暗い中にまだ誕生日の飾りつけが残っている。

きょうはサキの誕生日で、主治医の先生や看護士さんたちがたくさん集まってお祝いをしてくれた。

0:28という表示が蒼く光っている。今朝の手術のせいで、変な時間に起きてしまったようだ。

「…だれ?」

ふとベッドの足元に、黒い影を見つけてサキは驚いた。

「『ゴースト』だよ」

「ゴースト?」

黒い影は静かに頷いた。

「声を出さないで。わたしについて来なさい」

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