【2018/07/29開催】WeiWallet×CryptoAge U25 ブロックチェーンミートアップ in Kyoto まとめ
2018年7月29日(日)、WeiWalletを提供するPopshootと国内のクリプトコミュニティを形成するCryptoAge共催で「ブロックチェーンのこれから。U25がブロックチェーンに懸ける理由。」と題しミートアップが開催されました。
(↑界隈の有名人の方)
当日のアジェンダです。
・ブロックチェーンの世界的動向と日本のこれから(@obi)
・イーサリアムの可能性(@st_dsk)
・なぜU25がブロックチェーンをするべきなのか?(@木村、@増渕、@日置、@渡辺、モデレーター@Obi)
・LT
以下で書き起こしを簡素化したもの、そしてTwitterハッシュタグ #ブロックチェーン関西で呟かれたツイートなどを交えてイベントの様子を振り返ります。
まずは大日方さん
大日方祐介と申します。
大学生の時はバックパッカーをやっていたり、松山太河さんに拾ってもらってEastVenturesで働いていました。僕個人としてはProgateやクラシルを運営するdely、Tech in Asiaを支援させてもらったり、bitflyerやomiseといったクリプト関連企業にも関わらせてもらいました。
EastVenturesを辞めてからはブロックチェーンやクリプトのコミュニティビルディングを行なっています。今年の3月のイーサリアムコミュニティもやりました。本田圭佑さんのファンドから出資を受けています。
CryptoAgeは大学生などの若い人たち中心で一緒に学びあいながら、ブロックチェーン界隈を盛り上げていこうと言ってます。将来的にはこのコミュニティから次の大きい会社が出て来ることを期待しています。ミートアップをやったり、東大や東工大、早稲田慶応のブロックチェーン研究会と勉強会をやっています。最近だと本田圭佑さんとイーサリアムファンデーションの宮口さんとミートアップをやりました。
僕自身はブロックチェーンに特化したベンチャーキャピタルを作っていて、それと並行してコミュニティビルディングをしていけたらいいなと思います。インターネットとブロックチェーン比べるとなんなのか
インターネットはグローバルにテキスト・音声・写真・動画を共有できるというところが革命だったかなと思います。Google、facebook、instagramといったところですね。
そしてブロックチェーンはグローバルな価値のやりとりの革命だと思ってます。
ブロックチェーンは超黎明期で、インターネット黎明期以来の大きいチャンスが来ていると思っています。
今騒がれているブロックチェーンはインターネットでいう94年95年で、まだやれる余地が大きく残されている領域かなと思います。
インターネットより早く進歩する可能性があると思っています。
非英語圏であっても英語できる人は増えていて物理的なコストも下がっています。確実にブロックチェーンの進歩は進んでいます、ブロックチェーンで活躍している人は若い人が多くてVitalik Buterinはみなさんご存知かと思いますが、クリプトのファンドをやっているオラフは28歳。アカデミックなものだとブロックチェーンアットバークレーというものがあって、大学生が中心になって彼らがブロックチェーンに関するコンサルやトークンモデルを作るということをやっています。20代そこそこの若い人たちが活躍しています。ティールフェローシップという奨学金プログラムがあってこれまで選ばれている人はovoとかaugerの創業者とか、あとvitalikもメンバーでした。今年のフェローシップで選ばれた20代のうち4人はブロックチェーン関連です。
世界的に見ても非常に優秀な人たちがブロックチェーンにコミットしていて、僕らももっとできるとCryptoAgeとして思っています。そういった中で宮口アヤさんやomisegoの長谷川さんが日本人であるというのはチャンスかなと思います。
日本がチャンスなのはリーガライズした国で世界から見ても進んでると思われているし、企業としても動いているところが多い。仮想通貨を持っている人の数が多い。東京中をコインチェックやビットフライヤーのトラックが走ってたことからも分かります。
今まで僕が話したことを簡単にまとめるとUnder25もUpper25も #ブロックチェーンしろ ということです。
続いてPopshoot co-founder&CTO 佐藤大輔さん
Popshootという会社でCTOをやっている佐藤大輔です。イーサリアムの会社として頑張っています。
この半年間でやってきたこととインターネットとブロックチェーンの話について
結論から言うとイーサリアムは黎明期です、インターネットを変えたのは23歳と言うことです。これがわかったら今日は帰っても大丈夫です
イーサリアムとの出会いですが、「ブロックチェーン開発の教科書」という名前の本がありまして、2月の初めくらいに読んで面白いなと思いました。
一番初めに社内仮想通貨を作りました。この資料はhi-etherというところでも発表しました。
わかったことは
イーサリアムはモバイルの領域にきていない。ブラウザ上で動くものが多いので。でもみんなモバイルを持っているのでwebからモバイルに来るんじゃないかと思っています。
そして必要なツールも全然足りていない。
会社ではモバイルに特化したweiwallet、イーサリアムのスマートコントラクトをiOSであつかえるcontract swift、infura-go, getho.ioというサービスも友達と一緒に作りました。
インターネットの研究が始まったのが1969年、ワールドワイドウェブ(www)ができたのは1994年くらいです。
インターネットは歴史がすごく長い、その間に培ったものも多い。イーサリアムは歴史が浅い。つまり世の中に存在していないものが多いと思っています。
ブロックチェーンによって世の中に貢献できるチャンスがあります。
new new thingという本があります。
80~90年代のジムクラークという起業家の話なんですが、この本の中に
「インターネットに目をつけたとき、突然はっきり悟った。1985年のパーソナルコンピュータと同じだとね。のろくて扱いにくいテクノロジーだが、みんながそれを使っている。そして、どんどん速くなっていく。これこそ自分の探し求めていたものだということがわかったよ。」という文言があります。
1994年にネットスケープができました。モザイクブラウザはテキストと画像を表示させることのできる初めてのサービスでした。
そこで今こう言えるでしょう。
「Ethereumに目をつけたとき、突然はっきり悟った。1994年のインターネットと同じだとね。のろくて扱いにくいテクノロジーだが、みんながそれを使っている。そして、どんどん速くなっていく。これこそ自分の探し求めていたものだということがわかったよ。」と誰かが言うかもしれませんね。 」
つまりイーサリアムは黎明期です。ブラウザができた時と同じ感じだと思っています。足りないものがたくさんあるので若い人にとってチャンスはたくさんあります。
LT
「ステーブルコインのトリレンマ」by Yu Kimura/LCNEM CEO
「オモチャのクセにオトナなチェーンの作り方」by Leona Hioki
次回開催時期は未定です。近いうちに開催できるよう企画していきます!
Author
ブロックチェーンにコミットする決意を固めた、いま京都で一番やる気のあるクリプト大学生です。テスト期間ですが記事を書いています。負けたくないので。
EthereumTech Lab.ではブロックチェーン、特にイーサリアムに対して強い興味を持った学生または社会人のメンバーを募集しています。
発信はMedium上で行い、本格的な開発状況に関する分析、または開発者それぞれの思想をリサーチし、日本語にて発信するなど様々な方向性の記事を作成しています。
EthereumTech Lab.はイーサリアムのモバイルウォレットを開発している”Wei Wallet Team”(*https://github.com/popshootjapan/WeiWallet-iOS) が中心となり、活動を行っています。オフラインでのイベント/ミートアップ実施の機会も多く開催していく予定です。
ご興味のある方は、こちら
EthereumTech Lab | イーサリアム研究所
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