷見で取り尽くしたら翌年のブリは食べれない。

長崎の豊かな海を想いながらマサさんの話を聴いた。

エジプト考古学者の河江さんはTEDxKyoto2012にも登壇したことがある。

https://youtu.be/3xs-XWk_oQA

その頃は僕はパーティシパントとして参加していた。

その後、2016年にナショナルジオグラフィック協会からエマージング・エクスプローラーに選出されお祝いのパーティに僕も出席させていただき冒険者にふさわしいウイスキー、グレンモーレンジ・シグネットを振る舞った。

http://scotchhayama.hatenablog.com/entry/2016/06/20/205951

TBS世界ふしぎ発見のオープニングテーマで登場した河江さん。ふしぎ発見のスタッフとのエピソードが印象に残った。

TVというのは視聴者が分かりやすいように内容を作る。時には大げさに盛ることもある。こちらが意図しないことを誤って伝えることもある。考古学者として多様なチームを率いる河江さんはTBSのクルーとも積極的にコミュニケーションをとり、お互いの価値観の違いを認め、すり合わせてきた。

その結果、ピラミッドを1段1段測りながら登るというロケが出来た。

仲間としてコミュニケーションを重ねれば良い結果が得られる。

ちょうど僕が悩んでいるポイントだったので刺さった。

僕がまともに話を聴けたのはこの3人だった。

あとは金谷さんと外にいるスタッフの連絡役をしたり、パーティ用のプラスチックカップを買い忘れてたので麓のスーパーまで往復1時間かけて買い出しに行ったりしてた。

ランチタイム

手書きの看板が味わいある

お弁当とお茶

西海ポークを使ったトルコライス。めちゃ美味かった!

おーいお茶は西海市大瀬戸町の茶葉を使っているらしい。

ノマドコーヒーさんのハンドドリップコーヒーも準備されてた。

スピーカーとパーティシパントが同じテーブルでお弁当を食べている。こんなに親密になれるTEDxは珍しい。場所と人数の効果なのだろう。現世との隔絶感が良いのだろう。

生演奏も始まった。

やがてスピーカーとパーティシパント、オーガナイザーが踊り出す。自由だ!

午後のセッションが始まる。

僕は聴けなかったけどアリの話は人気だったっぽい。

TEDxKyoyo2015の登壇者。

http://www.tedxkyoto.com/events/tedxkyoto-2015/the-nuclear-family-facing-both-sides-of-the-atomic-bombs-ari-beser-tedxkyoto

パーティの時に高校生たちが熱心に話を聴いていて良い光景だなぁと思った。

パーティの飲み物(アルコール)はTEDxKyotoチームで担当。

日本酒とゆず酒、梅酒、ウイスキーとノンアルコールカクテル

僕はウイスキーのハイボールと、千鳥酢とメープルシロップのノンアルコールカクテルを担当。

久々に最高のラフロイグハイボールを作れたと思う。河江さんにもお褒めの言葉をいただいた。

あと、高校生スタッフにノンアルコールカクテル作りまくった。京都のお酢だよー。美味しい?

炭酸水は梅酒とかの割り材にも使い、15本買ってたのがほぼなくなった。

氷は6袋買って4袋を使い切った。

今後の参考にしよう。

15時から始まったパーティは盛況のうちに16:30頃に終わり、パーティシパントをお見送りした後にスタッフの集合写真を撮った。

地方で若者が活躍している姿を目にするのは良いよねー。

おじさんも頑張ろう!


Originally published at scotchhayama.hatenablog.com on January 18, 1970.

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