過去に学ぶ日本企業

Daisuke Minamide(南出 大介)
The Sun Also Rises
Published in
3 min readApr 1, 2017

立て続けにニュースで日本企業のいい流れがあったので、少し紹介したい。ちゃんと過去に学び、新しい形へ進化している日本企業もあるという好例だし、他の企業もこういった良い事例をどんどんを取り入れて欲しいと願う。

一つ目はHonda。

Hondaのシリコンバレーの拠点で、R&Dを行なっている部門を分社化して独立体制で運営すると発表。内容はまだよくわからないけど、杉本さんが絡んでいるはずなので、このブログでも度々触れていた自治と権限の移譲については相当のものを引っ張ってきたと思う。

Hondaもstartupとの連携は、CVCやinnovation programなど様々なアプローチを長年かけてやってきて、やっぱり本社組織ではなく、別のエンティティーとしてやるべきという答えになんたんだろうなと想像する。今後の取り組みが楽しみ。

二つ目はパナソニック。

パナソニックも過去にCVCで失敗してる。前職でCVCを立ち上げる時、パナソニックのCVCで責任者だった方に色々とお話を伺って参考にさせてもらった。今回は、こちらも本田と同様に会社を分けて、投資専門会社を作るようだ。

記事の中には、既存領域以外の分野への投資やキャピタリスト自体を外から雇うとあって、こちらも想像だけどかなり本社とは独立した形で案件を進めていくような内容に取れる。(個人的には外部のキャピタリストをどういったcompensationで雇うのか気になる。やっぱりcarry付きだよね、きっと)。

どちらも長年シリコンバレーで経験を重ねてきた企業であり、解決策が同じになるのは多分偶然ではないと思う。あとはバンバン新規事業作ったり、startupに投資したりした先に、本社がそれらを「買い取る」というところまでできると本当の意味で成功なんだろう。

いずれにしてもどちらの取り組みも楽しみなことには変わりない。

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Daisuke Minamide(南出 大介)
The Sun Also Rises

a Venture Capitalist based in the Bay Area. ex Marketer, BD, and Engineer. Love gadgets and technologies.