Mediumで書いた記事が、おもしろい伝播をしてる

ついさっき、Twitterで起こった話

森哲平
テッペイの森
5 min readFeb 23, 2017

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あんまりMediumでMediumネタ書くの、キモいし、もう禁じ手にしようかなーとも思ってたんだけど、でも、ヒントになると思ったので、さっきTwitterで起きたことを、Mediumに書いておくね。

以前、こんな記事を書いたんだけど、Mediumだけで公開していて、他のSNSで特に紹介はしていなかった。

でも、これをどなたかがTwitterでコメント付きで紹介してくれて。で、そこからだと思うんだけど、坂口ナオさんという方がこの記事をお読みになり、以下のようにTwitterで紹介してくれました。

このキャプションと、画像での拾い方、拾われてる箇所がいいですよね。さすが編集者という感じです。編集のお知り合いも多いのでしょう。こういうキャッチをつけて紹介してくれてたので、ぼくも自分のTwitterアカウントでこちらのツイートをリツイートしました。......って、話を今、Mediumに書いてます(笑)。

結果として、このほうが、Mediumでやりとりが完結するケースよりも、読まれているし、「届くべきところにメッセージが届いている」感じがしました。

意見交換ツールとしてやっぱりTwitterは優秀

日本では既にTwitterは普及しており、広く使われている。なんだかんだで短文だから、リアクション返すのに時間がかからない。つまり、リアクションしやすい。意見交換や交流には、Twitter、Mediumなんかより、よっぽど優れている。

別にMedium内で活発な意見交流が行われる必要などないのだから、Medium→Twitterのコンボでいいじゃん、との思いをますます強くした。

坂口ナオさんの紹介の仕方もおもしろいと思った。彼女、おそらくMediumのアカウント持ってないんですよ。だから、Mediumのハイライトをシェアする機能を使わずに、「おお、ここ、いいこと書いてるねえ」って箇所をスクショして、その写真をTwitterにはっつけてる。

Mediumの、ダッサい、ハイライトシェア機能より(なんだよ、あのフォント......)、スクショのほうが早いし、受け手へのアクセスが圧倒的にいい、というのもよい気づきだった。

インターフェースとしてMediumはやっぱり優秀

対して、Mediumはやっぱり書き心地がいい。外部リンクの参照や、動画の埋め込み、文字サイズの変更など、本当に使いやすいし、つっかかりがない。先日、久しぶりにWord Pressからブログ記事を投稿しようとしたら「勘弁してくれ」って思った。気張って、凝って書くならブログ、wordPressもよいのかもしらんが、気楽に、肩の力抜いて、ささっと長文、一筆書きするなら、断然Mediumがいいと思うのですよ。

Mediumの話題はTwitterでもウケが悪いですね

こんな時代なので、SNSはマルチで使い、あっちの記事をこっちで、こんな風に紹介したら、話題になった、みたいな。ちょっとしたズラしを入れていけばいいと思うし、Mediumではサラサラっと適当書いて、反応よかった記事や、後日、参照されるべきと思った記事は、ブログとしてリライトして精度を高め、ウェブの世界に融けて消えてかないように「凝固」させてストックしていけばいいんじゃないかなと。

以前、こんな記事を書いたんだけど、結論は出ましたな。Mediumは「ブログの下書き」。最終的な「ストック先」を別で持ってもいいよね。他にストック先がなかったら、Mediumで優良な記事だけリライトする方法もアリ。

ところが、日本のユーザー、見てると文章、硬いのよな。個人的にその「味」は好きなんだけど、もっと勢いで雑に書いて、パッと見せたらどうよ?って思う。

それこそがMediumの真骨頂なのに、って。

多分、他人からガンガンツッコミ入ると思うし、自分でも気に入らないところたくさん出てくると思うけど、そうしたら、どんどん改良、改善していけばいい。そもそもつまらなかった記事、反応悪かった記事なんて、書いたことすら忘れちゃえばいい。

メイクイットベターの哲学、逆に言うと「最初はダメダメでいいじゃん」「雑に書けよ」って思うんですよね。

そのくらいいい加減でいいんじゃないか。

森はますますダラダラ書こうと思いました。姿勢正して、ヒゲ剃って、顔洗って、歯を磨いて、正座しながら、っていうんじゃなくて、「Twitterだと喋り足りなかったので、もっと余計な話もたくさんつっこんで、さらにグダグダにしました」くらいで、Mediumを使っていきます。

でも、昔から言われてるけど、得てしてブログって、本人、しょーもないと思って書いた話のほうが、ナレッジ詰まってたりして反応いいんだよね。

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森哲平
テッペイの森

1979年兵庫県生まれ。2011年より徳島に移住。2015年から徳島市沖浜町にて私設の図書館や子ども向けプログラミング教室を運営している。