夏が終わった

Blenheim Palace — Photo by K / iPhone6S

日本が台風で大変そうな今日この頃。ロンドンもすっかり夏が終わり、秋が到来しました。

今年のヨーロッパの気候はちょっと変で、8月になっても全然暖かくならないので今年はもう夏は来ないのかなーと諦めていたのですが、8月中旬から今までの停滞っぷりが嘘のように暖かくなり、30度を越える日がちらほら。暑さは9月の初旬まで続きましたが、最近はすっかり最高気温が20度程度にまで落ち、明るかった夜も19時を過ぎると外も暗くなるようになってしまいました。同時に、太陽さんも引きこもりがちになってしまったようです。

日本という国には諸外国にない美しい四季があるとよく言われますが、この四季の感覚というのはやはり日本独特のもののように感じます。もちろん春夏秋冬という四季の概念はヨーロッパでもありますが、日本のようにそれぞれを象徴する明確なシンボルもないですし、自分の中ではヨーロッパの季節を「明るい季節(=春、夏)」と「暗い季節(=秋、冬)」に二分して考えています。半期ベースに1年が動いていくような、そんな感覚です。

今まさにその「暗い季節」が始まろうとしているわけですが、暗い季節は天気も悪く、すぐに暗くなるので外出に向かず困ったものです。でも、ロンドンの場合そんな「暗い季節」が薄暗くどこか威張った感じのこの街を更に引き立ててくれるから不思議です。トップ写真のような曇り空も、公園に舞い落ちる枯葉も、この街の空気をキリッと引き締めて「明るい季節」とはまた違った趣きを引き出してくれるのです。日本の四季のような華麗さはないですが、ヨーロッパでもこうやってその時期に応じた姿を街が見せてくれるのが面白いです。だから、日本みたいに四季それぞれの分かりやすい楽しみ方があればいいのにとか嘆いてないで、そういった四季という概念にとらわれない1年の中での変化を楽しむことが出来れば、もうちょっと充実した毎日が送れるのかな、とも思ったり。

というわけで、「暗い季節」の入り口に入って意気消沈ムードな今日この頃ですが、今年は「暗い季節」ならではのロンドンの良さを感じながら、1つ1つの表情をシャッターにでもおさめていければなと。

何歳になっても、季節の変化を敏感に感じ取って、それを感覚的に楽しめる人でいたいものです。

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