ウィー、アー、Medium Japan!!
なんとまさかの(なのか? 予想通り、と言うべきか)Medium Japanの休止。不安にならなかったと言えば、完全にウソになるが、でも、少し考えたら、この状況のほうが、おもしろいかもしれない。そう思えるようになってきた。
経営には思い切りのよい判断が必要。3分の1のレイオフに、各国からの急撤退。「様子を見る」「もう少し頑張ってみる」といった生ぬるい判断してたら泥沼だが、引くべきところは引くが兵。Mediumは兵法を心得ておるのだよ。
それに、ま、正直なところ、皆さん、mediumに流行ってほしくなかったでしょ?
「Mediumが流行る」ってことは「Twitterみたいになる」ってことだ。悪貨の混入は良貨を駆逐する。良貨、つまり我々「いいものがなんだか知っていて、いち早く、熱心に飛びついたのだが、ちっとも誰もバンドワゴンに飛び乗ってくれない」者どものことだ。
外部の者どもに記事を見せたけりゃ、リンクを貼れば済むこと。実際、Twitterにリンク貼ったら、何千何百ものビューを得られたこともあった。これらの記事、外部のTwitterでは、品位のない、汚らしいリアクションもあったが、medium内の反応は本当に静かなものだった。
いいんでないの? 「優良」かつ少数のmediumユーザーがたまる「内部」と、ミソクソ一緒のウィルダネス、無理が通れば辻斬りがはびこる「外部」とに分かれてるってのは。静かにしたければmedium内だけに投下。外部にさらす記事書くにしても、インターフェースとしてmediumは優秀だ。
Medium Japanも要らない
medium Japanの翻訳記事。すごくよかったんだけどなー。でも、まあ、その機能も、よく考えたら、要らないか。
mediumやるようなエリートが、英語記事の1つや2つ、読めなくてどうする。訳せないでどうする。それくらい、情報ガンガンとってこれなくてどうする。
medium Japanの代わりくらい、ぼくらでやったらどうだろう。medium Japanがそうだったってわけじゃないけど、得てして「公式」はウザくなりがちなもの。代わりに、おもしろい英語の記事を紹介してきて、アブストラクトを書いてくれるキュレーターがたくさん出てきて、その分を埋めてくれるんじゃないか。埋められないくらいだったら、結局、その程度の人しか揃ってない、つまりあんましおもろいコンテンツは実はなかった、ってことなんじゃないか。
こんなこと書いてるけど、ぼくは既にmediumでパブリケーション5つも作ってる、根っからのサポーターだ。ワードプレスで作ったブログなんぞ、めんどくさくて3日と続いた試しがないが、mediumでの投稿はなんだかんだで続いてる。素晴らしいことだ。
問題はそのmediumが、続いてくかどうかわかんない、ってことだ。「わかんない」っていうか、これ、多分、続かんわ。
ぼくは以前、mediumは「人類がその滅亡の日まで書き続ける、決して完成しない一冊の本になる」なんて書いたのだが、人類滅亡の前に、medium滅亡しかねない。
ま、でも、終わりがあるのはそれはそれで楽しいし、何にだって終わりはあるし、終わるまではとにかく楽しくやりたいと思ってるし、medium japanがなくなっても、ぼくらがその代わりを勝手に務めていきたいなと思う。とりあえず、いい英記事あったら、要約、紹介してみようかな。