ブログ投稿は30%の出来でアップすべき
それくらいでもいいのではないかと思い始めました。medium等を見ていると、どんどん肩の力が抜けていきます。出来は30%でもアップしちゃえ、って思います。その理由。2つ。
1つ目。文章をよくするにはリライトが一番だから。思うままに書いてから、あとで調子がいいとき、体力があるとき、脳がニュートラルなときに書き直すほうが効率的に投稿できますし、洗練度も高いと思います。
2つ目の理由。それはmediumなどの登場もその一員ですが、「公開」と「ドラフト」の境界がどんどんどんどん曖昧になってきています。
まず、電子書籍とネット、ネットと本の境界が極めて曖昧になっている。「あるものをネット、あるものを本と呼ぶのは、単に歴史的な理由に過ぎない」という人すらいます。
で、そのネットの「書き方」ですが、「書いてから読んでもらう」、つまり「書く」と「読む」が完全に分離していたのが、「最初から読んでもらって、その反応を生かして書く」、「読んでもらう」と「書く」がほぼ同じタイミングになってる。
mediumのレスポンス機能なんて、まさにそういう意味だと考えるべきですよね。
mediumのレスポンス機能を、従来の発想だと「完成したブログに読者からコメントが入った」って捉えがちです。けれども、これ、「未完成の原稿を編集者=最初の読者に見せてアカを入れてもらってる」ととってもいいわけで。
編集者からすると、いつまでたっても初稿が上がってこない人よりも、すっごくクオリティ低い初稿がすぐにあがってくるんだけど(笑)、アカ入れてくとどんどんよくなる人のほうがおもしろいし、魅力的ですもんね。
mediumの登場で「一億総ライター社会」になるぞ、って捉え方もいいんですけど、むしろ「一億総エディター社会」かも。mediumのレスポンスで、みんながみんなにどんどんアカ入れしてく、ってのはどうでしょう? ご意見お聞かせください。