ブログ投稿は30%の出来でアップすべき

ドラフトと決定稿に境界はない

森哲平
テッペイの森
Published in
2 min readSep 24, 2016

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足湯につかりながら記事投稿してます。それくらい気軽に、リラックスしてる。

それくらいでもいいのではないかと思い始めました。medium等を見ていると、どんどん肩の力が抜けていきます。出来は30%でもアップしちゃえ、って思います。その理由。2つ。

1つ目。文章をよくするにはリライトが一番だから。思うままに書いてから、あとで調子がいいとき、体力があるとき、脳がニュートラルなときに書き直すほうが効率的に投稿できますし、洗練度も高いと思います。

2つ目の理由。それはmediumなどの登場もその一員ですが、「公開」と「ドラフト」の境界がどんどんどんどん曖昧になってきています。

まず、電子書籍とネット、ネットと本の境界が極めて曖昧になっている。「あるものをネット、あるものを本と呼ぶのは、単に歴史的な理由に過ぎない」という人すらいます。

で、そのネットの「書き方」ですが、「書いてから読んでもらう」、つまり「書く」と「読む」が完全に分離していたのが、「最初から読んでもらって、その反応を生かして書く」、「読んでもらう」と「書く」がほぼ同じタイミングになってる。

mediumのレスポンス機能なんて、まさにそういう意味だと考えるべきですよね。

mediumのレスポンス機能を、従来の発想だと「完成したブログに読者からコメントが入った」って捉えがちです。けれども、これ、「未完成の原稿を編集者=最初の読者に見せてアカを入れてもらってる」ととってもいいわけで。

編集者からすると、いつまでたっても初稿が上がってこない人よりも、すっごくクオリティ低い初稿がすぐにあがってくるんだけど(笑)、アカ入れてくとどんどんよくなる人のほうがおもしろいし、魅力的ですもんね。

mediumの登場で「一億総ライター社会」になるぞ、って捉え方もいいんですけど、むしろ「一億総エディター社会」かも。mediumのレスポンスで、みんながみんなにどんどんアカ入れしてく、ってのはどうでしょう? ご意見お聞かせください。

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森哲平
テッペイの森

1979年兵庫県生まれ。2011年より徳島に移住。2015年から徳島市沖浜町にて私設の図書館や子ども向けプログラミング教室を運営している。