Beamerで明朝
beamer + lualatexja-fontspec + Noto Sans CJK + Noto Serif CJK
setmainjfont
や setsansjfont
は lualatex-fontspec.sty (ArchLinuxなら/usr/share/texmf-dist/tex/lualatex/lualatexja/addons/下)で定義された、日本語用のフォントに指定されたスペックを設定するコマンドです。明朝とゴシックをカバーしウェイト多数でフリーなNotoフォントで字体を統一するなら以下のような使い方になります。( …
では AutoFakeSlantなどを指定すると幸せになれるかも。)
\setmainjfont[…]{Noto Serif CJK JP} % \mcfamilyのための設定
\setsansjfont[…]{Noto Sans CJK JP} % \gtfamilyのための設定
一方、beamerなどでゴシック体のフォントを主フォントとして使う際には、以下のような使い方になります。
\setmainjfont[…]{Noto Sans CJK JP} % \mcfamilyのための設定
\setsansjfont[…]{Noto Sans CJK JP} % \gtfamilyのための設定
この場合、ゴシック体も明朝体も主フォントもNoto Sans CJK JPを指しています。setmainjfontと言われて誤解してしまいましたが、要はminchoと独立した主フォントなんてものはなく、minchoが主フォントのことなのです。つまり、このbeamerのための設定では明朝体を指すファミリーがなくなって明朝体は使うことができません。
もしどうしてもbeamerで明朝体を使いたいなら
\setmainjfont[…]{Noto Sans CJK JP} % \mcfamilyのための設定
\setsansjfont[…]{Noto Serif CJK JP} % \gtfamilyのための設定
とやって逆転させる方法しか思いつきませんでした。
これでいいかな。