Mediumの記事は本当に「優良」か
これがどういうアルゴリズムによって発生してるのかはわからないけれど、確かに自己啓発的な記事や、射幸的な記事が多い気がする。なんていうか、意識高い系?
文体もみんな硬いな(ぼく自身はこの硬さは好きだが)。ウェブになって、口語体の復権、なんて言われるけど、今時、まるで本や雑誌のコラムでも読んでいるような「書き言葉風」が目立つ。ある種のブログ文体を「チャラい」と思う人が集まった、って印象を、mediumに対しては持っているなあ、確かに。
とはいえ、確かに「いい記事」も多い。ぼくの書くストーリーは、って、この「ストーリー」って呼称もなんていうか、ちょっとこっぱずかしいんだよな、えっと、ぼくが書くストーリーは「つぶやき以上ブログ未満」的なスタンスの、汚らしい記事が多いのだけど、ほんとコンテンツとして、これまでなかったなー、という種類のものもmediumにはいくつか見つけていて。medium japanが撤退しようが何しようが、しばらく読み続けたいなーと思っているところ。
最近のお気に入りはこれ。 Junicci Hayakawa / 早川 純一さんのククブク。食欲と同時に好奇心がかきたてられるパブリケーションだ。
①投稿とコメントと分離せずに「コメント」も投稿になりうる
②洗練されたUI
③独自の高尚なフィロソフィーとコンセプト
mediumじゃなくても何でも、今後は①②を主流にしたSNSというか、プラットフォームが主流になるのは間違いないんじゃないか。
mediumのマネタイズのネックになっているのが、③の部分で、ここがmediumの魅力にもなっているのだが、理想を掲げれば掲げるほど、マネタイズと相反していく部分だと思う。